• 鈴鹿山系北端の山
    『霊仙山』
     

    “普通例会”

  • 【日 時】

     2012年9月2日(日)

    【天 候】

     晴れ時々曇り

    【例会目的】

     ・鈴鹿山系北端の山『霊仙山』のピークハントを楽しむ。
     ・カルスト地形の山の自然と展望を楽しむ。

     【参加者】

    < CL>石田(忠),< SL>荒木,谷川,森村,清水(若),二階堂,山中,中大路,
      <一般>二階堂さんの友達2名,              以上10名(会員;8,一般=2)

    【コース】

    〔京阪五条,午前 7時20分 集合〕
     ・京阪五条(7;20)−<R1,名神高速>−米原IC−<R21,林道>−
      −榑ヶ畑登山口P/380m(8;50-9;05)==汗ふき峠/510m(9;30)=
      =見晴台/729m(10;15-25)==お猿岩/七合目(10;50-11;00)==お虎ヶ池(11;15)=
      =経塚山/1040m(11;40-50)==霊仙山/1131.7m(12;07-30)==経塚山(12;50)=
      =お虎ヶ池(13;09)==お猿岩/七合目(13;17-27)==見晴台(13;45-55)=
      =汗ふき峠(14;25-30)==榑ヶ畑登山口P(14;55-15;10)−<林道,R21>−米原IC−
      −<名神高速,R1>−(17;00)京都 〔解散〕 

    • 霊仙山1 霊仙山2
       【報告と感想】                                                  記/C.L石田(忠)
       <霊仙山例会> 『霊仙山』は、上部は樹林が無く、笹原(以前は)の中に白い石灰岩の岩が点在するカルスト台地の山です。それだけに展望が素晴らしく、又福寿草をはじめ花の多い山として、関西や名古屋方面の人に人気の山です。右京では、以前は毎年のように“福寿草”を見に西南尾根から登る例会を組んでいました。冬も冬山トレーニングに手頃な山として、テント泊で柏原からの長い尾根を登るコースを5-6年続けて楽しみました。私達にとって非常に身近な山です。
       ただ、最近は「鈴鹿の山は蛭が多い」と敬遠されています。久し振りに登りたくなって、例会を提案しましたところ。蛭を恐れず多くの参加希望があり、急遽森村さんに車を出して参加してもらい10名で登ってきました。また、右京の“山ガール”二階堂さんが友達2名と一緒に参加され“山スカ3人娘”と一緒に一寸華やかな例会でした。
       <出発> 予定どおり7時過ぎに五条京阪を2台の車で出発。名神で米原迄行き、醒ヶ井駅前から林道に入り榑ヶ畑の登山口の駐車場へ。約1時間半で来られ便利です。駐車スペースには既に10台位の車が停まっており、何とか2台分の場所を見つけて駐車する。改めて人気があるのを実感します。出発準備をしていると、早速に「いやぁ〜!ヒルがいた!」との声、ヒル対策のスプレーをして早々に出発。
       <山頂へ> カナヤまでは杉林の中、薄暗い沢伝いの道で如何にもヒルの棲家のようです。さっさと通過します。カナヤの小屋は、日曜日というのに閉まっています。この少し上の汗ふき峠で一服です。ここからは雑木林の中の尾根道を登ります。樹林帯の中を一頑張りすると見晴台です。琵琶湖も見え気持の良い休憩ポイントです。私達も休憩。
       程なく樹林帯が切れて「お猿岩」のピークへの登りに入ります。以前は沢コースを登りましたが、今はピークへの斜面をツヅラ折れで登り楽です。斜面全体が“ベニバナボロギク”の草に覆われています。今丁度、ワタボウシが満開状態で綺麗です。風が吹くとそれが舞って雪の中を歩くようです。ワタボウシの中の「お猿岩」(七合目)でしばし休憩。展望は良く、風もあって気持ちの良い所です。
       ここからは、登りは一段落で気持のよい草原の中を進みます。以前は笹に覆われていた所ですが、笹は全滅です。「何十年に一度の笹枯れか」「鹿の害か」「酸性雨やNO2被害か」などを話しながら、一寸寂しい気分で進みます。
       「お虎ヶ池」を越し、石灰岩の白い石が多く出ている中を行くと「経塚山」です。ここからもうひと頑張りで山頂です。沢山の車が来ていたのに、山頂はほぼ貸し切り状態です。「伊吹山」や琵琶湖、鈴鹿の山波など展望を楽しみながらゆっくりと昼食を楽しみました。昼食を終え記念写真を撮っていると、黒い雲が広がってきました。風も何か雨気を含んだような風で、「こんな樹林の無い山で、雷でも来たらたまらん」と、下山に向います。
       <下山> 登ったルートをそのまま下りますが、「経塚山」から「お虎ヶ池」へは、先頭の荒木さんが登りと違うコースを案内し、「お虎ヶ池」へ何か早く着きました。心配された雲も薄くなりヤレヤレです。登りはワタボウシで真っ白だった草原も、殆ど飛んでしまったようで普通の草原です。その分道は薄白くなり何か霜の中を歩くようです。
       「お猿岩」や「見晴台」で休憩を入れながら、順調に降ります。少し疲れが出てくる頃に「汗ふき峠」です。ここまでヒルの被害にも遭わず、こちらも順調です。この下のカナヤからは、ジメジメした鬱陶しい場所でので、一気に行こうと打合せ最後の降りにかかり、無事駐車場に降り立ちました。
       駐車場で、スパッツを外し荷物の整理をしていると、谷川さんがを「ヒルやぁ!」とのこと。今、付かれたようで、1ヶ所被害に遭いました。どうもこの駐車場に多くいるようです。慌てて荷物を車に積み込んで帰路に着きました。この日は風呂の予定も無く、名神も混まずにスムーズに走れ、早い時間に帰れました。
       <感想> 久し振りの『霊仙山』は、天候にも恵まれましたが気持のよい楽しい山でした。“ベニバラボロギク”のワタボウシの世界は、丁度良い時期に遭遇したようで本当に綺麗でした。何か別世界のような眺めでした。ただあの掻き分けるようにして進んだ笹原が全く無くなっているのには少なからずショックで寂しかったです。「伊吹山」や琵琶湖、鈴鹿の山々と展望抜群で楽しい山行が出来ました。ヒルを恐れず又登りたい山です。
       楽しい例会をさせていただきました。良かった!良かった!

    以上

     

    記/石田(忠)



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