[個人山行]                  野伏ヶ岳 1674m《300名山》報告
 普通
【日 時】 2015年5月20・21日(水・木)
【天 候】 両日、晴れ
【参加者】 女性2名、男性1名、計3名
 

 

【コース】 5/20 京都大山崎IC 13:00=白鳥IC=県道314号・127号=白山中居神社=林道=
    標高895m付近 17:00テント泊
5/21 テント場4:30起床・出発6:30〜林道〜エスケープ道〜8:15ダイレクト尾根末端〜
    12:15野伏ヶ岳山頂1674m13:00下山〜17:00林道〜18:15車の所18:30=
    満天の湯=白鳥IC=京都南IC=四条大宮22:30

 【報告&感想】
 20日 ドライブ日和のお天気の中、京都を出発し石徹白にある白山中居神社に向かう。満天の湯の看板を通り過ぎ神社の鳥居から左に行 き、橋を渡って奥の林道に入る。行ける所迄入ろうと、30分位走った所で大きな倒木です。少し戻った所にテントの張れそうな場所がありそこに 張る。途中のスーパーで買って来た弁当で夕食。後、就寝。夜中、三日月と北斗七星が輝いていた。21日 朝食を食べ素早くテントを撤収し出 発。林道を登って行くが所々に大木が薙倒されている。どんな強風が吹いたのだろう? 10分程で赤テープが左の北西方向に有りふみ跡も有る。地図とコンパスを確認し、此処から入る事にして進む。暗い杉林の中所々雪が残っている暫くでテープもふみ跡も 無くなる。山下さんの「左や左!」の声に左上気味に進む。先頭を山下さんに代ってもらい前進。間に林道が走って居て横切る筈なのだが?地図で 確認しつつ北西に進む。先の見えない中 藪だったがダイレクト尾根の末端に出られた。が、此処も1.2m程高さの細い笹藪と灌木等で先が見えない。登る、登る。尾根を外さない様に笹を寄り分け身体を前に出す。 1300m位で笹がまばらになって来たが、1400mからは2cm太さで高さは2m 根曲がり竹が密集している。誰も帰ろう!と言わない。とに角、こぐ(反力が強すぎて泳げない)所々にテープ有り。最後は尾根のへり伝いに進み6時間弱、格闘の末「野伏ヶ 岳」山頂に立てました。
雪の無い所にチョコンと3等三角点が有りました。安堵と、疲れが吹き飛びました。白山・別山・1・2・3峰etc。360°の展望です。下に は牧場跡地と池が良く見えています。時間が掛る登りだったので、下山も同じ事になるだろうと、村田さんに石田さんへメールを送って貰い休憩後 出発する。雪の所から右寄りの尾根を上がって来たので、右のへり伝いに降りて行ったはずなのに・・・? 北尾根に入った様で様子が違う。右へ右へと修正し竹を踏みながらパワー全開で降りる。藪より雪渓の
方が「時間短縮&体力温存」と考え「大丈夫 此の三人なら降りられる!」と確信し アイゼンを利かせ長い雪渓を下る。時間は3時を回っている、降り始めに左の小さい島の雪渓から「ズゥ〜ン」と嫌な音。「切れている部分や傾斜は左側が低いし落ちて来て も大丈夫!」と確信し谷に向かって右側をヘつりながらバックステップで素早く降りて行く。3人が回り込んでる辺りで向こう側へ落ちて来 た。皆、土手に捕まる。案の定、雪塊はあっちの切れている所に落ちてくれた。そんな事がもう1度あったが回避出来た。残雪の状態を見て考えて 行動すれば、危険は回避出来ると思います。雪の無くなった所を降りる程に牧場跡は見えているが近づかない。しかし何とか4時間の格闘でダイレ クト尾根の末端より少し北側だが林道に出られ安堵! 3人共「もう藪は充分堪能しました。林道を!!」と、遠回りだが安心して歩ける林道を1時間少し歩いて車の所に戻れた。 山道を車で慎重に降りて貰い満天の湯へ。膝下の打ち身が滲みたけれど、ゆったりとお湯に浸かり今日の山行の、自分達を褒めて挙げました。途中の高速で、西村は飛騨牛のすき 焼きうどんで栄養分を満たし。京都に着きました。皆さんお疲れ様でした。いつもいつも西村の変な山行にお付き合い下さり、ありがたい仲間で す。感謝!感謝!しています。
                                           報告 N・S

            1             1
                      緩やかな藪漕ぎ                                笹に覆われた三角点

                 1
                                 頂上より白山を望む











 

 



inserted by FC2 system