【報告と感想】 記/C.L石田(忠)
私達右京労山は、ここ数年
12月の『納山祭』は、雲取山の二の谷にある『立命WV小屋』を使わせていただいています。この小屋は立命館大学WV会のOB会が所有、管理されていて、今年50周年を迎えられました。会員の森村さん、打越さんが立命WV会OBで、この小屋の「管理委員長」をされていている関係から、この方々のご好意で使わせていただいています。
今年も、私たちが『納山祭』で使う薪も含め、冬に向けての薪作りや小屋掃除を行うワーキング例会を行いました。大事にされている小屋を使わせていただくので、私たちに出来ることは頑張らねばなりません。
今年も例会案内で呼掛けたところ、10名の会員が集まりました。ありがたいことです。久し振りの西村(健)さんも駆け付けていただきました。
17日は残念ながら雨模様です。森村さんは掘り炬燵の天板と布団を担ぎ上げるため、OB会の事務局長さんと先行されています。私達は、三の谷出合の駐車スペースに車を置いて、カッパを着て荷作りして出発準備。森村さんが貸してくれた背負い子は、こういう荷上げの時は便利です。
雨でいつもより増水している二の谷を、長靴でジャブジャブ進みます。登山靴の中大路さんは一寸苦労しています。小屋への道も、通い慣れると速い感じで直ぐ着きます。
さぁ、作業と言っても雨で薪の木の切り出しは一寸できません。女性陣は早速に、小屋掃除です。掃いて、拭いて、そしてこびり付いたようなゴミはコテでコソギ落としと、大車輪です。そんな中、澄子さんが豚汁を作ってもらって昼食休憩。
午後も男性陣は、手持ち無沙汰で、コーヒーを沸かす人、ストーブの番、外で火の番をしながら酒の肴を焼いたり。そして小屋掃除も一段落した午後3時過ぎになると、ビールを解禁して“懇親会”へ流れ移行です。しかし女性陣は、今度は夕食の準備と大いに働きます。感謝!事務局長さんは仕事を終えて下山です。
夜は、新しい天板、新しくなった布団の炬燵に入り、“鴨鍋”を囲んで懇親会です。酒良し!鍋良し!仲間良し!で美味しい宴会です。米津さんのオカリナ、中大路さんのハーモニカも出て宴は続きました。
朝は澄子さん持参の“新潟の米”で卵掛けご飯。懐かしい味です。ただお焦げも美味しいと、いただきましたが堅い堅い。多く入れられた山下さんは大苦戦。
朝食後は森村さんの指示のもと、薪材の切り出しです。小屋の少し上にある30p程の倒木(丸太)を切り出します。まず枝を払い準備をした後、健さんと小林さんがチェーンソーで所定の長さに切り、山下さんと石田が運び出し、下で西内さんと澄子さんが割ります。中大路さんが小屋の横の薪置きスペースに運びながら、「未だ少ないよ」、「もう少し小さく割って」とダメ出しと、お尻を叩きます。チームワークバッチリで作業は順調です。
昼前には小屋横のスペースも一杯になり、小屋の中のスペースも大分溜まったところでお昼休み。昼はカレーです。皆さん、久し振りの肉体労働で食欲旺盛、多い目に炊いたという釜の飯をペロリと完食。
小屋の中のスペースにもう少し積みたいとこですが、それは『納山祭』の時に頑張るとしてこの日の薪割りを終えました。あと女性陣が、鍋や食器類を洗って、最後の小屋掃除をして今回のワーキングを完了しました。
森村さんは古い布団、私達はゴミ類や空き缶を担いで小屋を後にしました。二の谷は昨日に増して水が増えていましたが、全員無事に車の所に下山。帰る方向が違うのでここで解散。5台の車に分乗して帰路に着きました。紅葉はほぼ終わりなのに貴船は多くの人です。狭い貴船の中を、人を避け、対向の車に苦労しながら帰りました。
参加の皆さんありがとうございました。立命WV会OB会の森村さん、打越さん、ありがとうございます。これで無事に納山祭が迎えられます。
綺麗になった小屋で、『納山祭』をさせていただくのが楽しみです。
以上
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