山城三十山「東俣山」(670.5m) 
 普通
【日 時】  2015年12月12日(土 。
【天 候】  晴
【参加者】    男性4名、女7性名
 

 

【コース】 栗尾町バス停 =準備体操・ミーテング〜=410m東西尾根西端ピーク=423m三角点=519m標高=昼食〜=東西尾根東端コル(i点)=おぼろ峠 =射撃場跡=東俣山への尾根取り付き   =東俣山〜=東俣山下山=滝の町バス停
そもそも山城三十山に入っているといっても東俣山が何処にあるのか知らない人も多い と思う。城丹国境尾根の天童山への登りが始まる茶呑峠の南西700mで、右京区余野集落の北約2kmに位置する。この山へリーダーで行く次第 になった。今迄リーダーとしては愛宕山ミニボッカを2,3名で登った経験しかないので、11名もの参加者をまとめられるか心配だった。さらに サブリーダーとして考えていたTさんから当日体調不良で欠席の連絡が入りさらに心配が増した。参加者全員がバスから降りて集合した後、少し山 に入って準備体操をしようとしたのだが「鹿の前で全員一斉に体操したらびっくりするやろ。可哀想や。少し先でしよう。」といわれた。考え事を していてなんの事かわからなかったのだが、横の檻に確かに鹿が捕まっていて、団体が突然現れたせいか興奮して暴れていた。ミーテングをしてメ ンバーに拡大した地図を配った。多人数でハイキングコースならいざしらず、道の無い山を読図をしながら東俣山を目指すのは少々無理があった。 それで読図で難しい事は避けて、歩いている現在地を確認しながら進む事をテーマにした。地図のピークやポイントになる点にa,b,c,..と 記号を付けマーキングしておいた。結果としてこれが効をそうして全員が歩いている地点、進む方向を確認しながら行動できたと思う。
 若手の方には経験を積んでもらうため、トップを行ってもらう事を決めていた。栗尾の村から狭い谷に入り200m程進んで右の尾根に取り付 く。村上さんが迷われた様だが初めて現れたしっかりした尾根はこれしか見当たらないので、ここを登るようアドバイスした。
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 *栗尾バス停から民家を通り山に入る。        *右手に最初に現れた尾根、地図を確認
                                   しながら登る。
この小さい尾根を登り詰め410mの東西尾根西端ピークに着く。ここからはこの東西に延びる尾根を進む。わかり易いと思う。423m三角点は あっさり見つかった。幾つかピークが有り、下り始めで方向を迷うことがあったがコンパスで方向を確認すれば正しく行けた。七つ目のピーク 519m標高点の次の豆ピーク(高さ10m前後のもの)付近で昼食を摂った。食後行く地形はまず、この先で今迄辿ってきた尾根が終わり、東面 が谷になっていて、その地点から北東方向に尾根が派生している筈である。しかし、ここで迷った。その地点(i点)に着いても東に低いピークが 見える。低いピークまでいったが北東方向に尾根が派生していないのでi点に戻り北東方向の尾根に踏み込んだ。この選択で良かったのだが、納得 できない。二つ目のピークでトップを代わり、尾根は北東から北西方向に変わり二つ目のピークで射撃場跡に降りた。目指す東俣山(中俣山とも言 うらしい)へは、射撃場跡の北側の広い尾根を登った。急な斜面なので登りきれるか心配したが最後までしっかりした足どりだった。 登りつめ、 東へ進んでほどなく東俣山へ到着した。メンバーが喜んでいる姿を見るのはリーダー冥利につきると感じた。
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 * 射撃場後へと降りて行く。            *東股山山頂、ここまでは道が無く読図しながら                               の山行でしたが、ここからははっきりとした道があります。
些細な山だが皆の心に残るだろう。記念写真を撮って、時刻が遅いのですぐ下山した。それからは車道を余野集落を通り、延々と最終地点の滝の町 バス停まで歩いた。今、思い帰してみるとまずベテランが多かったのでパーテーに安定感があった。今日の山行を機会に読図に興味を持たれた人が いるとすれば、これ以上の喜びはない。  
 
 

 



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