荒川三山、聖岳縦走    頑張り
【日 時】 8月8日(夜、木)〜12日(月)
【天 候】 8月9,10,11,12日 晴
【参加者】 男性1名、女性4名
 

 

【コース】 8/8(夜 )22:00枚方公園駅集合―車―畑薙5:00着
8/9 畑薙8:00−バスー椹島9:00〜岩頭見晴台10:45〜小石下11:35〜清水平13:25〜見晴 
    台14:35〜駒鳥池15:55〜千枚小屋16:32
8/10 千枚小屋5:10〜千枚岳6:03〜東岳(悪沢岳)7:35中岳8:53〜荒川小屋 10:35〜大
    聖平11:30〜小赤石岳12:40〜赤石岳13:50〜百間平15:18〜百間洞山の家16:00
8/11 百間洞山の家5:35〜中盛山7:37〜小兎岳8:30〜兎岳9:33〜前聖岳12:16〜奥聖岳〜前
   聖岳13:46〜小聖岳14:38〜聖平小屋15:55
8/12 聖平小屋5:35〜岩頭滝見台6:55〜吊り橋8:25〜造林小屋跡10:22〜聖沢吊橋10:22〜  
    聖沢登山口12:10
8/8 

                   遠く、近くに富士山が見えました。                  
枚方公園駅前に集合、車で畑薙まで走ります。南アルプスは遠く畑薙に着いたのは明け方になってしまいました。朝一番の東海フォレストのバスに乗り椹島に行きます。椹島から歩き始めますが蒸し暑い。地形図で見るとそれほどの急坂ではないが樹林帯で変化が無く、暑さも伴って睡眠不足の身には応えます。ようやく清水平で半分まで来ました。湧水で冷たい水を飲み、気を取り直して歩きます。駒鳥池を通過して、しばらくすると千枚小屋まで15分と標識が有りましたが、この15分が長かった。
8/9 
千枚小屋で十分、睡眠をとり元気に出発です。今日はこの山行のハイライト、荒川三山、赤石岳を登ります。エアリアのコースタイムだけでも9時間40分かかります。休憩などを入れると11時間から12時間かかりますが昨日、東海フォレストのバスに乗る時に百間洞山の家は4時までにはいらないと食事はでないと言われました。ジェ、ジェ、ジェ。初耳!朝をお弁当にしてもらって、岩場が多い所なので明るくなってから出発しました。間に合わなくても仕方がないと腹をくくって焦らないで行く事にしました。千枚岳、丸山と登って行き、昨日と違って展望もよく変化もあって楽しめました。
この山域は花がとても豊富でピンクや紫、黄色に白ととてもカラフルです。特にタカネビランジの花の塊は可憐で華やかです。今回、最高峰の悪沢岳を登り一息ついた所で前を見ると赤石岳がド〜ンとそびえてます。この辺一帯を赤石山域と名を冠しているだけに大きくて立派です。荒川小屋、大聖平と下って小赤石岳を見上げると厭になる位の急登です。焦らずに、少し時間を気にしながら登って行きます。今回のコースは円を描くようにぐるっと周遊しますので向かい側に明日登る聖岳の稜線が見えています。明日は1日がかりであの山を登ると思うと圧倒されますが、まずは赤石岳です。昨日と違って今日は皆の足取りが快調です。そんなに休憩を取らずに登れているので、ひょっとしたら4時までに間に合うかもと思いましたが、早朝から10時間以上歩いているので気をつけて、慌てないでと声をかけながら百間洞山の家に向かいます。ホントに狙ったかのようにジャスト4時に小屋に着き、小屋名物の美味しいトンカツを食べる事ができました。
 
     千枚岳の急な下り                  一休み
8/10
今日は聖岳の登山です。ギザギザの稜線を見ながら、でも昨日みたいに時間制限がないのでゆったりとした気持ちです。中盛岳、小兎岳、兎岳と登ったり、降りたりして前聖岳を登ります。ここでの展望を楽しみながらのコーヒーは又格別です。昨日登った赤石岳が大きく翼を広げたように見えます。奥聖岳までピストンで足を伸ばして眺望を楽しんで、聖平小屋まで長い道を下ります。樹林帯に入ると展望もなく長い道のりでしたが聖平小屋に到着しました。
   
                 百間洞山の家に向かうトラバス道
8/11
聖沢登山口までは5時間くらいです。バスの時間が10時と13時10分です。
長い縦走でしたのでゆっくりと下山するように13時10分のバスにしました。おかげで十分、南アルプスの山に別れを惜しむ事ができました。谷を降りているので沢に出会うと水を取ることが出来、山を眺めながらのコーヒータイム、あまり早く降りると暑い中でバスを待つ事になるのであっちこっちで時間を潰しての下山です。吊橋が二つありましたがいずれもスリル満点の吊橋でした。
今回の山はピークを12も越え、そのうち3000メートルは7座(西内さん、大西さん、相生村さんは前岳をピストンしたので8座)と登ったり降りたりが忙しい山でしたがとても充実感のある山行でした。

               降りては登りの繰り返しでした。
 

 



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