雪山登山:堂満第一ルンゼ  チャレンジ
【日 時】  2月11日(月)
【天 候】 曇り時々にわか雪
【参加者】 西川(L)、西村(澄)、吉田、松田、山下
 

 

【コース】

【報 告】
   村田さんが家庭の都合で急遽不参加となり西川会長以下5名で堂満第一ルンゼに向かう。今シーズン初めてのルンゼで胸が躍る。右京では岩専門で参加して頂いていた吉田さんも参加して頂いて今までにないメンバー構成に楽しみが増えた。イン谷までの道中はスムーズに車が進み到着後も駐車している台数もごく僅かだった。2週間前の救助隊・積雪期訓練の時はイン谷付近に雪は無く第一ルンゼ付近も積雪が少なかった。今回は週末に降雪を見たことから期待を込めてルンゼに向かった。ルンゼ手前の堰堤下でアイゼンを装着していたとき松田さんが体調の不安を訴えてルンゼ・アタックを中止され下山されることになった。ルンゼには西村(澄)さんを先頭に、西川会長、吉田さん、山下の順で堰堤に取り付く。堰堤を越えると雪は付いているが膝まで埋まる程では無く、上から一人降りてきたので西村さんが話しかけると「ルンゼの積雪が少ないので下山してきました」と答えが返ってきた。しかし、ある程度の積雪があるのでアタックを開始。はじめ急峻な壁が立ちはだかり所々で蹴り込むと岩に当たり積雪が少ないことを実感する。岩に当たったアイゼンは滑るので岩を避けるようにルンゼを登る。急峻なルンゼがV字状に狭くなって左から岩がせり出している難所が出現。先頭の西村さんが雪付きの少ない岩場で左足に体重を掛けて右足を徐々に引き揚げて要約のことで乗り越えた所を会長が乗り越え、吉田さんが三番手にトライしたところアイゼンが岩に上手く噛み合わず足を滑らせ50m程滑落した。直ぐに吉田さんに駆け寄り怪我の具合を聞くと幸いなことに大事に至らず再度登ると答えが返って来たので再度トライ。しかし、からだが思うように反応しないので下山を決意されパーティ全員も吉田さんに付き添うようにルンゼ半ばから下山した。ルンゼ堰堤取り付きが10時30分ごろ、ルンゼ半ばでの滑落時は11時過ぎ、下山を決めてイン谷に戻った時はちょうど12時頃でした。幸いな事に身体に異常が無かった事が不幸中の幸いであった。今年は思った以上に降雪が少なくイメージしていたルンゼとは違った顔を見せられアタックを拒まれた。また来年挑戦します。

<ヒアリーハット>
 ルンゼ半ば迫り出した岩場で吉田さんがアイゼンを滑らせ50m程滑落。幸いなことに身体に異常は無かった。冬山から暫く遠ざかっておられ、ブランクが長すぎた事から身体が思うように反応しなかったことが滑落の大きな要因と考える。来シーズンにはアイゼントレからスタートして頂いて冬山に再チャレンジして頂きたいと思います。

 

 

(村田)



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