『三国峠〜三国岳』 高島トレイルI

【日   時】

2011年11月23日(日)

【天   候】

晴れ後雨

【参 加 者】

CL石田(忠),無線石田(千),村田,市岡,会計清水(若),牧野,南,山中,
 <一般>山本(の),佐久間,二宮       計11名

【例会目的】

・中央分水嶺“高島トレイル”の山波縦走を楽しむ。
・“高島トレイル”のゴールの山『三国岳』に登り、トレイル縦走を完結する

【コ ー ス】

〔集合/東本願寺前,7;10〕
京都(7;10)-<マイクロバス/国道367,県道783>-朽木・生杉林道ゲート/560m(9;05-9;15) =<生杉ブナ原生林>=三国峠/680m(10:00)==地蔵峠分岐(10:12)==地蔵峠/680m(11;15-11;20)=〔昼食(12;10-12;25)〕=カベヨシ818/818m(12;50)==岩谷峠/780m(13;50) ==三国岳/959.0m(14;50-15;00)==丹波越分岐/820m(15;45)==朽木/桑原橋/400m(16;45)-<マイクロバス/県道783,国道367>--(18;30着)京都駅前〔解散〕

【報 告】
 右京労山で取組んだシリーズ例会“高島トレイル”も、いよいよ10回目で最終回です。先月の第9回で「三国峠」まで行って、生杉ブナ原生林に降りました。今回は、そこから「三国峠」へ登り返して、「地蔵峠」を経てゴールの「三国岳」まで行きます。“高島トレイル”部が7.2q、これにトレイルへの登り降りを足すと合計12.4qで、“高島トレイル”のマップによると、8時間20分のコースを歩きます。今までよりやや長丁場です。
 参加者は一般の方3名も交え、総勢11名です。天気予報では、9時頃に弱い雨があって、午後からは晴れマークがついています。少し曇り空の中を、マイクロバス“山下号”で、集合場所の東本願寺前を賑やかに出発。通い慣れた道、国道367号を北上し、坊村から間もなくの梅の木で、県道783号に入ります。細い県道をつめて生杉に入ります。「生杉物産所」でトイレを借り、採れたてナメコや手作りコンニャクを予約して、登山口に入ります。天気は晴れてきました。皆さんの顔も明るくなります。
早速に出発準備を整え、石田(千)の指導のもと、ストレッチをしたあと出発です。
最後尾を市岡さんにお願いして、私が先頭で進みます。始めは木の根を掴んだりして登る急登です。前回降るのに苦労したルートを登り返します。ブナやその他の木々も紅葉が始まっていて慰められます。1時間足らずで「三国峠」に到着。峠の名前がついていますが、気持ちの良い“立派なピーク”です。
「三国峠」からは登った道を少し戻って、「地蔵峠」の分岐から尾根道を「地蔵峠」に向かいます。紅葉を始めた自然林が広がり、気持ちの良いルートです。“高島トレイル”のテープは殆どありませんが、所々に標識がありそんなに心配はありません。
半分杉林の急坂を降ると林道に出て、「地蔵峠」です。以前はここまで車を入れていましたが、今は生杉でストップにしています。自然を守るには良い事です。
ここからいよいよ「三国岳」への長丁場の尾根道に入ります。次の目標地「カベヨシ818」までは、ほぼ西の方向に真っ直ぐ伸びる尾根道です。市岡さんが勘定したところでは、十数個の小ピークが読み取れたそうです。その他、地図に表れない小ピークもありますから、根気よくピークを辿って行く必要がありますが、それだけ小ピークが並んでいるということは、アップダウンが少なく歩きやすいルートでした。
「カベヨシ818」の手前ですが、12時になって昼食タイムを取ります。林の中の静かなピークでの昼食は楽しいものです。ただ、今日はコースの1/3程しか未だこなしていませんので、恒例のコーヒーも止めて15分程で先を急ぎます。昼食後、再開して30分程で「カベヨシ818」着です。表示はありませんが、地形が特徴的で良くわかります。
「カベヨシ818」から方向を大きく変えて、ほぼ南の160°の方向に、「岩谷峠」に向かいます。ここからのルートもほぼ直線的で、そんなに大きなピークもなく、小ピークを越えて行きます。今日のコースは、地形はわかり易いのですが、ふみあとは薄く、“高島トレイル”のテープや登山者が付けるテープ類も殆どなく、ルート取りに神経を使います。
途中で90度-90度に、クランク状の地形があり、ここでも現在位置が確認できます。このあたりから空模様が怪しくなってきました。遠くの山にはガスがかかり、湿気を含んだ風が顔にあたります。弱い冬型の気圧配置になっていますので、山陰側の空模様の感じです。ここから程なくで「岩谷峠」でした。
「岩谷峠」からは、約1.8qでゴールの「三国岳」です。距離もまだありますが、200m弱を登ります。途中から雨が降り出し、雨具を着用して進みます。傾斜はそんなに強く有りません。尾根上のピークを何個かこなしていきます。2時を回って、少し焦りも出てきます。ピークを越す度に「もう少しです」と説明しながらも、自分自身で「まだかいな!」と、この間は長く感じました。
雨の中、3時前に「三国岳」に到着。“高島トレイル”のゴールの三角点にご挨拶です。ヤレヤレです。小休止して皆で喜び合いました。まだルート表示は2時間の下りがありますが、そこは私にコース経験があって、1時間半もあれば降れる見通しがあり、何とか4時半には降れる目処が立って、ホットしています。
山頂からは丹波越分岐までは、相変わらず県境尾根を降ります。降ると言ってもそんなに下らない歩きやすい尾根道です。分岐で「経ヶ岳」のルートを分けて、私たちは桑原への支尾根を降ります。ここも始めは歩きやすい降りですが、最後だけは杉林の中の急坂を下ります。下手すれば転げ落ちそうな降りをこなすと、桑原橋への道に出て、今日の“高島トレイル”の長旅を終えました。自然が一杯、ルートファインディングも楽しく、アップダウンもそんなに大きくなく、楽しい山旅でした。面白かったです。
マイクロバスで生杉林道入口の「生杉物産所」まで戻り、ナメコやコンニャク、鯖の慣れ寿司などのお土産も仕入れ、好きな人はビールを買って帰路に着きました。ビールと山本さん差入れの上等のお酒でささやかに「乾杯、楽しい山行の余韻を楽しみました。
帰りのバスで、今回が“高島トレイル”も最終回ですので、参加者の皆さんに感想や希望をお聞きしました。今後の例会企画の参考にしたいと思います。(千)が書きとめましたので、以下に掲載します。
以上

