播但の山と竹田城址
『段ヶ峰と東床尾山』

“普通例会”

【日 時】

 2013年11月23(土/祝)〜24日(日)

【天 候】

 11/23-24日;期間を通して晴れ

【例会目的】

 ・播但の山『段が峰』と『東床尾山』を登る。< BR> ・雲海に浮かぶ竹田城址の景観を楽しむ。<BR> 【参加者】 <CL,装備>石田(忠),<SL,車両>森村,<食料,無線>石田(千),<br><会計,車両>西岡,<記録>森本,  以上5名(W=2,M=3)

【参加者】

  会員 ; 5名, (W= 2,M= 3)

【コース】

 〔集合;七条烏丸上ル「東本願寺」前,午後1時00分〕
 ・9/27 京都(13;00)−<R1,名神高速,北陸自動車道>−糸魚川IC(17;10)−<R148>−
  −平岩−<県道>−(18;30)蓮華温泉P 〔テント泊〕
 ・9/28 蓮華温泉(7;07)==風吹大池登山口/1480m(7;40)=
  =笹目尾根分岐/1780m(8;45-55)==県境尾根分岐/1840m(11;00)=
  =風吹天狗原(11;30-55)==(12;10)風吹山荘/1780m 〔泊〕
 ・9/29 風吹山荘/1780m(6;45)==分岐(7;10)==フスプリ山/1944.3m=
  =天狗原/2200m(10:15-30)==『白馬乗鞍岳/2436.7m』(12;10-20)=
  =白馬大池/2370m(13;05-30)==天狗の庭/2093m(14;55-15;05)=
  =(17;00)蓮華温泉ロッシ/1470m 〔泊〕
 ・9/30 蓮華温泉(9;00)−<県道>−平岩−<R148>−糸魚川IC(11;30)−
  −<R1,名神高速,北陸自動車道>−(16;30)京都 〔解散〕

             
 【行動記録・感想】                                       記/C.L石田(忠)
 <今回の例会> この“播但の山と竹田城址を楽しむ例会”は、昨年に市岡さんから提案され例会を予定しましたが実施出来ず、今年 再度計画しました。
 その間に竹田城址が、“日本のマチュピチ”とか“雲海に浮かぶ城”と、大人気になって、「場合によっては寄りつけないかも知れない」と覚悟。その分23日の『段ヶ峰』登山を楽しんだあとのテント地を、竹田城址の丁度対面にあって“雲海に浮かぶ竹田城址”のビュースポット(カメラマンの撮影ポイント)である“立雲峡公園”の駐車場と決め、24日早朝に上の展望台まで上って“雲海に浮かぶ竹田城址”を見物することにしました。そして翌日は天然記念物になっている“糸井の大カツラ”も見物した上で、名前がユニークな『東床尾山』から『西床尾山』を巡って帰ろうという一寸欲張った計画です。
 <一日目/『段ヶ峰』> 朝、快晴の中、石田のボロオデッセイとYさんの車の2台に分乗して勇躍出発。ところが連休の初日ということで、中国自動車道の宝塚付近の渋滞は半端でなく、予定より大幅遅れの10時に生野町の登山口Pに到着。既に沢山の車でほぼ満タンの駐車スペースに潜り込んで、急いで出発準備。
 『段ヶ峰』にはいろいろコースが有りますが、今回は国道312号からすぐに登山口のある“段ヶ峰縦走コース”を楽しみました。このコースは、「達磨ヶ峰(912m)」,「ブドウガ峰(1083m)」などのピークを越えて『段ヶ峰』に至る往復6時間弱の少し長いルートです。「達磨ヶ峰」までは急登の登りですが、あとはなだらかな林や展望の良い草原がある尾根を辿るルートで、播但の山を満喫できる楽しいコースでした。
 車の渋滞で出発が遅くなったため、全員一緒では『段ヶ峰』往復は難しいと判断し、『段ヶ峰』迄少し急ぎ足で行く班(リーダーIさん)と、その手前の「ブドウガ峰」迄をゆっくり楽しむ班(LAさん)の2班に分けて山行しました。1班にSさん、2班に石田がサポートに入って、お互い無線で安全を確認しながら行動しました。
 初めの達磨ヶ峰への急な登りをこなすと、あとは気持ちの良い尾根歩きです。雑木林の中を915mや928mというピークを越して歩きますが、如何にも“晩秋の山”という感じで静かな良いコースです。
 「ブドウガ峰」は結構大きな山で、達成感もあります。山頂は非常に広くて草原で展望抜群です。360度播但の山々がぐるりと一望できます。ゆっくり隊はコーヒーを沸かして昼食を楽しみ、一足お先に下山に向かいます。余裕を持って山を楽しみながら下ります。達磨ヶ峰手前で1班と合流して皆で一緒に下りました。
                     
