アイゼントレーニング
『リトル比良/白坂』

“ステップアップ例会”

【山行日】

 2013年12月 8日(日)

【天 候】

 晴れ時々曇り 

【例会目的】

 ・雪山・冬山に向けてアイゼンの基礎トレーニングを行う。

【参加者】

  会員 ; 11名, 一般 ; 0名, 計11名 (W=9,M= 2)

【コース】

 〔JR京都駅 湖西線ホーム/8時00分〕
 京都(8;15)−<JR湖西線>−JR近江高島(8;55-9;05)==大炊神社(9;30-40)=
  =リトル比良岳観音下/白坂〔アイゼントレーニング/10;10〜15;15〕=
  =大炊神社(15;45-16;00)==JR近江高島(16;30-16;36)−<JR湖西線>−
  −(17;31)京都〔解散〕

    
【行動記録・感想】                                        記/石田(忠)
 今年のアイゼントレーニングの例会の2回目です。今回は11名と大人数での練習です。このアイゼントレが初めての人や、今までで1-2回しか経験無い方が多くおられて、今日は基礎練習を重点的に行うことにします。天候も晴れで、みっちり練習できそうです
この日の白坂には、右京が11名、初級登山学校が13-5名、明峰さんが7-8名と大賑わいです。まぁ、広い場所ですので、皆で楽しくやります。
 入口の大炊神社で、十分にストレッチで体をほぐします。ここでアイゼン以外の装備、服装を身につけ出発しました。尾根の下の広場に荷物をデポして、アイゼンを装着して練習を始めます。先ずアイゼントレをする前に、シュリンゲで簡易ハーネスの結び方を練習しました。右京では、テープシュリンゲとカラビナ、シュリッゲなどを常に携帯するよう薦めています。折角携行していても、長さが合わなかったり、結び方を理解していないと、必要な時に間に合いません。
 この日の参加者は、今まで十分アイゼンの経験者から、今度初めて雪山に入ろうか、と言う人までいろいろです。そこで経験者グループと初心者グループに分け、経験者グループはYさんに見てもらって自主的に練習します。
 初心者グループは私の方で、基本練習を行います。まずは尾根の登り降りです。両足の間隔は開いているか、爪全体で歩けているか、下りの姿勢が後傾になっていないか、チェックしながら登り降りします。初めは恐怖感が無いように、余り高い所まで登らず練習します。それも何回も繰り返しの練習です。続けてトラバースの歩行練習を行いました。これも低い所で往復して、爪全体で歩けているか繰り返します。
 次は、経験者と初心者がペアになって、経験者が指導しながら練習します。指導役をすると経験者の人も勉強になります。Yさんは全く初めての2人を重点的に指導します。
 途中で、初級登山学校の一人がトラバース中に斜面から3-4m転落。講師が確認したところ、軽い捻挫を負ったようです。講師が皆を集めて、実戦的にレスキューの指導を行おうとした時、もう1名が4−5m転落。こちらは「異常なし、大丈夫」との返事。その後、確認すると「テーピングをすると自力歩行出来る。今日の練習は取りやめて皆で下山する」とのこと。私たちも十分事故防止に気を付けて練習する必要があります。
 〔その後聞いたところでは、転落した2人とも骨折していたとのことです。吃驚しました〕
お昼は、前週と同じく、Mさん用意の暖かいうどんが振る舞われました。寒い時期には助かります。単調な練習例会の息抜きです。
 午後は、午前中の復習をした後、荷物を担いだ練習をしました。荷物を担ぐとバランスが変わりますのでこの練習も重要です。そしてこの日は、Yさん紹介のゲレンデの外の岩稜混じりの新しいコースを回りました。藪漕ぎもあって面白いコースです。次に逆回りも歩いてみました。午後3時過ぎに練習終了して下山しました。
この日も良いコンディションのもと、みっちり練習出来ました。又、経験者が新しい人の指導をする方式で、お互いにとってより深い練習ができたのではないでしょうか。参加の皆さんご苦労さまでした。
                                                      以上
 

(記 石田)

 


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