〔参加者の感想〕・・発言順
♪長かったが堪能できました。又行きたいコースです。特に雪のあるときに行きたいです。                                    《南 真理子》
♪最後の下りがきつかったので、大変でした。トクワカソウが多かったので良い時期に行きたいです。                              《清水 若子》
♪“高島トレイル”は2回しか参加していないので、どのコースでも参加したいです。
《山中 真理子》
♪“高島トレイル”は半分位しか参加できていないので、又行きたいです。今日は秋が堪能できてよかった。                           《村田 茂子》
♪アップダウンがあり、歩き易く好きなルートです。きのこも合ってよかったです。
《牧野 道子》
♪地図でみるより平坦な道が多かった。他のルートからも行ってみたい。
《市岡 晴美》
〔一般参加の方の感想〕
♪“高島トレイル”は何回か参加しています。これからも行きにくい山には参加したいと思います。                                   《山本さん》
♪公共の交通機関では行けない山を、会でマイクロバスをチャーターして行けるのがうらやましい。“高島トレイル”のような山は特にそうです。参加できて良かったです。                                      《佐久間さん》
♪はじめての参加です。尾根道が良かった。「こんな良い時期に働くのは野暮や!」と思いました。面白いコースに参加できて良かったです。       《二宮さん》

(記 村田)

三国岳1" 三国岳2


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