中国山地『比婆山(1264m)』

  “ゆっくり”例会
【日 時】   10月31日(金)〜11月1日(土)
【天 候】 . 10/31;曇り一時小雨,11/1小雨のち曇り
【参加者】   会員;5名(男性=1名,女性;4名),一般参加者0名
 

 ・中国山地「比婆山」の秋の自然と、“神話の道”を楽しむ。

【コース】  ・<10/31>京都/四条大 宮(6;40)−<名神,中国自動車道>−東条IC−<R314,県道>−
 −広島県民の森P(10;50)==牛曳匹登山口(800m)==「牛曳山(1444m)」=
 =「伊良谷山(△1148.9m)」==「毛無山(△1143.7m)」==出雲峠=
 =県民の森公園センター(800m) 〔泊〕
 ・<11/1> 県民の森公園センター(800m)==出雲峠==「烏帽子山(△1225.1m)」=
 =「比婆山/御稜(1264m)」==越原峠==県民の森公園センター(13;30-15;30)−
 −<県道,R314>−東条IC−<中国自動車道,名神高速>−京都(19;45) 〔解散〕
 6月に急に思い立って、主人と中国山地『比婆山』に行って来ました。この山は右京 では、以前は毎年にように例会を行い、公開バスハイクでも行っています。遠い山ですが“古事記の道”と名付けられるような神話や伝説が楽し め、そして南限のブナ林の純林があったりして、自然が豊富に残された山です。
 今回も急ではありましたがブナの紅葉が見たくて例会で企画しました。“広島県民の森公園センター”に宿泊し、ここをベースに歩きます。 京都からは名神,中国自動車道を走り、東条ICでおり、あと国道314号、県道を利用します。京都からは約4時間かかります。
 比婆山の紅葉を楽しみにしていたのですが、事前に宿泊の申し込みの時に、「山の上では紅葉はすでに終わっています」と返事。その代わり、 「宿舎の周りは今が一番良いときですよ」とのことで、楽しみに行ってきました。行ってみるとまさに「錦秋の世界」です。酔いしれている余裕は ありません。
 又、この例会、には変わったメンバーが一匹います。シロップと言って中大路家のワンちゃんです。歳は14歳、(人間では80歳くらい) いたって健脚。歳からいえばメンバーの資格あり。リードをつけてもらって登る気満々。中大路家は「ワンちゃんパック」でお泊りです。
 〔1日目〕 1日目は「牛曳山(1140m)」〜「伊良谷山(1149m)」〜「毛無山(1144m)」を巡ります。8.6q,コースタイ ムでは約4時間のコースです。
 公園センターの駐車場に車を停め、この日予定している山へ出発です。「牛曳山」への登山道は幅も広くとても歩きやすいです。そして間もなく 白樺の純林の紅葉が出て来ます。ここの景観も美しく楽しめます。コースは谷筋の道から尾根に変わり、緑一杯の自然林の中をなだらかな傾斜が続 きます。
 赤やオレンジのグラデーションの紅葉を楽しみながら歩くと、程なく「牛曳山」です。このピークは山頂らしい場所も、展望も無く通過 します。ここから「伊良谷山」への尾根歩きです。背が低い樹林の中のなだらかな尾根道です、ここで朝から曇り空だったのが、ついにパラパ ラ来ました
 20分程で「伊良谷山」に着きます。ここは三角点もあり、草原の山頂で周囲の山の展望が楽しめます。「大山」も望めるはずですが、今日の雨 空では見えません。
 次は「毛無山」へ向います。同じような尾根道を楽しみながら辿ります。今度は少しアップダウンがありますが、のんびり歩けます。45分 程で「毛無山」です。公園センターから、正面に大きくなだらかな姿を見せている山です。
 ここからは、公園センターへいろいろな下山路がありますが、今日は出雲峠経由で下ります。この下りは一寸した段差のある下りですが、そんな に大したことはありません。
 出雲峠をそのまま行けば、『比婆山』への縦走路です。今日は、ここから県民の森センターへ下ります。少し下ると道は巾も広がり、川沿いの道 になります。約30分で県民の森センターに無事下山しました。
途中に雨に降られたので準備して宿舎へ入るのはなかなか面倒です。中大路家はペットもOKの部屋で家族団らんです。雨で濡れたものを乾かして お風呂に入り楽しみな夕食です。比婆牛の鉄板焼きはとってもおいしかった!
 〔2日目〕 2日目は、出雲峠〜「烏帽子山(1225m)」〜「比婆山(御稜)1264m」〜越原峠へ行き、越原峠から県民の森センターへ 下りました。
 「烏帽子山」への登りは少し傾斜も強くなりますが、ブナ混じりの美しい林の中の道で、楽しみながら登れます。非常に気持の良い尾根コース です。
 「烏帽子山」からは直ぐ近くに見える、この山域の盟主「比婆山(御稜)」に向かいます。同じような樹林の中の道です。この辺りのブナ林は 非常に気持がいいです。「比婆山」山頂は、なだらかなピークで、古事記に出る「御稜」が祀られてあるところが山頂です。ここは三角点があり ません。ここだけはヒバの木があったりして、少し薄暗い感じの山です。
 この山頂を中心とした稜線から西面の斜面一帯に、天然記念物に指定された“ブナの純林”が広がっています。今回は行きませんがこの林の中 のルートを行くと、本当に素晴らしい景観が楽しめます。ブナの純林は綺麗で楽しいです。次に来た時にはぜひ行きたいと思います。
 越原(オッパラ)峠へ一旦下り、「池の段」へ登りたいところですが、今回はやめておきます。この山頂は、広い草原の山頂で非常に気持の良 い山頂です。展望抜群で、「大山」からこの山域の山は全て見えます。この次は必ず行きたいと思います。
 ここから、目の前の「立烏帽子山」を経て、公園センターのすぐ上の「展望園地」と呼ばれるピークから下る4.2qのコースがあります。私 たちは、320qを走って京都へ帰る必要があり、越原峠から下りました。楽しく「烏帽子山」、「比婆山」と登ってきました。
 そして、この山は自然が多く残っているので、野鳥も多いようです。また、「出来るだけ人工的な段差を作らないルート」にしているそうで、足 に優しい山歩きができます。
 以上、『比婆山(御稜)』を歩いて来ましたので、ご紹介します。
以上
 

 



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