中国山地『比婆山(1264m)』 普通例会
【日 時】 2015年4月17日(金曜日)〜18日(土曜日)
【天 候】   4/17;晴れ4/18晴れ後曇り
【参加者】   女性 3名  男性 1名    計4名 
 

 

【コース】 ・<4/17>大阪/枚方 (6;40)−<名神,中国自動車道>−東条IC−<R314,県道>−
−広島県民の森P(10;50-11;30)−<車>−牛曳匹登山口/800m(11;45)=
=「牛曳山/1444m」(13;30-40)==「伊良谷山/△1148.9m」(13;55-14;30)=
=「毛無山/△1143.7m」(15;15-27)==出雲峠(16;00-05)=
=県民の森公園センター/800m(16;45) 〔泊〕
・<11/1> 県民の森公園センター/800m(8;40)==出雲峠=
=「烏帽子山/△1225m」(10;40-50)==「比婆山(御稜)/1264m」(11;25-40)=
=越原峠(10;10-15)==「池の段/1279m」(13;00-35)==越原峠(14;05-10)=
=県民の森公園センター(15;30-16;20)−<県道,R314>−東条IC−
−<中国自動車道,名神高速>−枚方(20;45) 〔解散〕
【目的】
・中国山地「比婆山」の残雪と、春の息吹を感じる。
 中国山地『比婆山』には何 回行ったことでしょう。去年から今年にかけて3回目です。それまでにも3回〜4回は行っています。そのつど違った顔を見せてくれるのがうれし いのです。遠い山ですが“古事記の道”と名付けられるような神話や伝説が楽しめ、そして南限のブナ林の純林があったりして、自然が豊富に残 された山です。
 今回も急ではありましたが残雪の山が見たくて例会で企画しました。“広島県民の森公園センター”に宿泊し、ここをベースに歩きます。京都 からは名神,中国自動車道を走り、東条ICでおり、あと国道314号、県道を利用します。京都からは約4時間かかります。
 比婆山の残雪を楽しみにしていたのですが、事前に宿泊の申し込みの時に、「山の上では残雪も終わりブナの芽吹きがはじまっているか も・・・」という返事でした。
 〔1日目〕 1日目は「牛曳山(1140m)」〜「伊良谷山(1149m)」〜「毛無山(1144m)」を巡ります。8.6q,コースタイ ムでは約4時間のコースです。
 公園センターの駐車場に車を停め、この日予定している山へ出発です。「牛曳山」への登山道は幅も広くとても歩きやすいです。そして間もなく 白樺の純林の林がとても気持ちがいいです。コースは谷筋の道から尾根に変わり、緑一杯の自然林の中をなだらかな傾斜が続きます。
 木々の芽吹きや植物の芽吹きを楽しみながら進むと程なく「牛曳山」です。このピークは山頂らしい場所も、展望も無く通過します。ここから 「伊良谷山」への尾根歩きです。
 背が低い樹林の中のなだらかな尾根道です、20分程で「伊良谷山」に着きます。ここは三角点もあり、草原の山頂で周囲の山の展望が楽しめま す。お天気も良く展望を楽しみたいのですがなぜか
もやっています。もやっていても青空の下で飲むコーヒーは格別です。
 次は「毛無山」へ向います。同じような尾根道を楽しみながら辿ります。今度は少しアップダウンがありますが、のんびり歩けます。45分 程で「毛無山」です。公園センターから、正面に大きくなだらかな姿を見せている山です。
 ここからは、公園センターへいろいろな下山路がありますが、今日は出雲峠経由で下ります。この下りは一寸した段差のある下りですが、そんな に大したことはありません。
 出雲峠をそのまま行けば、『比婆山』への縦走路です。今日は、ここから県民の森センターへ下ります。少し下ると道は巾も広がり、川沿いの道 になります。約30分で県民の森センターに無事下山しました。

 〔2日目〕 2日目は、出雲峠〜「烏帽子山(1225m)」〜「比婆山(御稜)1264m」〜越原峠へ行き、越原峠から「池の段」をピス トンして県民の森センターへ下りました。予定していた「池の段」から「立烏帽子」、展望園地を経て県民の森に下るコースは一寸長くなるので、 今日は断念しました。
 「烏帽子山」への登りは少し傾斜も強くなりますが、ブナ混じりの美しい林の中の道が続きます。このあたりから楽しみにしていた残雪が出て きました。ブナの林もこの残雪の養分を蓄えて芽吹きに備えているのでしょうね。非常に気持の良い尾根コースです。
 「烏帽子山」からは直ぐ近くに見える、この山域の盟主「比婆山(御稜)」に向かいます。同じような樹林の中の道です。この辺りのブナ林は 非常に気持がいいです。「比婆山」山頂は、なだらかなピークで、古事記に出る「御稜」が祀られてあるところが山頂です。ここは三角点があり ません。ここだけはヒバの木があったりして、少し薄暗い感じの山です。
 この山頂を中心とした稜線から西面の斜面一帯に、天然記念物に指定された“ブナの純林”が広がっています。今回は行きませんがこの林の中 のルートを行くと、本当に素晴らしい景観が楽しめます。ブナの純林は綺麗で楽しいです。次に来た時にはぜひ行きたいと思います。
 越原(オッパラ)峠へ一旦下り、「池の段」へ登ります。この山頂は、広い草原の山頂で非常に気持の良い山頂です。展望抜群で、ここで景色 を眺めながら昼食にします。
 ここから、目の前の「立烏帽子山」を経て、公園センターのすぐ上の「展望園地」と呼ばれるピークから下る4.2qのコースがあります。私 たちは、320qを走って京都へ帰る必要があり、越原峠から下りました。楽しく「烏帽子山」、「比婆山」と登ってきました。越原峠からの道に も雪が残っていて最後まで楽しませてもらえました。
 そして、この山は自然が多く残っているので、野鳥も多いようです。また、「出来るだけ人工的な段差を作らないルート」にしているそうで、足 に優しい山歩きができます。
 以上、『比婆山(御稜)』を歩いて来ましたので、ご紹介します。     (記  I.T )

                        
                      1
                                       <「伊良谷山」の山頂で展望を楽しむ>
          2
                      <“美食会”で楽しむ>
          3
                        <雪道を楽しむ>
          4
               <「池の段」山頂から展望を楽しむ>
         5
              <ブナ林の中、名残りの雪を踏んで>


 

 



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