南奥駈け、特にこの辺りは交通の便が悪いです。最初は浦向に降りずに池原林道を下る予定でしたが、2年前の台風で道が崩落してその工事のため通行止めになっていました。浦向に降りるとバスは無く、平日だけののコミニィバスで時間的にも使えません。ここのタクシーも民宿も廃業していてとお手上げです。山本さんと小林さんに車を出してもらい下山口の白谷林道に一台をデポしてなんとかなりました。
5/25
玉置山山頂 花折峠
玉置神社から山頂、ここから時間の余裕があるので奥駈け道から外れて宝冠の森に行きます。一帯の花は終わっていますがシャクナゲの森です、咲き残りがチラホラ見えます。宝冠ノ森から十津川が綺麗にみえます。ここも修行の場らしく鎖場があります。今回の地蔵岳から槍ヶ嶽は鎖場が続き、奥駈けで一番の難所だそうです。その予行練習になります。全員、滞ることなく降りてきて一安心です。上平主税碑から宝冠ノ森をピストンして奥駈け道に戻ります。車道の横、少し下がった所に登山道が有り何度か車道を行ったり来たり山中に入り蜘蛛の口からの長い登りを登りながらテント場を探します。この辺りは水場が無いので平らな所で有ればどこでもいいのですが、やはり、エアリアにキャンプ適地と載っている塔ノ峠まで来ました。適地ですが狭くて7,8人用のテントを張るのがやっとです。
テント場での楽しい語らい
5/26 朝一番の仕事は急な階段道です。ゆっくりと時間をかけて登ります。香精山までは登りが続き、香精山からはアップダウンの繰り返しで地蔵岳の登りに入ります。この辺りはシャクナゲが花盛りです。ここのシャクナゲは木が大きくて花も立派です。
シャクナゲ
地蔵岳の登りから鎖場が続きますが慎重に登れば大丈夫です。地蔵岳を降りて槍ヶ嶽までも鎖場はつづきます。槍ヶ嶽からはヒメシャラの林です。赤茶色い幹が何本も乱立しています。花の頃はさぞかしと思われますが、いかにも不便な所です。槍ヶ嶽と笠捨山の間に水場と載っていますが急な坂を10分以上下り、枯れている可能性も有り取りに行くきにはなりませんでした。前日、すれ違った女性が4日間歩いてきたけど水が無くて大変だったと行っていました。最後の登りの笠捨山をゼイゼイ言いながら登って、後は下りだけだと思っていましたが、小さなアップダウンの繰り返しで行仙小屋に着きました。ここから浦向に下って行きます。途中の水場は冷たくておいしい水が流れていて生き返ったようでした。国道の出会いから車で玉置神社まで車を取りに行ってもらいました。往復2時間もかかり本当にご苦労様でした。帰る途中「きなりの湯」で汗を流して大阪までかえりました。
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