越前富士『日野山』 | 普通 |
【日 時】 | 2012年12月9日(日) |
【天 候】 | 雪後曇り【雲】層雲 |
【参加者】 | < CL>石田(忠),< SL>村田,西村(澄),荒木,吉野,以上5名 |
2月に雪山例会で予定している山の山容やルート概念を把握する |
|
【コース】 | ・京阪五条(7;15)−−南條IC−−中平吹公民館P(9;40-10;00)==日野神社登山口/80m(10;10)=<焼餅岩,弁慶の三枚岩>==室堂(五合目)/440m(11;20)=<比丘尼ころがし>=『日野山』山頂/794.5m(12;55-13;23)==室堂 (13;55-14;00)=日野神社(14;38)==中平吹公民館P(14;45-15;00)−−“花ハス温泉”(15;30-16;45)−−南條IC−−(1900)京都〔解散〕 |
【報 告】 <比丘尼ころがし〜山頂へ> 室堂から少し行くと傾斜が急になる。雪も深くラッセル(壺足)もしんどくなってくる。長い急斜面が続く。所どころに鎖場の鉄柱の棒の頭だけが見える。“比丘尼ころばし”の鎖場のようだ。長い急斜面の連続も納得。雪もいよいよ深くなり、ラッセルを適当に交替しながら進むが、澄子さんの長靴ラッセルには参る。情けないことだがラッセルに付いて行けない。雪国DNEとお公家さん京都人の違いか。今日のメンバーでは最高齢の私も、ラッセルを頑張る。空ではゴーゴーと風がなる中、長い急斜面をやっとこなすと大きな鳥居が現われて山頂の一角に到着。なお小高いピークの上に立派な奥の院の社が立っている。三角点はその社の横にあるようだが、すっかり雪の下。標識の前で記念写真。 雪は太股まで来ている。気温も下がって寒い。鳥居の所に大きな立派な休憩小屋が立っているので、そこに逃げ込む。地元のパーティーの方が4名程おられた。いろいろ話を聞かせてもらった。「あの鳥居(7-8mありそう)が雪で殆ど埋まる」、「12月でここまで雪が多いのは久し振り」とか「日野山は冬に人気の山で多くの人が来る」。ここは金剛山と同じように何千回と登る人がいるようで、地元の人に愛され大事にされている山のようです。昼食を摂るが、休んでいると非常に寒くなる。テルモスの暖かいお茶をよばれたが助かります。冬山ではテルモスは必携ですね。行動を止めると小屋の中でもたちまち寒くなる。冬山では外で動けなくなったら直ぐに低体温になるのが、実感としてわかる。小屋の戸締りをして下山に出発する <下山> 登ったルートをそのまま下ります。雪道の下りは楽しくて楽です。「比丘尼ころがし」の急斜面もトットコ、トットコ降りられる。雪が無ければ鎖を持って下る所でしょうが、全て雪の下でトットコ降れます。途中から雪雲が動いて下の展望が効くようになって、越前の町が望め出す。 皆さん速い、速い。アッと言う間に室堂到着。室堂の小屋で、小休止。少し足を休めて直ぐに出発。しばらくは雪道で同じよう下りますが、傾斜が緩くなりスピードも落ちます。尾根道からトラバースして沢伝いになると、石が出てきて歩き難くなります。一部水が流れる所や堰堤の横の急斜面を下る所も有りますが、スタコラ下ります。山頂から1時間チョイで日野神社に到着。神社に「楽しい山と、無事下山」のお礼のお参りをして駐車場へ下って山行を終えました。装備を外して、ここから近い“花ハス温泉”で汗を流し、山の余韻に浸りながら食事をして帰路に付きました。北陸道はやはり雪の関係でノロノロ運転でしたが、大きな渋滞にはならず通り抜け7時には京都に帰り着き解散しました。 今回の山行は、雪山の下見の予定が、思わぬ大雪に遭って実際の雪山をたっぷり楽しめました。それも新雪でブナ林は綺麗だし、深雪のラッセルも楽しめて最高でした。上は吹雪の模様でおっかなびっくりで登り出しましたが、力強いメンバーに恵まれ素晴らしい雪山山行が出来ました。良い山です。2月に例会で取り組みますので、雪の越前富士『日野山』を楽しみませんか。
|
|
(石田忠) |