霊仙山(福寿草・春を知る)  普通
【日 時】 ~14年 6日(日曜日)
【天 候】 曇り・山頂は吹雪
【参加者】 女性4名、男性1名
 

 

【コース】 登山口9:00‐西南稜コル10:10‐高度1040m 11:00‐下山‐西南稜コル11:40
  行動食11:50‐登山口12:30
 

季節は春、霊仙といえば福寿草を連想させる季節でもあり登山者が多くつめかけると予想して京都を予定より30分早めて7時出発、登山口には8時45分頃に到着。一度、駐車地点を間違えて車を移動させた頃、三重県ナンバーの車が3台到着。路肩がすぐに一杯となる。登山口からは暫くジグザグの道を上る。途中、廃村跡を通り抜けると山道になる。廃村跡付近で背が伸びている福寿草を見かけるが所々にしか咲いていない。山道を登り始めて高度800mあたりから雪が降り始める。西からの風に煽られて木立がまだ有るせいか緩やかに舞い降りていた。山道を上り詰めて西南稜のコルに着いた頃から強い西風に乗って雪が舞い始める。コルから西南稜を見上げると雪の帯が視界を妨げて僅かしか望めない。足元は粘土質の滑りやすい土で登るのに皆さん四苦八苦していました。気温も段々と下がり雪が降り積もってトレースが不明確になってきた。靴の底は雪が団子になり高下駄を履いて登っているようで思うように足を運べない。カッパのズボンも見る見る泥まみれになっていった。何とか泥道を抜けて西南稜展望台直下(高度1040m)付近まで来ると周りは吹きさらしで風と雪を避ける場所は一切ないことから稜線に上がり福寿草も雪に隠れてしかも吹雪の中を3時間も歩くことを考えると止む無く引き返すことを決断した。やっとの思いで登り切った泥道を無念の思いで引き返した。コルに降りた時には二度ほど足を滑らせて尻もちを付き、手袋とカッパのズボンは泥だらけでした。コルの木立の背に隠れて行動食を取り駆けるように登山口に降りて行った。車を止めた路肩の横の小川の水で靴や手袋の泥を落として一路、彦根のかんぽの宿の湯を目指してハンドルを切る。最上階の風呂場から琵琶湖を見下ろすと至る所に白波が立っていて遠く伊吹の山の頂は白く染まっていました。今年も私の山行は天気に恵まれないかと一抹の不安を覚えました。



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