南岳、大キレット

小屋泊まり山行

【日　時】	9月28日（水）〜10月1日(土)
【天　候】	曇り、晴れ、吹雪
【参加者】	L村田　北川
	計2名
【コース】	9/28　　深草バス停6：00−車―あかんだな駐車場10：3０−バスー上高地11：20−11：50 　　　　　〜明神12：30〜横尾14：30〜槍沢ロッジ16：00 9/29　　槍沢ロッジ6：50〜大曲り8：00〜天狗原分岐9：00〜天狗池10：15（昼食）11：50 　　　　　〜コル12：40〜南岳14：20〜南岳小屋14：30 9/30　　南岳小屋9：10〜南岳分岐9：40〜天狗池10：30〜天狗原分岐11：00〜大曲り12：00 　　　　　〜槍沢ロッジ13：10〜横尾山荘14：30 10/1　　横尾山荘7：05〜明神9：00〜上高地10：10−バスーあかんだな駐車場10：30 　　　　　−車―神の湯10：50〜12：10−車―京都
【報　告】 天気予報が芳しくないためか参加者は私と北川さんの二人だけの寂しい山行になりました。特に二日目は雨マークがならんでいます。今回の目的はキレットと氷河公園と言われる天狗原ですが、天候が悪ければキレットは行かないことを前持って決めていました。天狗原に行く為に計画を変更して、槍沢から入る事にしました。運営委員の皆さんには変更した計画書をメールで送りました。早朝、北川さんを深草のバス停で乗って貰い一路上高地へ、上高地から横尾までは涸沢に行くのによく行ってますが、横尾から槍沢までは初めてのコースで梓川沿いのゆっくりしたコースです。 29日は晴れています。雲一つない青空で歩行時間約4時間30分のゆとりの有る山行なのでゆっくりと槍沢からの槍の景色を楽しみました。いつも遠くに見ている槍を麓から見えるのは素晴らしいものです。裾野を広げてそそり立っている槍ヶ岳は大きく立派でした。特に天狗池に写っている槍は青空のもと少し色づいた木々をアクセントにして完璧でした。私が携帯で撮った写真でもカレンダーに使ってもらいたいほど綺麗に撮れて自慢して皆に見せ回りました。時間も有る事だし、あまり早く小屋に着いても仕方ないのでここでゆっくりすることにしました。朝から写真を撮るために粘っているアマチュアカメラマンとおしゃべりしたりコーヒーを飲んだりして1時間半ほど休憩しました。いつまで見ていても見飽きる事のない景色です。槍沢から天狗池まではガラ場ですが、傾斜も緩くペンキ印を辿って登れます。天狗池からは傾斜もきつくなりコルからの登りは3000mの山に登っていると実感しました。稜線の手前には長い梯子と鎖もありました。 30日は昨日とは打って変わって暴風雨です。キレットは中止しましたが、小屋を出るのがためらうほどの雨風です。9時ごろまで様子を見ていましたがいつでも引き返すつもりで出発しました。稜線は強い風で対風姿勢ですすみますが霰が頬に当ってとても痛くふんばって歩かないとバランスを崩しそうでした。稜線をはずれると風も緩くなり視界も良くなって助かりました。 後はペンキ印を頼りに、地図を見ましたがさっさと下ります。天狗池が見えたら一安心と思ったら北川さんが違う池みたいといいだしました。ビックリ仰天、天狗池は三つも有ったのです。ガスで槍も見えないので写っているかも分かりませんでしたが槍が写る池は一つだけです。雨の中、もくもくと降りたら横尾山荘には2時半に着きました。外からしか見たことがなかったのですが横尾山荘はとても綺麗な宿で、山小屋と言うより旅館みたいでした。別館にはお風呂もあり、食事も美味しくてまた泊ってみたくなる宿です。 10月1日　今日は帰るだけです。ゆっくりと朝ごはんを食べて横尾山荘を出ました。ゆっくり歩いても10時には上高地に着きます。バスであかんだな駐車場まで行って。そこから駐車場の近くにある神の湯温泉に行きました。他には誰もいず、ゆっくりとここでも1時間半ぐらいお湯に浸かって大満足して京都まで帰りました。
	（記　村田）

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