<個人山行報告> 第12回初級登山学校 実技7 救助隊イン谷積雪期搬出訓練 |
普通例会 |
【日 時】 | 2016年 2月 7日(日) |
【天 候】 | 曇り時々小雪 |
【参加者】 | 17名の初級登山学校生 合計 12労山 45名 |
【コースタイム】 | 8:30 イン谷広場で受付 9:00 訓練開始 移動し,堰堤近くでビーコン操作と探索 10:35 プローブの使い方 11:00 広場に移動し昼食 11:40 負傷者の梱包訓練,実際の搬出 再度梱包訓練 14:15 1/2,1/3の力でロープを使い引き上げる方法 14:35 班毎のミーティング,全体での反省会 15:00 解散 |
8時半に受付をしてもら
い,挨拶等が終わってから積雪期の救助訓練が始まりました。イン谷口には雪が薄っすらと積もっているだけで,どのような雪上訓練をするのかな
と考えていました。10分ほど歩いて,上の堰堤近くの河川敷に来ました。そこで,ビーコン操作と探索の講習会が行われました。講師は,奥西さ
んと坪山さんで,いろいろ工夫しながら進めていただきました。 私は,ビーコンの電池を朝に取り換えていて,安心して電源を入れたのに何故かビーコンが動きません。よく見ると,慌てていたためか電気の向 きが反対になっているのがありました。がっかりです。気を入れ直してビーコンチェックをしてもらいました。 ビーコン1台,ビーコン2台,ビーコン3台と増やして,遭難者が複数以上になった時の設定で探索をする場面もありました。ビーコン探索も初 級では4回目で,段々慣れてきたお陰で,割とスムーズに見つけることができました。奥西講師が,「近距離まで探索ができたら,すぐに掘り出す こと」と言われましたが,その通りだと思いました。 次にプローグを使った捜索でした。雪のトンネルが作ってあり,その中に講師の方が入っておられ,上からプローグを刺して,感触を確かめまし た。ふわっとした感触がありました。 さらに次は,場所を上の方に移動してから雪上搬出訓練になりましたが,雪がほとんどなく,梱包した後で持ち上げて運搬することになりました。 奥西講師に負傷者になっていただき,救助隊の皆さんでデモンストレーションを見せてくれました。その後,初級1班の9名でまた奥西講師を梱包 しました。八ヶ岳でインクノットの結び方や梱包の練習をしていたお陰で,割とスムーズにできたと思います。運んでいる途中で緩まないようしっ かり梱包するのが大事ですが,それも傷の具合で加減する必要があるということでした。奥西講師からは,「今の所,具合がよい。」と言ってもら いました。 梱包が終わり,6人でサイドを持ち,頭部のメインロープは01さんが持ち,私と02さんが先導する役で運搬しました。雪があれば滑らすこと ができますが,今回は持ち上げて運搬しました。途中で交代して私もサイドを持ってみましたが,結構重いと感じました。 無事イン谷口まで運び,もう一度梱包練習をしました。さらに速く梱包できたように思います。時間がたつと忘れてしまうので,また繰り返して 講習を受けたいと思いました。 ロープで吊り上げる時に,1/2,や1/3の力で動かせる方法も教えてもらいました。最後に班ごとのミーティングと全体会があり,参加され た皆さんの感想を聞かせてもらいました。皆さんが熱心に訓練されていたことが伺われました。今後,所属の山の会での雪上訓練や初級の雪山テン ト泊などが続きますが,少しでも身に付けられるようにしていきたいです。救助隊の皆さんや講師の皆さん,いろいろ準備や実技をしていただき有 難うございました。 <梱包の仕方を講習してもらう> <雪の上で動かしてみた> |
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