白馬天狗平〜不帰のキレット〜唐松岳          
 小屋泊り山行
【日 時】   8月21日(火、夜)〜24日(金
【天 候】   3日間通して晴
【参加者】    L村田、畑田、二宮
 

 

【コース】

8月21日 神戸、茨木=車=猿倉(仮眠)
22日 猿倉6:15〜鑓温泉分岐6:25〜小日向のコル8:10〜温泉下9:30鑓温泉(10:30〜11:30)〜 
    白馬稜線14:00〜天狗山荘14:30
23日 天狗山荘5:50〜天狗の大下り8:00〜一峰8:30〜二峰北峯9:56〜二峯南峰10:17〜三峰
    10:45〜唐松岳11:08〜唐松山荘11:36
24日 唐松山荘6:40〜丸山ケルン7:25〜八方池8:40〜第一ケルン9:40〜ゴンドラ乗り場10:00 
    =ゴンドラ=車=帰阪

        
      ミイヤマオダマキ             クルマユリ               ウルップ草
22日
今回はいつもより平均年齢が低いです。私一人で平均年齢を上げてますが気にせずに行きましょう。猿倉に車を置いて、車は代行運転を頼んで八方ゴンドラの駐車場まで運んでもらいます。(4000円)。鑓温泉の分岐を左に入り樹林帯を登ります。樹林帯の中で風もなく眺望もなく暑くて汗がポタポタ落ちてきて、ひたすら登って行きます、小日向のコルからようやく眺めも良くなり、わずかな風が心地よい。白馬も良く見えます。この辺りは大きな沢であちらこちらにお花畑があります。もっと早い時期は雪渓のトラバスが3か所ぐらい有りますがもう有りません。事前に白馬村観光案内(0261-72-3232)のガイドさんにルート状態を聞くことが出来、アイゼンはいらないと教えてもらいました。やがて硫黄の匂いがして鑓温泉は近いかなと思いましたが近いようで遠い温泉でした。登山道の横、温泉小屋のすぐ下に足湯が有り早く着いたのでここでゆっくりすることにしました。
 
畑田さん持参のコーヒーをたててもらい白馬、鑓ヶ岳を眺め、二宮さんは爆睡です。足湯に1時間くらい浸かっていました。足湯に浸かったり、出したりしてたら足が軽くなった気がします。鑓温泉から稜線までは急登が続きます。その間の大出原は全体が大きなお花畑ですが結構な急登が続き、ジグザグ登るのがいい加減厭になった頃に稜線に着きます。稜線に着くともう天狗山荘は見えています。
23日
今日はいよいよ不帰のキレットです。焦らずにゆっくり行けるように時間はたっぷりと取ってあります、朝から晴天で絶好の登山日和です。天狗の頭では剣がど〜んと見えます切り立つ尾根が重なりさすがの偉容です。畑田さん、二宮さんは喜んで写真を撮りまくっています。時間もたっぷりあるのであちらで山を眺め、こちらで山を眺めと十分山を楽しみました。
稜線歩きを楽しんだ後、下りに入ります。これから天狗の大下りとおもっていたら暫く下ってから天狗の大下りの標識がありました。そこからびびらすような岩場があり、「ここでびびるやうなら引き返せということかな」とうがった見方をしながら下って行きます。のっぺりした岩になが〜い鎖が二本つながっていますが岩は滑らず、十分靴のフリクションがききます。鎖が終ると細かい砂利のジグザグ道です。砂利に足を取られないように気をつかいます。鞍部に着いて休憩しながら、不帰のキレットを見ますが真直ぐ切り立った岩ばかりでペンキ印がどう繋がっているか解りません。でもその場に立つとトレースがあり行けるものです。後ろで畑田さんは「ヒェ〜イ」、二宮さんは「イェ〜イ」。どうやら二宮さんは岩場が好きなようです。一峰、二峯北峯、南峯と気の抜けない岩場が続きますがスムーズに進んでいきます。
        
      天狗の大下り、             危なっかしい梯子        高度感満点のトラバス
    
 不帰のキレットはここまでみたいで、三峯には巻き道がついています。唐松岳にも岩場でなくゴロゴロ石の九十九折れです。二宮さんは「岩を出せぃ」とご機嫌斜めです。確かに、足元が柔らかいゴロや砂利は踏ん張る力が吸収されてかえってしんどいです。唐松岳山頂は満員なのでそうそうに唐松山荘に向かいます。スムーズに行けたので早く着きました。11時半、早すぎますがお昼も兼ねてビールで乾杯です。
 
       唐松山荘から見たご来光                   唐松岳
24日
八方尾根の下りです。3年前に来た時と道が随分違います。尾根筋の道は閉鎖されその下に道が作ってあります。埴生の保護かもしれません。八方池に映る白馬に最後のお別れをします。ここからは観光地の賑わいです。ゴンドラ駅に着くとちゃんと車が待ってました。便利なものです。
  

 

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