第12回初級登山学校 実技8 
  雪山テント泊山行(荒島岳) 
テント泊山行
【日 時】 2016年 2月27日(土)〜28日(日)
【天 候】  27日…曇り後雪   28日…晴れ
【参加者】 2班A・・・4名  2班B・・・3名  2班講師・・・2名
【コースタイム】 (1日目) ・7:00   京都駅出発  ・10:45  勝原スキー場着
  ・11:00  勝原スキー場出発  ・12:10〜30  行動食
  ・14:40  シャクナゲ平着 テント設営 夕食  ・20:00  就寝
(2日目) ・7:00   テント場出発   ・8:50   荒島岳山頂
  ・10:00〜 シャクナゲ平  テント撤収  ・11:00〜 円柱テスト(弱層)
  ・13:00  勝原スキー場着  ・13:35  バス出発  ・16:25  京都駅着
【報告と感想】 
<1日目>
 ザックに装備を入れるとやはりかなり重くなりました。それでもテントでは温かいものが食べたいと思って,共同食は鍋にし材料を詰め込みまし た。私は2班のAで,受講生4名,坪山講師の5名でテント泊になりました。登山はB班と合同で歩きました。荒島岳には是非登ってみたいと思っ ていました。ただ天候はとても心配で,日本海側の低気圧が弱くなって通過してほしいなと思っていました。
 荒島岳は例年よりずっと雪が少ないようで,しっかりふみあとがシャクナゲ平までついていました。アイゼンはつけずに靴のまま登りました。 ザックが重いので,ストックを使って登りましたが,最後の急登の所では右足の太ももが少し攣りそうになっていました。
 やっとシャクナゲ平に2班は最後尾で着きました。すでに他の班の人達はテント設営中でした。坪山講師に手取り足取り教えていただき,雪を踏 み固めスコップでならしてテントを張る場所を作りました。テントの周りは風よけの壁を作りました。本体,フライ,内貼りなどを張り,竹のテグ をしっかり埋め,テントが飛ばないようにしました。ただ,銀マットをもっていなかったので,自分たちのシュラフマットを引いて腰をおろしまし たが,やはり窮屈でした。
 夕食前に持ってきてもらった「焼酎」で乾杯しました。その後,持参した豆乳鍋につくねや野菜やうどんなどを煮込んで夕食を食べました。結構 お腹が一杯になり,話も盛り上がってきましたが,周りのテントは静かになってきていたので,8時に就寝になりました。夜中,あられか雪が降っ ていて,風も吹いているのかテントも揺れ,なかなか眠れませんでした。

<2日目>
 朝方,5時半頃起きました。朝食は雑炊でお腹を満たしました。テントから出ると,晴れていて朝日が赤く輝いていました。新雪がテントや周り に積もっていました。昨日は見られなかった景色がきれいに見えました。
 7時過ぎに荷物をテントにデポして,シャクナゲ平を出発し荒島岳に登り出しました。坪山講師が,「頂上を踏むのが目的ではないので,途中危 険だと思ったら引き返します。」と言われました。アイゼンをつけて登っていますが,危険な場所はどこなのかな,急登も続きそうだなと考えなが ら歩いていました。歩き始め30分位は,荷物は軽いのに体が重くてとてもしんどく感じました。1回目の休憩では思わずザックに座り込みまし た。ちょっと長めの休憩をとってもらったので少し体が楽になってきました。
 シャクナゲ平から荒島岳まで3つのコブになっているのが見えますが,今まで結構急坂を登ってきたので,コブを通り過ぎたのかなと期待してい ると,目の前に山頂と思われる荒島岳が見えてきました。展望がよくて大野盆地や周りの山々もすっきり見えてきました。「天空の城・大野城が見 えますよ。」と後から登ってきた地元の女性が教えてくれましたが,雲海がまだしっかり広がっていてよく分からなかったです。
 尾根道だと思う登山道が続いていて,雪庇に気を付けながら歩き,やっと荒島岳山頂に着きました。小さな社は雪や氷で覆われていました。2班 全員で集合写真を撮ってから下山しました。下から登ってくる人が結構多くて,道を譲っているとシャクナゲ平に戻るのが遅くなりました。
 シャクナゲ平でテントを撤収し,荷物を梱包し,少し休憩してから下山しました。少し下った所で,坪山講師に教えていただき,簡単に弱層テス トできる「円柱テスト」の実技をしました。弱層の境目がざらめになっていてよく分かりました。
 実技が終わってから,アイゼンはつけずにひたすら下山しました。途中の展望のよい場所で昼食をとり,白い経ヶ岳や白山などを写真に撮りまし た。今日は良いお天気に恵まれ本当に良かったなと思いました。バスの所までまたひたすら歩き,バスに乗り込んだ時やっとほっとしました。翌日 久し振りに足が筋肉痛になっていました。まだまだ体力が不足しているなと思いました。荷物の軽量化も課題になりました。講師の皆さんにはたく さん教えていただき有難うございました。       (記  Y.A)

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    <シャクナゲ平でテント設営>           <荒島岳 まで 雪原が続く>

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               <荒島岳山頂 祠の前で>           5
   <白い経ヶ岳>

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                <2班全員で 荒島岳山頂で集合写真を撮る >
        6
               <弱層テストで円柱を作っている所>



 
 
        
                                                         

 
       
      
         
            
           


 
    
        
      


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