右京労山・秋の公開場ハイク
    「安達太良山と磐梯山」
 普通
【日 時】 10月11日(金)〜14日(月)
【天 候】 10月12日(土)曇り時々雨・のち晴れ 風強し
10月13日(日)曇り時々雨・のち晴れ 風強し
【参加者】 会員:男性5名,女性10名 一般:男性1名、女性1名
 

 

【コース】

10月12日(土) コースタイム
奥岳登山口 8:05〜勢至平分岐9:40〜10:28くろがね小屋10:45〜峰の11:26 〜12:20安達太良山山頂12:33〜13:18表登山口分岐13:30〜仙女平14:22〜表登山口16:25
10月13日(日) コースタイム
猪苗代登山口9:05〜天の庭(一合目)10:50〜赤埴山分岐11:17〜11:55沼ノ平12:20〜赤埴山分岐12:38〜12:50赤埴山山頂13:05〜天ノ庭(一合目) 13:47〜猪苗代登山口15:00

  • 報告と感想
    初めての東北遠征、心躍る気持を抑えてイザ出発。しかし、小雨がぽつぽつ、どうも今年は雨と道連れ。12日・安達太良山曇り時々雨、13日・磐梯山も曇り時々雨とカッパを身に着けない日は無かった。そして京都に帰る日は無情の快晴日和。やはり晴には縁遠い山行でした。
         
                     磐 梯 山                  安達太良山頂上

    10月12日(金)
     夜の9時を回った頃、四条大宮を出発、ウィンドガラスに小雨がぽつぽつとたたく。名神・北陸道・磐越自動車道と走りに走って朝方磐梯山の雄姿を拝む。今回は何時になく寝不足となった。
    10月13日(土)
     バスは安達太良山奥岳登山口に到着。広い駐車場には地元福島をはじめ関東近隣のナンバーが目に付く、さすが京都ナンバーはかった。登山口でストレッチを行って出発、大半の方はロープウェイを使うのか登山口に向かうのは僅かな人影だけ。広く整備された林道を暫く歩くと左・登山道、右・馬道とかかれた杭をみつけ私たちは馬道を進む。途中何度か登山道と重なりながら歩いている頃、曇り空から雨が勢い良く落ちて全員カッパを着込む。勢至平までの道のりの中で小さく茜色に染まった湖杖を見つけては秋の気配を感じた。くろがね小屋は雨に濡て身体が冷えて小屋に掛け込む人たちで溢れ返っていた。くろがね小屋で早い昼食を取って峰の辻を目指す。雨は小降りに成って来たが樹林が消えてごつごつした岩肌が出現、風も少しずつ強くなり視界もだんだん利かなくなってコンディションは落ちばかり。峰の辻の手前から風が強くなり稜線に上った頃は身体が浮き上がる程の強風に思わず耐風姿勢を取る。強風で座り込む人も出て来たのでザイルを出して捕まりながら進む事にした。後でブログを読んで分かった事だが此処は風が良く吹き荒れる稜線で、多くの登山者がこの強風に行く手を遮られているようだ。何とか稜線を抜けて頂上直下の記念碑の前で記念写真を取り下山に掛かる。これも後でわかった事だが記念碑から僅かに登るだけで頂上に着く所だが当日は強風のため誰も頂上を踏もうと申し出る人はいなかった。下山は表登山道を行く。多くの登山者はロープウェイを利用するのだろうこの道に入る人は私たち以外,誰も居なかった。げんざん当初の道は入る人が少ないため下草に覆われて降りるのに苦労したがダケカンバ之樹林帯に入ると静かで気持のよい山道となり仙女平からは広い林道となり心地よい山歩きでした。表登山口に降りてくるとバスの影を見つけて一同元気がでた。泥を落としてバスに乗り込み今日の宿泊施設・新大玉温泉 アットホームおおたまに向かい露天風呂に浸かり今日一の疲れを癒して床に着いた。
           
             磐梯山を背に秋の気配               磐梯山の折り返し

    10月13日(日)
     二日目は7時30分朝食、8時出発のユッタリした日程、しかしこの事が後で裏目となった。アットホーム大玉を後にして昨日来た道を引き返し磐梯山の麓を目指す。今日も空はどんよりとした曇り空で雲の流れが速い、上空は強い風が吹き荒れているようだ。磐梯山は猪苗代スキー場の登山口から登る事にした。当日、登山口では「第1回 磐梯山トレーニングラン大会」(たしかこんなタイトルでした)が開催されていておおよそ100名ほどの参加者がいた。トレールランは9時にスタート、私たちは5分遅れで登山口を出発した。暫くゲレンデの中を歩くが麓はなだらだが登るに従って斜度がきつくなる。ゲレンデ横の道を歩いているとイガグリが先日の台風のせいで沢山道端に落ちていて目ざとい仲間は目を白黒させていたが収穫は無かった模様。リフト終点に10時30頃到着すると早くもトレランの先頭走者が降りて来たダントツの早さ。この後狭い登山道に入る頃、次から次とトレラン走者とすれ違い赤埴山分岐までに2時間余り費やした。此処で赤埴山頂上を回避して巻道を選択、先を急ぐ事にした。此処からは前方に櫛ヶ峰や左手に磐梯山本峰が望める。磐梯山本峰頂上は雲が幾重にも掛かり早く流れては消えていく、すれ違う登山者に頂上付近の様子w聞くと強風のため登頂を断念して下山してきたと無念の思いを伝えられた。この先沼の平までの道筋でグミの群落に遭遇、目材と人たちは登山を忘れ思い思いにグミを口中いっぱいに頬張り品定めに余念がなかった。沼ノ平と書かれた記念碑に12時ころ到着、昼食をとる傍ら今後の工程について話し合った結果、裏磐梯まで行く事は時間的に余裕がないと判断、当初予定を変更して出発地点の猪苗代登山口に引き返す事にした。グミ街道をもう一度潜りぬけて赤埴山分岐に着くと赤埴山頂上を目指して狭い登山道を登りつめる。頂上から磐梯山本峰が猪苗代湖に向かってせり出し山肌は秋の色に染まりかけていた。風は止む事は無かったが頂に掛かった雲は徐々に薄れ晴れ間ものぞき眼下には猪苗代湖が大きく横たわっていた。実にすばらしい景色でした。
        
            赤埴山頂上                猪苗代湖を望みながらの下山       

 

 



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