【行動記録・感想】 記/石田(忠)
今年のアイゼントレーニングの例会の2回目です。今回は11名と大人数での練習です。このアイゼントレが初めての人や、今までで1-2回しか経験無い方が多くおられて、今日は基礎練習を重点的に行うことにします。天候も晴れで、みっちり練習できそうです
この日の白坂には、右京が11名、初級登山学校が13-5名、明峰さんが7-8名と大賑わいです。まぁ、広い場所ですので、皆で楽しくやります。
入口の大炊神社で、十分にストレッチで体をほぐします。ここでアイゼン以外の装備、服装を身につけ出発しました。尾根の下の広場に荷物をデポして、アイゼンを装着して練習を始めます。先ずアイゼントレをする前に、シュリンゲで簡易ハーネスの結び方を練習しました。右京では、テープシュリンゲとカラビナ、シュリッゲなどを常に携帯するよう薦めています。折角携行していても、長さが合わなかったり、結び方を理解していないと、必要な時に間に合いません。
この日の参加者は、今まで十分アイゼンの経験者から、今度初めて雪山に入ろうか、と言う人までいろいろです。そこで経験者グループと初心者グループに分け、経験者グループはYさんに見てもらって自主的に練習します。
初心者グループは私の方で、基本練習を行います。まずは尾根の登り降りです。両足の間隔は開いているか、爪全体で歩けているか、下りの姿勢が後傾になっていないか、チェックしながら登り降りします。初めは恐怖感が無いように、余り高い所まで登らず練習します。それも何回も繰り返しの練習です。続けてトラバースの歩行練習を行いました。これも低い所で往復して、爪全体で歩けているか繰り返します。
次は、経験者と初心者がペアになって、経験者が指導しながら練習します。指導役をすると経験者の人も勉強になります。Yさんは全く初めての2人を重点的に指導します。
途中で、初級登山学校の一人がトラバース中に斜面から3-4m転落。講師が確認したところ、軽い捻挫を負ったようです。講師が皆を集めて、実戦的にレスキューの指導を行おうとした時、もう1名が4−5m転落。こちらは「異常なし、大丈夫」との返事。その後、確認すると「テーピングをすると自力歩行出来る。今日の練習は取りやめて皆で下山する」とのこと。私たちも十分事故防止に気を付けて練習する必要があります。
〔その後聞いたところでは、転落した2人とも骨折していたとのことです。吃驚しました〕
お昼は、前週と同じく、Mさん用意の暖かいうどんが振る舞われました。寒い時期には助かります。単調な練習例会の息抜きです。
午後は、午前中の復習をした後、荷物を担いだ練習をしました。荷物を担ぐとバランスが変わりますのでこの練習も重要です。そしてこの日は、Yさん紹介のゲレンデの外の岩稜混じりの新しいコースを回りました。藪漕ぎもあって面白いコースです。次に逆回りも歩いてみました。午後3時過ぎに練習終了して下山しました。
この日も良いコンディションのもと、みっちり練習出来ました。又、経験者が新しい人の指導をする方式で、お互いにとってより深い練習ができたのではないでしょうか。参加の皆さんご苦労さまでした。
以上
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