樹氷ハイク『鈴鹿/綿向山』

  “普通”例会
【日 時】   2月21日(土)
【天 候】 . 快晴
【参加者】   会員;6名,一般;1名, (男性;4名,女性;3名)
 

 ・鈴鹿の山の樹氷を楽しむ

 ・雪山ハイクを楽しむ。

【コース】  〔集合; 東本願寺前,7時30分〕
 ・京都(7;35)−<R1,名神高速>−竜王IC−<R477,県道>−
  −西明寺登山口/480m(9;15-15)==ヒズミ谷出会い小屋(9;45)=
  =三合目(10;30)==五合目(11;00)==七合目行者小屋(11;25-35)=
  =『綿向山』山頂・1110m(12;00-45)==七合目行者小屋(13;15)=
  =五合目(1410)==ヒズミ谷出会い小屋==登山口(15;10-30)−
  −<県道,R477>−十二坊温泉−<R477>−竜王IC−<名神高速,R1>−
  −京都(18;15)〔解散〕
 今年も樹氷で有名な鈴鹿の『綿向山』の例会を行いました。参加者は7名でNさんに も車を出してもらい、私のボロオデッセイと2台で行きました。今回は最近の右京では珍しく、男性4名、女性3名と男性優位のパーティーで した。又一般の方も1名参加されて嬉しい例会となりました。
 朝から天気はあくまで晴れて、絶好の山行日和です。楽しい雪山山行ができそうで、気持ちも明るく、楽しくなります。張り切って集合場所の本 願寺前を出発し、竜王インターから西明寺前の登山口へ向かいます。
 冬の『綿向山』の人気は凄いです。西明寺前のトイレ前に行くと、沢山の車が停まっています。少し上の登山者用駐車場は、結構大きいのですが 既に満杯とのこと。仕方なく私たちも、トイレ前に何とか2台のスペースを見つけて駐車。そそくさと用意して出発します。
 ヒズミ谷の小屋までは雪が有ったり無かったりです。小屋からは樹林の中の急な斜面のツヅレ折りの道を進みます。雪がついている道を、1 合目、2合目と進み、3合目で一旦林道に出ますが、又すぐに樹林の中の山道を順調に進みます。雪は大分と深くなっていますが、アイゼン無し で雪山歩行を楽しみました。
 5合目に非難小屋があります。ここでは北西から西方面の展望が開け、竜王山や麓の広い湖東から湖南地方の田園風景が綺麗に望めます。天気は あくまでピーカンで暖かく、展望は抜群ですが、お楽しみの“樹氷”は難しいでしょう。あきらめムードです。
 5合目小屋からは、山頂から西北西方面に延びる尾根の腹を、トラバース気味に進むと6合目の標識を超して7合目の行者コバにつきます。 ここから夏ルートと冬ルートに分かれます。冬季は、夏道は通行止めです。冬道は尾根の斜面を直登で登ります。楽しい登りです。
 何個かの急な斜面をこなしていくと「竜王山」の分岐があり、そこを越すと山頂は直ぐです。小さな祠と鳥居、大きなケルンがある山頂は、多く の人が休んでいます。目の前の鈴鹿の山並みの展望が素晴らしいです。樹木にも結構樹氷が付いています。私たちも昼食タイムです。今日は ジェットボイルやコーヒーセットは持っていますが、雪山のことでシンプルに各自のお弁当、行動食でお昼を楽しみました。
 皆さんと相談して「竜王山」はパスして同じコースを下山することにしました。ただ「竜王山」分岐から県境尾根を少し行くと、雪一面の尾根 があります。ここまで一寸立ち寄ります。「潜ると幸せになる」というブナの“珍変木”がありますが、雪が多くて潜れません。
 丁度この日、この先の「竜王山」への尾根から名古屋のパーティーの1名が滑落事故を起こしていたようです。下山中にヘリコプターがうる さいほど飛んでいて、何かあったのかと心配していましたが、下山して聞けば救助活動をしていたようです。幸い骨折事故だけで救出されてそうで す。私たちも「竜王山」に向かっていれば、救助活動中で通過し難かったかもしれません。1週間前にも反対側の水無山方面で遭難事故があったよ うです。人気の山で多くの登山者が手軽に訪れる山ですが、雪山はやっぱり慎重に気を付けないと事故がおこりますね。私たちも気を付けて山行し たいと思います。
 雪道の下山は早く降れます。皆さんトットコ、トットコ下ります。雪もぐさぐさですし、所どころ雪が薄くなってきた3合目でアイゼンを脱ぎ ましたが、これが一寸早かったようです。杉林のツヅレ折りの曲がり角の急な所は、半分凍った状態で良く滑ります。神経を使います。
 それでも皆さんスムーズに下って、ヒズミ谷の小屋へ無事下山。ここで前の沢でアイゼンや靴の泥を落としてヤレヤレです。あとは幅広い 登山道を駐車場に向かいます。
 ここで一寸したトラブル発生。トイレが非常に切迫しているMさんが、「トイレを急ぐので駐車場まで先に行ってよろしいか」と聞かれ、どう ぞと先行してもらいました。ところが我々が駐車場に行ってもおられない?? この林道は堰堤のところで右に入るのですが、どうも突き切ったよ うです。携帯電話は入りますが電源が入ってないのか連絡がつかず心配しましたが、やっと連絡が取れて合流できました。やはり、最後まで油断す ることなく一緒に行動すべきと反省しました。
 帰りはお楽しみの“十二坊温泉”で、汗を流して帰りました。この日の樹氷ハイクは、ここ何年も来ていますが、最高の天気に恵まれてお楽しみ の“樹氷”はほとんどダメでしたが、雪山山行を満喫することができました。楽しかったです。来年も又違った“樹氷ハイク”が楽しめると思い ますので、しばらく『綿向山』例会は続けましょうか。
 
以上

 

 

 



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