唐松岳山行報告  普通
【日 時】 4月26日(土)〜28日(月)
【天 候】 26日(土)晴れ、27日(日)晴れ、28日(月)曇りのち雨
【参加者】 男2名、女3名、計5名
 

 

【コース】 26日(土)
 7:00四条大宮〜名神・中央道・長野道豊科IC〜13:⒑八方ゴンドラ13:30〜14:00八方山荘14:⒑‐14:35第一ケルン ‐15:00‐15:20八方山荘泊
27日(日)
 5:00起床‐6:00朝食‐6:50出発‐7:17八方山ケルン‐7:50八方ケルン‐8:30下ノ樺(アイゼン装着)‐9:05上ノ樺 ‐9:40丸山麓‐10:00丸山ケルン(記念写真)‐10:30P2554‐11:10唐松頂上山荘着(行動食)11:45‐12:05唐 松岳頂上12:25‐12:50唐松頂上山荘泊
28日(月)
 5:00起床‐6:00朝食‐6:55唐松頂上山荘出発(0℃)‐7:35丸山ケルン(6℃・層雲)‐8:30下ノ樺(アイゼン脱 着)‐9:00八方ケルン‐9:40八方山荘9:50〜10:20八方ゴンドラ駐車場着〜10:45みみずくの湯11:30〜長野道豊科 IC・中央道・名神東IC〜18:00四条大宮着
【山行報告】
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4月27日(土)
当初予定は4月27日(日)出発、28日(月)唐松岳アタックを予定していたが天気予報では28日(月)から降雨で山頂付近も風が強まると予 想されたため参加者の同意を得て出発を一日早めて唐松岳に向かう。
27日(日)の高速道路は連休前半でもありトラックよりも自家用車がたくさん通行していた。名神高速、中央道、長野自動車道を乗り継いで豊科 ICで一般道に降りる。ここも他府県ナンバーを付けた車が列をなしていた。八方ゴンドラに13過ぎに到着、八方ゲレンデを横に見ながらゴンド ラ、クワトロリフトを乗り継いで八方山荘に14時に着く。時間も早いことから荷物を預け、足慣らしのつもりで第一ケルンに出かける。澄み渡っ た空の左手に遠見尾根から五竜が一望、右手に白馬・杓子岳・白馬鑓が尾根を連なり眼前には唐松岳への尾根が続く爽快な眺めが出迎えてくれた。 一日早めてよかったとみんなで声をそろえた。山行初日はカメラ片手に写真を撮り山荘でお風呂に浸かりゆったりした一日を過ごした。

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4月28日(日)
この日も朝から晴れ渡り雲一つない晴天。6時50分、山荘前のリフトはまだ動いていないが私たちは唐松岳を目指して山荘を後にする。八方山ケ ルンまでは地肌がむき出しになっていたが徐々に残雪の上を歩くことになった。下ノ樺でアイゼンを装着、ストックをピッケルに持ちかえる。ここ から小さなピークを幾つも乗り越えていかなければならない。一つピークを越えては一休みと時間をかけて残雪の春山を楽しむ。今日も朝から晴れ 渡っているのですぐに汗が噴き出す。メンバーの中には紫外線を気にしてか顔をタオルで覆い隠しハーレムの貴婦人の様な出で立ちで、上海マフィ アのようなサングラスをかけ異様な姿を白い雪に映し出していた。唐松岳頂上山荘には早い時間に到着したが受け付けは13時からとシティーホテ ル並みに時間制限が掛り青空の下で昼食を取りザックを軒先に置いて唐松岳頂上に出かける。頂上は沢山の人が詰めかけてワイワイがやがやと声が 弾んでいた。頂上からは南に五竜岳、西に立山連峰、剣岳、北に不帰嶮、白馬岳、東に八方ゲレンデと遮るものは何一つない世界でした。しばらく 頂上で私たちも「あの山は何、こっちの山は何ですか・・・・・」などとここでしか味わえない素晴らしい時間を過ごした。この後、山荘にチェッ クイン、ゆったりした時間をコーヒーカップ片手くつろいだ。

4月29日(月)
 今日はくもり空、西の空から黒い雲が押し寄せてきた。新雪が降ったのかベンチの上に雪が積もっていた。気温も0℃近く手袋を厚手に変えて下 山にかかる。昨日まで青と白の世界が今日は灰色一色の政界に変わった。気温が低くなったためアイゼンが良く効いて歩きやすい。ツアーの団体と 前後し尾根を下って行ったが丸山ケルンあたりで一行はトラバース気味に谷に降りて行ったので私たちは来た道を引き返すためケルンのピークに上 り一行と別れた。いつもながら下りは早いこと、あっと言うまに下ノ樺に到着、アイゼンを外して地肌がむき出しになっているガラガラ道を八方山 荘目指して足早に降りた。唐松岳頂上山荘を6:55にでて八方山荘に9:50に到着、約3時間で尾根を降りてきた。駐車場でザックを整理、そ のあとご当地「みみずくの湯」でひと汗を流す。ここの湯は露天風呂から白馬を眺めることが出来るのが売りで私達も一糸まどわぬ姿で仁王立ちに なりながら白馬に分かれを告げた。帰り際京都近くで小雨に合う。山行を一日早めて良かったと一人うなずく。
 

 



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