アイゼントレ『リトル比良/白坂』

ステップアップ例会

【日  時】

2011年12月18(日)

【天  候】

晴れ

【参 加 者】

<C.L>石田(忠),<指導>西村(澄),石田(千),荒木,村田,米津,林,市岡,
  清水(若),松田,吉雄,            以上11名

【例会目的】

冬山に向けてアイゼン歩行の基礎トレーニングを行う。

【コ ー ス】

 〔JR京都駅8;00集合〕
京都(8;15)−<JR>−(9;00)近江高島(9;10)==大炊神社(9;30-9;35)=
 =リトル比良/白坂〔アイゼントレーニング〕(10;00〜15;10)=大炊神社(15;50-16;07)=
 =(16;35)近江高島(16;36)−<JR>−(17;30)京都〔解散〕

【報  告】
  今シーズンの2回目のアイゼントレーニング例会を行いました。今回は、コーチ役に西村(澄)さんにも参加いただいて、アイゼンでの歩き方やアイゼン歩行時の姿勢など、基本的なところをチェックしてもらいました。また、実戦的に急斜面の懸垂下降も練習しました。
 いつものとおり、リトル比良入口の「白坂」で練習します。今日は他に練習に来たパーティーも無く、私たちの貸し切り状態でラッキーでした。ここは人気のゲレンデで、先週の1回目のトレーニング例会の時も、田辺山友会が来ていたようです。
 まずは、初めての人もおられるので、アイゼン歩行時の注意事項や、練習するテーマなどを説明して、早速に尾根を利用して斜面の登り、降りから練習を始めました。
<練習内容>
・〔アイゼンでの登り、下り歩行の練習〕;アイゼンの爪全体での歩行,アイゼンを引掛けないよう左右の足の
 間隔を開ける歩き方,斜面が急になった時の逆ハの時の歩き方,下りの時の姿勢チェック などを練
 習。メインの尾根筋を2〜3往復しました。  2回目、3回目は踏まれてクズクズになっていない、出来る
 だけ新しい斜面を登り降りしてもらいました。
・〔斜面のトラバースの歩行練習〕;この日の最も重点的に練習する技術です。トラバース時の足の運び方 (山
 側足は進行方向に、谷足はやや開き),アイゼンの爪全体で歩くための膝の使い方,真っ直ぐのトラバース
 と斜上や斜下向の歩行,方向ターン時の動作など。
 傾斜のいろいろな斜面を使ってみっちり練習しました。
・〔急斜面における前爪での登行と下りの練習〕;立った姿勢で前爪での登下降,ピッケルを使って前爪で
 の登下降など。
 午前中は、以上のメニューを練習しました。始めは低い斜面で行い、徐々に高い斜面で行いました。昼食は寒い時期のトレーニングということで、(千)が用意したうどんを食べて温もりました。
 午後はハーネス又は簡易ハーネスを付け、以下の練習をしました。
・〔懸垂下降〕;最奥部の急斜面で懸垂下降の練習をしました。まず、村田さんと松田さんが、支点となる立木から懸垂下降用ロープをセッティング。あと、順番に懸垂下降の練習です。最上部へ登って、各自がセルフビレイをとって懸垂下降の用意をし、態勢が出来ればセルフビレイを外して降ります。各自2回ずつ位行いました。
・〔自主トレーニング〕;あとは、前爪を使った登下降、トラバースの練習、下降の姿勢の確認、など自分が不足
 している技術、習熟度を挙げておきたい技術を、各自がトレーニングを繰り返し行いました。
 以上で本日の練習を一通り終え、コーヒータイムの休憩後に装備を外して下山しました。大炊神社でクールダウンのストレッチを行い帰路に着きました。予定のメニューも全てこなし、チームワークよく楽しみながら練習し、実り多い例会でしたが、最後にJR近江高島の駅で切符を買っている2人を置いてきぼりにして、来た電車に乗ってしまうという失態をしました。誠に申し訳ないことです。
 この日は良い天気で、風もほとんど無く、冬にしては暖かい絶好のトレーニング日和でした。絶好のコンディションに恵まれ、楽しく練習出来ました。このようなアイゼンテクニックは、身についてしまうまで練習を重ね、経験を積んでいく必要があります。今後もこのような例会を続け、皆で雪山例会を楽しみたいと考えます。
 参加の皆さんご苦労さまでした。

以上

記/石田(忠)

写真は無し" 写真は無し


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