フリークライミング交流会
『白浜/ニューいそぎ海岸の岩場』
 個人山行
【日 時】   10月23日(金)ヨル〜25日(日) 。
【天 候】  晴
【参加者】  <らくなん山の会>2名,<福知山山の会>2名,<京都山の 会>1名,<右京労山>1名,
<フリー>2名,   以上 合計8名
 

 

【コース】 ・10月23日/京都(18;00)-<新京阪, 和歌山自動車道他>-白浜/宿舎(21;00)〔泊〕
・10月24日/宿舎(7;15)==三段壁の岩場〔フリークライミング〕==宿舎〔泊〕
・10月25日/宿舎(7;15)-<自動車/5分>-ニューいそぎ海岸の岩場〔フリークライミング〕-
−<自動車>-宿舎-<和歌山自動車道,新京阪,他>−(20;00)京都 〔解散〕
「らくなん山の会」が各会に呼び掛けて、何年も続けている和歌山『白浜の岩場』のク ライミングを楽しむ山行に参加してきました。岩場の紹介も兼ねて報告します。
今回の参加者は8名で、内5名は昨年と今年2年続けて「北岳バットレス」を登っている人達、残り2名も「やまびこクラブ」でイレブンの ルートを楽々登っているベテランです。私には一寸荷が重いメンバーですが「白浜は面白い岩場で、温泉付きでゆっくり楽しめる」とのことで 参加してきました。提唱者のAさんの会社の保養施設“温泉付きリゾートマンション”に泊り、近くの“新鮮トレトレ市場”の新鮮な魚で宴会付 き、誠に豪華なクライミング山行です。
23日金曜日の夜に集合して午後6時に京都を出発。行先は南紀・白浜ですが、高速道路が田辺まで伸びた事で京都からでも3時間かからずに行け ます。夜の9時頃に、宿舎となる白亜の“高級リゾートマンション”に到着。早速男性陣は温泉に入り、女性陣(二人)が手際よく用意頂いた夜 食を頂戴して、少し乾杯して明日に備えて就寝。
翌24日は快晴です。朝食を済ませた後、歩いて“三段壁の岩場”に向う。海が綺麗です。白浜の有名な観光地の三段壁の前を通って行きます。観 光地の真只中を、大きな荷物を担いでヘルメット姿の一団は一寸怪しげに見えるかも知れません。三段壁を越して少し行くと今日楽しむ岩場の上 で、終了点がある場所に着きます。回り込んで岩場の下に行く道(釣り人の道)もありますが、終了点にロープをセットして懸垂下降で降りま す。朝早々に重い荷を担いで、初めての岩場で15mの懸垂下降は緊張します。
降りたら波打ち際です。一寸離れて二組ほど釣り人が見えます。波打ち際の岩場の基部に立って、まずは岩場の観察。海からそそり立っているので 15m位の岩壁ですが迫力があります。横幅もかなり広いです。右手に凹角になった壁から上部は少しかぶり気味のルート、そして左に少し離れて 下は傾斜があるが上部になる程垂直に登るルート、この2本が手強そうです。10-BかCか。その他のルートは、“8”か“9”程度で楽に登れ そうです。ここの岩場は、グレードは高くないのですが、リードする時のランニングをとるピンがほとんどないため、トップロープ で楽しみます。
早速に荷物を降ろして、クライミングを開始します。まずは“9”のルートを3本程登りました。岩が風化してザラついて良くフリクションが 聞きます。指先が痛いですが、ホールドも沢山あって快適に登れます。振り返ると真っ青な大海原で、迫力もあって楽しいクライミングです。
そして難しいルートにも挑戦、やはり初見では難しく最後のところが抜けられず敗退。この日はお昼を挟んでここの岩場に腰を据えて楽しみまし た。登りに疲れると南紀の暖かい日差しを浴びて昼寝をしたりして、とにかくのんびりしました。
午後3時になると店じまいして宿舎に帰り、車で近くの“トレトレ市場”に新鮮な魚や食材の買い出しをして、温泉に入り、宴会をして就寝。何と 優雅な山行でしょう!
25日は、車で10分程の“ニューいそぎ海岸”の岩場に行きます。公園の駐車場に車を置いて、ダラダラと10分ほど下ると波打ち際の岩場 の基部です。ここはほとんど歩かずに行けるのも魅力です。ここには“スフィンクス”という上部にハングを持つ10-Aの人気ルートがありま す。「石田さん、“オンサイト,フラッシュ”のチャンスだからリードで登ったら」と勧められたが、10-Aとはいえ初めての岩場でハング ルートなんて、意気地なしの私には無理」と有り難く辞退。
後ほどトップロープで登ると楽にクリアできて、「しまった!オンサイトでも行けたなぁ」と悔やんだがあとの祭りでした。ここでも何本かの ルートを楽しむ。こちらの岩は、表面の風化が非常に強く、ヤスリのようになっていて指の先が痛いこと。
3時間ほど楽しんだ後、歩いて10分程の岩場に移動。途中に、ここ“ニューいそぎ”の名物ルート“ギャートルズ”があります。ここはツ ルっとした15mの岩で、上1/3は大きくハングしています。11-Cと言うことでかなり難しそうです。私たちはそこを回り込んだ高さ 10m位の幅広い岩壁で楽しみました。低いですが岩が全体的に立っていて、岩もツルっとしていて中々難しいです。
ここでも3−4本登って今回のクライミングは終了しました。宿舎に帰って、温泉で汗を流し一寸ゆっくりして帰りました。帰りも3時間位で帰 れ、楽しい“フリークライミング行”を終えました。誘って頂いたらくなん山の会の仲間に感謝!感謝!です。
美味しい魚と温泉と身体をリラックス出来た、たっぷり二日の楽しいクライミング山行でした。

 
 

 



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