≪早春のなだらかな尾根道を行く≫
≪竹生島をバックにはいポーズ!≫
【報告と感想】 CL/石田
忠久
この『万路越〜海津大崎』の例会は、Nさんが提案しリーダーで行う予定でしたが、スキーの怪我で急遽
私がリーダーで行うことになりました。私は行ったことが無いコースで聞くと、Nさんから草川 啓三氏著の「近江
湖西の山を歩く」に出ているコースとのこと。又、Mさんから「**山友会」の山行資料をいただく。ただ、両者の山行は常に手強いコースが行われているので、下見山行を行って取組みました。
このコースは古くからの峠道と、穏やかな尾根道を読図で辿るコースで、人も少なく静かな山歩きが楽しめます。Nさん、楽しいコースを提案いただき感謝です。
春のうららかな天気の中、湖西線で出発します。参加者は3名で、その内のYさんは下見山行も参加されていましたので、SLになってもらって先頭を歩いてもらいました。
ガラーンとした永原駅に降り立ち、車道を黒川集落を目指します。田んぼの中をのんびり歩く、私は好きですねぇ。黒川から南に向きを変え万路越えへの谷筋の道を行きます。上で合流出来るのがわかったので安心です。一登りすると万路越えに着きます。ここは海津大崎の半島を寝も根元で横断する昔からの峠道です。お地蔵さんが祭ってあります。
ここから、『峯山』、『東山』のピークに連なる尾根道を行きます。ルートはほとんどが有るか無しかのふみあと程度です。落ち葉がついてほとんどわかりませんので、読図で地形を読みながらの山行です。下草がありませんので地形が見易いのは助かりますが、尾根が穏やかで広いところもあり要注意の所もあります。
万路越えから程なくで『峯山』に着きます。途中で見える「赤坂山〜大谷山」の峰々は、すっかり雪が無くなっています。2週間前は白く綺麗でしたが、雪解けは早いですね。
『峯山』からの尾根は、右に左に、そしてまた右にと大きく曲がりながら続いています。転換点のピークを順次押さえながら進むとそんなに難しくなく、前方に反射板が見えて来ます。ここのピークからは琵琶湖側に開けていて竹生島が望めます。ここで昼食タイムです。予定より大巾に早い時間で、行程の半分以上を済ましたので、ゆっくりします。天気は良し、展望良し、癒されるような静かな山歩きでのんびりします。
ここから20分程で最後のピーク『東山』です。三角点はありますが、小さなネームプレートだけの静かな山頂です。あとはこのコースの“大仕事”急斜面の下りに向かいます。
椿林の中の下りコースは、その入口が中々分かり辛く、ルートファインディングの勝負どころです。少し間違いかけましたが、トラバースで探してテープがあるとホッとします。少し下ると尾根の形が出てきますので、あとは急斜面をひたすら下ります。今日は乾いていて助かりますが、雨などで濡れていればより難しいルートです。
約1時間程で海津大崎の大崎寺に出てヤレヤレです。お参りした後、湖岸道路に降り立ちます。残念ながら“海津大崎の桜”は時期遅しで、ほとんど散っています。観光客もまばらです。今日の例会はここで解散として、茶店に寄って“お茶”をしてゆっくりします。
休憩後はJRのマキノ駅まで約4qを歩き、この日の例会を終えました。このコースは600m弱の山ですが、静かでなだらかな尾根歩きが楽しいコースです。そしてルートは不明瞭ですので、読図が楽しめます。下見と例会と、短期間の間に2回来ましたがその都度楽しめました。Nさん良いコースを紹介いただきありがとうございました。足の治る秋の紅葉時分にまた来ましょうか。参加の皆さん、ありがとうございました。
≪『東山』のピークで記念撮影!≫
≪海津大崎の桜は既に散っていました≫