-
9/21、
今回も車を下山口の前鬼ゲートに一台デポして、白谷林道(関電巡視路、やまびこ補給路)から入ります。林道から赤い鉄梯子を登って九十九折れの道を登ると直ぐに水場があり、また九十九折れの道を登り詰めて稜線にあがると行仙ノ宿です。ここから大峰奥駈け道に入ります。急な坂を登り、行仙岳、下って小さなピークを4っつ程越えて倶梨伽羅岳。また下って登って転法輪岳。下ったコルに平冶ノ宿があります。またピークを二つ程越えて下って行くと下の方に林道が見えます。しばらく林道と並行して下りて行くと林道に突き当たります。ここが今日のお宿の持経ノ宿です。結構、広い小屋で20人位は泊れそうです。小屋には毛布が沢山置いてあり、囲炉裏もあって大助かりです。この宿は新宮やまびこグループが管理していて事前に連絡を入れておくといいです。水場も林道を10分ほど降りた所にあります。
9/22
今日の行程は長く、下山しても車をとりにいかないといけないので相当時間がかかります。早立ちをして阿須迦利岳、涅槃岳、般若岳、地蔵岳、奥守岳、天狗山と登っては下り、登っては下りの繰り返しです。太古の辻から奥駈け道は南と北に分かれます。南奥駈けは交通の便が悪く、その為かほとんど登山者とすれ違いませんでした。たまに一週間ほどかけて通しで歩いている単独者に逢ったりします。その分、人慣れしていない自然が有ります。日本有数の降雨地帯なので木もスクスクと伸びて巨木がいっぱい有りました。地蔵岳を下ると天狗のけいこ場と呼ばれる笹原がありました。とても景色が綺麗で気持ちの良い所です。あちらこちらの木が色着き始め秋の気配を感じます。思わず「綺麗ねぇ〜」と声が出るほどです。遠くを見ると幾つも山並みが重なって奥深さを感じます。大峰は良い所です。天狗山を登ったら、石楠花岳、蘇莫岳と続きますがこの二山はピークを踏まずに巻きます。奥駈けの山は修験の山なので仏教用語なのか難しい漢字の山ばかりですが、石楠花岳だけはその名のとうり全山、石楠花です。しっかりとした濃い緑の葉の先にいっぱい蕾を付けていました。花が咲く頃は山全体がピンクに染まり夢のような景色が見れると思います。是非、その頃に来たいものです。蘇莫岳と大日岳のコルが太古の辻です。ここから前鬼に下っていきます。前々回はここを登りましたが登るのと下るのでは随分印象が違います。こんなに荒れていたのかしらと思いながら沢筋を下って小仲坊に着きました。ここでジュースを飲んだり、トイレを借りて又車の置いてあるゲートまで30分ほど林道を歩きます。ゲートから私と小林さんが車を取りにいきます。往復2時間近くかかりました。その間、他の人は前鬼口まで長い林道歩です。ご苦労様でした。
|