三星山・一族山・丸山千枚       普通
【日 時】    2014年 5月10日(土)〜11日(日)
【天 候】 .晴れ
【参加者】   男性4   女性8
 

 

【コース】  10日 四条大宮 7:30=東大阪PA 大阪組と合流 =(高速)= 紀伊田辺
    = 佐(さ)向谷(こだに)登山口 11:30 --- 竜星の辻 12:00 --- 表参道出合 12:21 --- 崎  ノ堂12:39(昼食)13:00 ---竜神宮 13:11 --- 竜神山分岐 13:22 --- 八幡宮 13:34 --- 竜   神山分岐 13:48 --- 竜星のコル 14:21 --- 三星山 15:25~30 --- 西岡のコル 15:55 ---   竜星の辻 16:30 --- 登山口 16:45 --- 民宿「ゆの里」18:10
11日 民宿8:00 = 一族山P 9:00~10 --- 小滝コース分岐9:16 --- 作業小屋分岐 10:20 ---    一族山 11:28(昼食)12:10 --- 小栗須コース分岐12:17 --- 大河内コース分岐13:22 ---    保全林コース分岐 14: 02 --- 登山口P 14:12 --布引の滝展望所 14:16~14:23 = 丸山千   枚田 15:06~15:47 = 県道展望台 解散 == 京都組、新名神経由山科19:30
 
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     三星山の岩尾根                       山頂の三角点
京都組、大阪組、東大阪PAで合流、南紀田辺ICを下り、ひき岩群は無理と判断、予定を変更して竜神山(りゅうぜんさん)(496m)、三星 山(549.2m)へと向かう。車一台がやっと通れる農道の終点が登山口。鳥居と案内板がある。荒れた沢沿いの道を行くと正規の道と合流(地 図を読み間違えたリーダーのミス)、ホッと胸をなでおろす。参道のひとつなので道はしっかりしている。祠があり表参道と合流、分岐で崎ノ堂へ の岩山を登る。小さな葉っぱ(備長炭の材料のウバメガシの葉)が積もりこれがこの後の私たちを苦しめた。掃きながら歩きたいと思ったくらいと にかくよくすべった。眼下に田辺湾が一望!景色を楽しみながら昼食。樹齢400年というご神木(天然記念物)のウバメガシの大木がある竜神宮 を過ぎ、三星山への分岐を過ぎ龍之山城跡の説明板を見ながら4等三角点のある八幡社をピストン、分岐へ戻ってウバメガシの落葉に注意しながら 最低鞍部、竜星のコルへと下る。ここからが今日のハイライト。ポールをしまい準備をして、岩と岩との隙間を木や木の根をたよりに慎重に慎重に 登っていく。急登なのでなかなかスリルがある。山頂からは南へ下り西岡のコルを右折して竜星のコルで合流、登山口へと戻った。その後ひき岩群 へと向かったが時間も遅くなったので散策は断念、宿へと向かった。
民宿「ゆの里」は湯の峰温泉の入り口にある。小さいけれど内湯が2つ、露天風呂が1つ。朝出されたみょうがの新芽、皮をむいてお味噌で食べた がおいしかった。こんな食べ方があるとはじめて知った。料理もお弁当も温泉粥、温泉コーヒーもとてもおいしかった。
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  一族山                           一族山の石楠花
2日目、
一族山(800.5m)(南北朝時代に刀剣を作っていたと伝えられる入鹿鍛冶一族に由来する)へ向かう。国道311号線から県道780号線に 入り、林道三和片川線を走って布引の滝を過ぎると駐車場がある。藤の花を見ながら目の前の橋を渡り、沢沿いの道を行き、小滝コースへの道を分 ける。これが保全林コース。台風で大きく崩れた所もあるけれど、遊歩道として広く整備された道なので注意して歩けば問題はない。作業小屋分岐 まで来ると道は林道のために寸断、その先は崖になっている。立てかけられた木を伝って下り、林道を左へしばらく行くと階段状の道につながって いる。頂上も近くなると石楠花が咲き、足元にかわいいヒメハギの花が咲いている。頂上直下は急登だと思っていたが呆気なく着いてしまった。遊 歩道、なるほどと納得。頂上からの展望はあまりないが、丸山千枚田はよく見える。ゆっくりと昼食、マスターのおいしいチーズでコーヒータイ ム。下山は大河内コースへ向かって尾根を下る。はじめは急斜面、たくさんの石楠花の木が目に付く。が、花は少ない。今年は当たり年だというけ れど場所によって違うらしい。大河内コースの分岐で小滝コースへと左折、傾斜のゆるい整備された広い道(木馬道)をいく。小さいピンクのツツ ジの花が見える。はじめて見たツツジ(ウンゼンツツジ?)である。青葉が日にキラキラと美しい。このまま散策路かと思っていたら道がなくなっ た。ここからは渡渉を繰り返す。やっと山の会らしくなった。が長くは続かず元の作業道に戻り、程なく保全林コース分岐、橋を渡って駐車地を過 ぎそのまま布引の滝の展望地へ下った。日本の滝百選に選ばれているだけあって4段(一番上は見えない)の立派な滝だった。
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   丸山千枚田                              今回のメンバー
 
40分程走り、目の前が開けたと思ったらそこはもう千枚田の中だった。日本の棚田百選に選ばれただけあってすばらしい!高低差160mの谷あ いに1,340枚の棚田、最も小さい田は0.5u、5株程の苗が植えてあった。明治には2,480枚あったらしいが一時は530枚にまで減 少、その後「丸山千枚田保存会」が結成され、行政の支援もあって「紀和町(現在は熊野市)丸山千枚田条例」が制定され5年がかりで復元された とか。棚田での作業はたいへんだとは思うけれど、水を張った田んぼは輝いていた。夏には虫送りという行事があって幻想的な風景が、秋には黄金 色に輝く棚田が見られる。是非また訪ねてみたい。その時は通り峠の展望台から見たいと思う。        


       
 

 



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