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    雪山読図山行『敦賀/岩篭山』

    “普通例会”

    【日  時】

     2012年3月3(土)

    【天  候】

     晴れ

    【参 加 者】

     <C.L>石田(忠),西村(澄),村田,西内,大西,松田,吉雄,山中,
                                                以上8名

    【例会目的】

     ・「岩篭山」への新しいルートを読図で楽しむ。
     ・雪山を楽しむ。

    【コースタイム】

    〔集合/JR京都駅/湖西線ホーム,午前6時50分〕
     ・京都駅(6;58)-<JR湖西線>-近江今津(8;03-8;14)-<JR湖西線,北陸本線>-
      −新疋田(8;41-9;00)==尾根取付/150m(9;20)==P294(10;05)==P570(11;25)=
      =P629(11;50-12;00)==『岩篭山』/765.2m(12;50-12;55)==P629(13;44-13;55) )=
      =P570(14:08) ==P294(14;55)==尾根取付点(15;25)==新疋田(15;38-16;33)-
      −<JR湖西線>-(17;57)京都駅・〔解散〕         記録/吉雄

     【報告と感想】                                    記/C.L石田(忠)
    『岩篭山』は、私の好きな山の一つで良く楽しんでいます。昨年、山崎さんが「新疋田」から支尾根に取り付き尾根伝いに山頂まで辿る、積雪期だから出来る山行を提案されました。残雪期の新ルートを皆で楽しみました。今年も、リーダー部からもう一度あのコースをトレースしようと例会が企画されました。山下さんがリーダーでしたが風邪のため動けず、急遽石田がリーダーで行ってきました。
    良い天気の中、パーティー8名元気一杯「新疋田」の駅に降り立つ。山行ルートや雪崩判断など安全管理を西村(澄)さんに依頼、サブリーダーの村田さんを先頭に出発。林道から適当に尾根に取り付く。取付き点は雪が深く、ワカンを着用する。
    尾根の上に上がれば、雪は昨年と同じ位で禿げて地面が出ている。上に行けば雪が多くなるので、そのまま構わずワカンで進む。294m地点位から全くの雪道になる。先頭を交替してルートファインディングを楽しみながら進む。
    途中で前方に大きな岩場が出てきた。昨年は岩場の左寄りを、藪を漕ぎながら突破したが、今年は昨年下りに使った右寄りの急斜面をルートに選んだ。ワカンをキックステップの容量で蹴り込みながら登ると容易に通過できた。ただ、下りには一寸きついかなぁ、と思われ下りの時に判断することにする。
    程なく順調に570mの小ピークに着く。ここはP629.9mから南東方面に伸びる大きな尾根にあり、ここから西に方向転換してP629.9mを目指す。傾斜の緩い尾根道で、ただ疎林の中なので木を避け、枝を避けて進む。一寸最後の一登りをすると展望が開けたP629.9mに着く。これからのルート、その先にインディアン平原、そして岩篭山が見える。また夕暮山の電波塔も望める。
    時間は丁度12時。ここから山頂までは約1時間位、下りは2時間半から3時間として、時間的には安全に行って下山できる。天候も崩れる要素は無く、西村(澄)さんとも相談の上、山頂まで行く判断をする。但し、昼食タイムをゆっくりとらず、10分で行動食を摂って早々に出発する。
    約50m下って最低鞍部からまっさらの一寸急な雪の斜面をワッセワッセと登る。まずは100m位の登りだ。雪はかなり締っているのでラッセルという程もなく、ワカンを履いているとしっかり歩ける。
    インディアン平原のピークの手前から、右手に山頂が見える。昨年と同様、トラバースしてショートカットして進む。ところがトラバースに早く入ったため、山頂とインディアン平原ピークの間に突きあげている谷の急斜面を進むことになる。雪は深いため足場はしっかりしているのでそんなに危険は感じないが、ワカンにストックという装備では避けるべきトラバースでした。リーダーとしてルート判断を誤りました。
    トラバースを終えるとあとは50m程の急斜面の登りです。最後もワッセワッセと登ります。真っ白の斜面に一筋自分達のルートが山頂に向かっています。
    山頂は360度の大展望です。敦賀三山の「野坂岳」や「西方ヶ岳」、すぐ近くの「夕暮山」、今度縦走する「三国山」とその縦走路、そして敦賀湾。今日は天候に恵まれ最高に気持ちが良い気分です。
    展望を楽しんだ後は下山に向かいます。下りはまともにインディアン平原に行き、尾根通しに下ります。平原の笹原も全く雪の下で、特徴のある岩がニョキニョキと見える程度です。インディアン平原のピークから下った所で山頂を振り返ると、私たちのトレースがくっきりと一直線に見えます。楽しい眺めです。
    皆さん頑張ったお陰で、P629.9mには13;45に帰り着いた。天気は良し、時間的にも目処が立ってきて、ここで15分程時間をとって一寸ゆっくりする。最後の広大な雪山の眺めを楽しみ、おやつとお茶を楽しむ。
    雪が大分と緩んだ尾根をP570mへ向い、ここから北東への支尾根に入ります。足取りも軽く順調に進み、例の岩場に出ます。ここでパーティーは待機して、西村(澄)さんにルート偵察をお願いする。左手の尾根を少し下り、斜面をトラバースして元の尾根に戻るルートを行く。尾根から元の尾根に戻る個所が一寸厭らしい。皆で注意しながら安全に下る。
    この岩場からは、ただ下るだけでトットコトットコ下る。足はかなり疲れが出てくる。294mを越したあたりでワカンを脱ぐ。楽になる。さらに下って朝とりついた箇所で林道に出て雪山山行を終えました。新疋田の駅で、電車待ちの時間がたっぷりあり、装備を解除して、おやつを食べゆっくりしました。
    それにしても面白かったです。「今度は、駄口からの尾根を辿って行こうか」とか、次の楽しみが出てきました。また、このような例会をしたいものです。

                                                            以上 

    記/石田(忠)

    写真は無し" 写真は無し


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