≪山頂にて、白山を見ながら記念写真≫ ≪山頂付近のカタクリ≫
【報告と感想】 CL/石田
忠久
最近、福井の山に良く行っています。雪が多いためか、自然が多く残っていて楽しい山が多いです。本を見ていて“姥ヶ岳”という名前が一寸面白い山を見つけ、調べるとかなり奥まった山だけに、この山も自然が多く残っていて楽しそうで例会を企画しました。
参加は7名、一寸贅沢に車2台で出発。北陸自動車道、福井ICで降りてR158からR157号を1時間弱走った後、林道に入ります。この林道がまた大変、途中からやっと1車線の簡易舗装の道を辿ると、やっと登山口の“平家平”です。余り広くない駐車場にはほぼ一杯の車です。やっと2台停められるスペースを見つけ駐車して出発しました。
山に入ると、やはり期待どおり自然豊かな美しい自然林が広がっています。下は一面オーレン畑が広がっています。林は途中から背の高いブナ林が広がります。
・1243mの小ピークを越して下ると“水芭蕉の群生地”です。ただ、今回は既に終わっていて花はありません。ここを越すとなだらかな広い尾根を登ります。道の両側にはサンカヨウが一面に花を咲かせています。その他にも多いです。
1447mのピークまで登るとここはもう山頂の一角のようで、頂上は直ぐです。この間にはカタクリが多く咲いています。期待どおり花の多い山です。
山頂には三角点があります。低い灌木帯ですが登って来た正面(北東面)が開けていて、「白山」が白く美しい姿を見せています。その手前が「経ヶ岳」で、こちらが「銀杏峰」かなと、MAさんにいろいろ教えてもらいます。そして右手の方に見に行くと「能郷白山」と「冠岳」が間近く見えます。天候に恵まれ、福井や石川の山々の展望を楽しみました。
YAさんがお湯を沸かしてくれ、コーヒーを楽しみながら昼食をいただき、大満足です。
≪美しいブナ林を行く≫ ≪山頂で楽しみました≫
下山は、登ったルートをそのまま下りましたが、登山口近くに“栃の巨木”があると言うことで寄り道して見に行きました。寄り道して正解でした。この“栃の巨木”は本当に大きくて、立派で感動モノでした。それとこの周囲は大きく広がっていて、そこに二輪草がビッシリ茂っていて白い花の絨毯のようで、それは美しい景観でした。
『姥ヶ岳』は、「平家の落人が隠れ住んだという“平家平”」,「山頂近くの洞穴に山姥が住んでいたという伝説が山名の由来という山」,そして「ブナの原生林を守るため大野市が民有林を買い取って保護している山」ということで、とにかく奥まった山で行くのには不便ですが、自然が一杯!花が一杯!の山でした。今回の時期は、“サンカヨウ”と“二輪草”が花盛り、そして“カタクリ”も満開と楽しめました。次の機会には“水芭蕉”の時も良いでしょうし、紅葉の時期も又楽しいでしょう。いろいろ楽しめる山です。
<交通費>
今回の山はかなり遠い山です。参加者は7名ですが余裕を持って車2台で行きましたので、運転も安心して山行できましたが反面交通費が非常に割高になってしまいました。例会案内に概略の交通費を入れておけば良かったかなと反省しています。
≪二輪草がビッシリと!≫ ≪緑一杯の尾根を登ります≫
≪平家平の“トチノキ”の巨木≫ ≪“トチノキ”の巨木は迫力満点!凄いです!≫