能勢『剣尾山』

“能勢のホタル狩りと山”

【日 時】

2012年6月16日(土)Pm〜17日

【天 候】

6/16日;雨,6/17日;晴れ

【例会目的】

・能勢の山『剣尾山と『横尾山』の登山を楽しむ。
・能勢の温泉とホタル狩りで、能勢の自然を楽しむ。

【参加者】

CL;石田(忠),西村,石田(千),西岡,谷川,荒木,米津,山本,森村,大西,小林,
  藤崎,吉野,林(一般)                      計14名

【コース】

6/16日;京都−<自動車>−能勢“山空海温泉” 〔蛍鑑賞会,泊〕
6/17日; 山空海温泉(8;10)-<県道>-行者口駐車場(8;50)==登山口(9;02)==行者岩(9;20)
  ==行者山(9;30)==650m(10;20)==『剣尾山』山頂(10;50-11;15)==県境尾根(11;25)
  ==『横尾山』(12;00-12;07)==送電線鉄塔(12;35)==さえずり広場(13;30)=
  =下山口(14;05)==行者口駐車場(15;00)==能勢道の駅(15;20-16;00) 〔解散〕

【報 告】
 今回の例会は、大阪の山本さんから「能勢の“山空海温泉”でホタルが見られる。夏の魚の美味しい鱧を用意するから、能勢の温泉に入り、蛍を見て、旬の鱧を食べて、日本の夏を楽しみませんか?そして近くに剣尾山や妙見山など良い山もあるし、例会にしたらどうですか」と、提案頂きました。
 そんな楽しい、そして美味しい例会は大賛成!と早速に例会に組み、行ってきました。『口(喋りだけでなく食べる方も)で登る山岳会』の面目躍如です。
 楽しい例会でした。雨でホタルは少なかったですが見られたし、魚は美味しかったし、林さんのケーナは聞けたし、皆で飲む酒は美味しかったし、そして『剣尾山』も良い山だったしと、とにかく大満足の例会でした。山本さんに来年ももう一度企画したいと、お願いして帰ってきました。
【16日/“ホタル狩りの夕べ”】
1 6日午後、七条京阪と四条大宮で集合して、9号線の国道中山で谷川さんと合流し、車2台の定員一杯の11名で出発。大阪からは小林さんの車で西岡さんと現地へ直行です。私たちは丹波縦貫を経て、国道372,国道477を走り、雨の中を能勢に入ります。山本さん紹介の“野間の大けやき”も見学した上で、“山空海温泉”へ。着いた時は雨の最中で、食材や荷物の運び込みに大童です。
 鍋や食材、食器を用意し、野菜類を切ったりしている内に、小林さん達が“山本さんに調達いただいた、大阪中央市場直送の“飛切りの魚類”を持って到着。女性陣は、料理をしながら大歓声です。温泉に入る人は入って準備完了。
 早速に“ホタル狩りの宴”の始まりです。ホタルはもっと暗くなっての楽しみとして、まずは宴会です。早速に、ホタテ、トリガイ、タコなどの“お造り”に下鼓。新鮮な魚は美味いです。昔懐かしい鯨のベーコンや女性の方の差入れの一品も出てきます。そしていよいよ、本番の“鱧鍋”です。美味しかったです。こんなに立派な肉厚の旬の鱧は、日頃私たちの口に入りません。森村さん提供の“焼酎”もいわゆる一品のようで、好きな人は「これは美味い」と楽しんでいます。
 そして林さんの『ケーナ』の演奏です。昨年も尾瀬の長蔵小屋の前でも演奏してもらい、1年振りです。やはり良いですねぇ!飾らない、何か切ないような音色は心が落ち着きます。能勢の鄙びた温泉で、ホタル狩りの宴で『ケーナ』を聞く。良かったです。贅沢な演奏会に行った気分です。
 雨が小やみになった頃を見計らって、表の川岸にホタルを見に行きます。今日の強い雨と風にすっかりあきらめムードでしたが、数は少ないものの出ています。橋の上に行くと、1-2匹スーット飛んできます。健気な感じです。昨年のように乱舞という訳に行きませんが、大きな木の下や、杉林には結構いました。女性の人達の寝た部屋からは、夜中もガラス戸越しに飛ぶさまが見られたようです。
【17日/『剣尾山』登山】
 朝、うどんの朝食を摂り、モーニングコーヒーを頂いて、食器や鍋の片づけをしていると、山本さんが到着。皆、昨夜の魚に感謝、感謝です。
 今日は、山の会の例会らしく山に登ります。車4台に分乗して「能勢の郷」に向います。ここのキャンプ場の上にある「行者口」が登山口です。登山口の少し上の駐車場に車を入れて、いざ出発。この辺の山に詳しい山本さんに案内役をお願いして、先頭を行ってもらいます。私は初めての山ですが安心です。
 杉林の中を登ると、仏さん(大日如来座像)が刻んだ大きな岩が出て来ます。それを過ぎると間も無く「行者堂」です。この山は、信仰の山、行者さんの修行の山のようで、この後も仏さんが刻んだ巨岩が出て来ます。そして、岩山のようで大きな岩がアチコチに顔を出しています。
 雑木林に変わって尾根に上ったところが「行者山」です。一息入れます。木の株の上に、小さいマムシがとぐろを巻いて日向ぼっこしています。蛇も昨日の雨で冷えた体を乾かしているようで、この後もマムシではないが何匹か見ました。
 行者山からは気持ちの良い雑木林の中の道です。△684.1mのピークの腹をぐるりと巻いてコルに出ます。ここからなだらかな尾根を一登りすると『剣尾山』山頂でした。山頂にも大きな岩があって展望抜群です。各方面の方向案内板が立っています。愛宕山や比叡山が望めました。山頂で少し早いですが昼食を摂ります。梅雨前線が南に下って大陸からの高気圧の影響か、日差しはありますが、爽やかな風で暑くありません。気持ちの良い山頂です。
 次は『横尾山』に向います。ここからは地図を見ながら荒木さんが先頭に立ちます。北の尾根を下って県境尾根に出ます。県境尾根を北西に進むと、山頂の一角とも言える電波反射板のある小ピークです。ここで90度南西に折れると、山頂でした。三角点はありますが、林があって展望はもう一つです。
 山頂からは地形図に乗っているルートを辿ります。県境尾根を少し行って南に張り出す尾根を下ります。少し急な斜面を下り送電線の鉄塔に会うと、今度は地形図のルートから外れて南方向の尾根をそのまま下ります。この辺りまで来ると“能勢の郷”のハイキングコースになっているようで看板なども整備されています。ややこしいルート設定しましたが、荒木さんは的確にリードして行きます。尾根の末端まで下るとテニスコートのある“能勢の郷”の一角に下山しました。
 ここから行者口の駐車場まで少し登り返して、この日の山行を無事に終えました。車に乗って、能勢の道の駅まで行って休憩です。女性の皆さんはアイスクリームを食べたり、地元野菜を買って最後まで能勢を楽しみました。
 ここで大阪方面と京都方面に、各2台の車に分乗して解散し、この日の例会を終えました。“能勢の温泉とホタル狩り、そして『剣尾山』登山”という、一寸変わった、そして欲張りな例会でしたが、楽しかったです。能勢の自然の中で、何か昔懐かしい日本の夏を楽しみました。大満足です。山本さんには、企画から美味しい魚の手配、そして山の案内まで大変お世話になりました。ありがとうございました。能勢の自然と山を堪能しました。

以上

(記 石田)

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