 下山後、「夕方なら竹田城址に入れるかも」と、朝来市竹田へ向いましたが、私が高速道路を下り間違ってウロウロしたため暗くなってしまい断念。予定の立雲峡公園の駐車場へ。駐車場傍らの草地の中にテント2張りを設営。食坦の(千)のキャベツと豚肉,ベーコンのコンソメ風味の“安価鍋”(良く言えば“ヘルシー鍋”)で夕食。ビールやお酒も少々飲んで懇親会。楽しい夜でした。但し、夜中はドンドン車が上って来て、その賑やかなこと。“竹田城址ブーム恐るべし”です。
 <2日目/『東床尾山』> 朝5時起床、朝食を摂った後テントを撤収して、少し明るくなりかけた頃から公園の上にある“竹田城址の展望台”へ上る。あとから後からゾロゾロと多くの人が登ります。下から第3展望台,第2展望台があって、その上の30分登った第1展望台まで上る。既に多くの人、カメラマンが既に陣取っていますが、私たちもその中で“雲海に浮かぶ竹田城址”を待ちます。
 明るくなって向いの山の上に竹田城址が望めます。ただ雲海は、今日は少ないようで未だ下の方にしかありません。右手の方にはギッシリの雲海があって徐々に湧き上がってくる感じです。30分程待っていると竹田城の少し下まで上ってきましたが、この辺で私たちは山があるので下山。
 混雑の立雲峡公園Pを出発し、『東床尾山』の登山口へ向う。ここでも地理不案内の私が、県道に入る所を間違って少しウロウロしましたが、8時45分に登山口の駐車場に着く。
 ここから10分ほど林道を歩くと、“糸井の大カツラ”があります。天然記念物に指定され日本一と言われるだけに、やはり大きくて立派ですが、今は葉が落ちていますので少しさびしい感じです。この大カツラの後から登山道に入ります。
    
 この日も『東床尾山』ピストンする1班(リーダー(千))と、『西床尾山』までぐるりと縦走して羅漢谷から林道に出る2班(リーダー/Aさん)に分れて行動します。2班にはSさんがサポート、1班に私が入って無線で安全を確認しながら行動します。
 登山道は谷筋を進みます。そんなに荒れた感じでは有りませんが、道は細く、徒渉や急斜面のヘツリが続く中々の難コースです。谷筋から最後は急斜面をツヅレ折りに上がりますが、ここも中々厳しい斜面です。
 “床尾の家跡”のある尾根に上ると難所も終わり、ここからはなだらかな雑木林の中の尾根道を少し辿ると『東床尾山』です。この山頂も木が無く展望抜群です。ここで少し早い昼食タイムです。コーヒーも沸かして楽しみます。
 山頂から、先の長い2班は1足早く出発し、1班の3名も少し遅れて出発。尾根の分岐で縦走路に入った2班に無線でエールを送り、私たちは下山路に入ります。急斜面の下りは神経を使います。私が先導しLが最後尾で注意を交わしながら進みます。谷筋に入ると少し安心しますがヘツリもあって気が抜けません。“助衛門の大桜”までくると危険個所も無くなり、程なく大カツラに無事下山。
 大カツラの登山口から林道を少し下ったところに2班が下りてくる“羅漢谷出合”の登山口がある。ここで2班を迎え全員無事に下山。この日の山行を終えました。『東床尾山』も変化に富んだコースで、山頂からの展望も良く静かで気持の良い山でした。昨日の『段ヶ峰』と言い、播但の山は楽しい所です。
 下山後、この時間なら“竹田城址”へ上れるかと行って見たが、上の駐車場は2時間待ちということで断念。帰路に着きます。途中“夜久野温泉”で汗を流し、隣の食堂で開店の5時半まで待って腹ごしらえをして帰ってきました。千代原口の日帰り温泉の駐車場で、会計さんの会費清算をしてもらい、8時半頃無事に解散!“お楽しみ例会”の山行を終えました。
 <例会の振返り> 今回の例会は、中々行く機会が少ない“播但の山を楽しむ”そして今話題の“日本のマチュピチ竹田城址を楽しむ”、日本一と天然記念物に指定された“糸井の大カツラを楽しむ”と、欲深い企画でした。これらのお楽しみを2日間で安く行こうと、テント泊で行いました。
 『段ヶ峰』は、自然林と草原の静かな山、展望が楽しい山、そしてやさしく癒されるような尾根歩きの山でした。『東床尾山』は“ヒガシトコノオサン”と呼びますが、一寸名前が変わっていて興味を引く山です。こちらも人の少ない静かな自然が一杯の山です。ルートは細いですがしっかりついていますが、登り下りは谷筋のルートで徒渉やヘツリがあり、中々変化に富んだルートで、楽しい山でした。
“播但の山”は例会で中々行く機会がすくない山域ですが、時期を変え、他の山にも登って見たい山々でした。
 “竹田城址”には今回は近づけませんでしたが、以前行った時の印象では「一見の価値あり」です。古い大きな石積みがそのまま残っていて、やはり感動します。今の大フィーバーが一段落した頃に訪れたい所です。
 “糸井の大カツラ”は立派でした。今度は葉を茂らせてより大きく見える頃に訪ねたい所です。又、ここから登山道を30分入った所にある“助衛門の大桜”も立派そうで、花の頃に見に来たい所でした。
 以上、今回のお楽しみ、見どころは一応楽しめた例会でした。Iさんが詳しく、いろいろ紹介や案内していただき助かりました。又メンバーの皆さんも協力し合って山行できました。楽しいパーティーでした。ありがとうございました。一方私が地理不案内で、車で移動時にウロウロ迷ってしまい、皆さんに迷惑をかけました。反省!
 また、“播但の山”を楽しみましょう。
                                                        以上 

(記 石田)

 

 
 
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