裏剣の仙人池、池の平池         
 小屋泊り山行
【日 時】   9月26日(夜 水曜日)〜30日(日曜日)
 
【参加者】    L村田、SL山本、小林、牧野、大西、松田、
 

 

【コース】

 26日(水)21時京都〜車〜地鉄立山駅
 27日(木)立山=ゴンドラ=室堂9:00〜雷鳥沢10:00〜剣御前小屋(11:15〜12:10)〜剣沢小 
    屋12:55〜真砂沢ロッジ15:40
 28日(金)真砂沢ロッジ6:50〜二股8:10〜ベンチ9:10〜池の平小(11:05〜12:30)〜
    仙人池ヒュッテ13:25
 29日(土)仙人池ヒュッテ6:30〜仙人温泉小屋8:30〜P1629、9:15仙人ダム(11:40〜12:10)〜
    阿曽原温泉小屋13:15
 30日(日)阿曽原温泉小屋5:30〜折尾谷大滝7:20〜大太鼓8:30〜欅平駅11:05                        
                                                  記録大西

 
    色ずき始めた別山乗っ越               源次郎尾根、八峰の一峰が見えます。
27日、
立山に車を置いて、代行運転で30日に宇奈月まで配車してもらいます(11000円)縦走には便利な
システムです。朝一番のゴンドラに乗って、室堂で朝食におうどんを食べたり身支度を整えてから9:00に出発しました。紅葉にはまだ早いし平日のせいかいつものような賑わいはありません。雷鳥沢から別山乗っ越までの急登を登ります。登るにつれ色つきも濃くなり上の方は大分紅葉もすすんでます。息をきらしながら乗っ越まで登ると立山の盟主である剣岳が目の前に迫ります剣岳は室堂からは見えなくてここまで登って来なければ拝むことができません。しんどかった分ゆっくりと眺望を楽しんでから、剣沢を降りて行きます。前に来た時はテント場の奥にあった剣沢小屋は移転して剣山荘の真下に有りました。ここで剣沢のコースを丁寧に教えてもらいました。雪渓の雪は崩れていて巻き道を下ります。雪渓の取り付きにはピンクの小旗が差してありますが、踏跡が少しもなく恐る恐る進んで行きます。大きな谷(平蔵谷)を過ぎて源次郎尾根付近でピンクの旗がありそこから巻き道を行きます。大きく開いたクレバスとクレバスの間を注意して渡ります。余談ですが熊の親子もそのコースを走って渡って行きました。慌てて熊鈴をつけて十分間隔を空けてわたりました。巻き道はロープの連続で登ったり降りたりしてまたピンクの小旗が有る長次郎谷の所で雪渓を横断して巻き道を真砂沢ロッジまでいきますが結構道が悪く疲れました。ヒュッテも人が少なく私達6人と伊勢からの御夫婦と私達の八人だけでオーナからお酒を飲みながらゆっくり剣の話を聞くことができました。
28日、
真砂沢ロッジから二股までは高低差のない道でしたが二股からはひたすら登ります。約600mぐらい登った所が仙人峠です。ここにザックをデポして池の平小屋まで八峰を見に行きます。池の平小屋から10分ほど下った所に池の平池が有り湿原になっていて絶景ですが池には八峰は残念ですが映りませんでした。でも真近に見る八峰は迫力が有りました。仙人峠に戻り、そこから10分ほどで仙人ヒュッテに着きました。
 
     池の平から見た。池の平池                 真近に見える八峰
29日、
ヒュッテの前の仙人池にうつる八峰にご来光が当たるのを待って皆で写真を撮りまくっていました。本当に絵の様な美しさです。仙人池に八峰がきっちりと収まっています。これがもっと紅葉していたらカメラマンがずら〜と並んでいるそうです。仙人池から雲切り新道を行きます。仙人温泉までは狭い道を巻いて谷は下の方にあります。湯気の立つ仙人温泉を後にしてP1629まで上り詰めるとそこから梯子と鎖が続き雨が降らなくて良かったなと思います。鉄製の梯子は濡れると手強くなります。梯子続きの急な坂を下って雲切新道を降り切ると仙人ダムです。関電の建物の中を通り、庭を通り抜けて登山道に戻り阿曽原温泉に着きました。阿曽原温泉に着くなりオーナーから台風が来るかもしれないから明日はお昼までに欅平に着くように早く立つようにと忠告をうけました。
          
                朝焼けに染まる八峰、仙人池の前で
30日、オーナーの忠告を受けて、朝ご飯をお弁当にしてもらい早く立ちました。最初は少し登りが有りましたが後はズーと水平です。水平歩道の名の通りですが目もくらむ様な高い所にあり一歩間違えたらお終いだと思うとズーと緊張します。その間、折尾大滝、落下点の大きな立派な滝です。トンネル、ホントに真っ暗な手掘りの細長いトンネルで天井も低く穴蔵を歩いているようで面白さがありました。また奥鐘山の岩場、黒部の三大岩壁だそうです、を眺めたりして変化はあるのですが水平歩道はともかく長く、特に欅平駅の見えた大太鼓からは長く感じました。心配した台風は反れたのか雨に会うこともなく欅平駅まで着くことができました。真砂沢ロッジ、仙人池ヒュッテ、阿曽原温泉小屋といずれも規模の小さい山小屋ですがその分、小屋のオーナーから助言を受けたり話を聞けたりして楽しかった。また、どの小屋にもお風呂があり快適でした。特に阿曽原温泉の露天風呂は山の景色を眺めながら大きな湯船に浸かることができ最高です。ただし規模が小さいだけに混むときは特に紅葉のシーズンは半端でなく混むそうです。阿曽原温泉小屋では下の廊下が開通してこんなにすいていることは無いそうです。やはり台風の影響でキャンセルが多かったそうです。
              折尾大滝
 

(村田)



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