<個人山行報告> 第12回初級登山学校 実技12 「夜間登山とビバーク」 |
普通山行 |
【日 時】 | 2016年5月28日(土)19時 〜 29日(日)9時 |
【天 候】 | 晴れ |
【参加者】 | 初級3班(5名) 講師(2名) |
【コースタイム】 | (5/28) 19:00 清滝バス停集合 19:10 夜間登山出発 21:00 首なし地蔵着 21:16 竜の小屋着 (5/29) 4:30 起床 5:50 竜の小屋出発 6:25 竜ヶ岳(921m) 7:20 愛宕山休憩所 9:03〜清滝口着 ミーティング 解散 |
【報告と感想】 夜7時に清滝口に皆が集合し,主任講師のOさんから諸注意を受けて出発しました。ヘッドランプは足元を照らすようにして,3班はCLのHさ んを先頭に歩きました。私は,2番目に歩かせてもらいました。夜間登山に不安はありましたが,リーダーや馬場講師がルート経験者なので,頑 張ってついて行こうと思いました。 ずっと林道を歩いていくと月輪寺に行く登り口がありました。それから先は初めて歩く道で,梨の木谷と言われている沢道でした。急坂もあり結 構ペースが速くてしんどくなりました。それでも遅れず歩かないといけないと思っていたら,講師から,「夜間なのでもう少しペースを落としても いい。今のペースは昼間の歩行になっている・・・」と声がかかったので,少しほっとしました。 首なし地蔵に9時ちょうどに着きました。コースタイムより少し早いと言われましたが,暗い道を歩いているので見通しがつかず,なかなか夜間 登山は大変だなと思いました。 もうすぐ竜の小屋に着くという時,Tさん達の照らしている灯りが見えほっとしました。小屋に入り,ストーブで温まりながら休憩をとっている と,ヘビが狭い場所でうずくまっているのが見えました。まるで小屋の主のようでした。 しばらくしてからビバークの場所に行き,ツエルトを張りました。全く初めての経験です。私のツエルトは1人用のため狭くて足を外に出し,レ スキューシートで包んでみましたが,動かすたびにガサガサ音がするので,周りの人達に迷惑をかけたと思います。ほとんど眠れず,じっとしてい るとだんだん冷えてきて,寒さがこたえてきました。カッパを着なかったことを後悔しました。後から,「何でも持っている物は利用すべきだ」と 聞いて,反省しました。さらに,O主任講師から,「小屋近くで,よい場所にビバークし,お天気にも恵まれていた。今回は何事もなく過ぎたが, 実際にはもっと厳しい条件の時もある。」と言われました。私は,無風で晴天だったことに感謝しつつ準備を怠ってはいけないと改めて思いまし た。 夜明けの4時30分頃起きて,ツエルトを片付け,竜の小屋に行きストーブに温まりながら朝食をとりました。早くから起きて小屋のストーブを たき続けてくださったTさん達に感謝です。 6時前に竜ヶ岳に向けて出発しました。休憩なしで一気に北尾根を登るようにと言われていましたが,結構急坂の登りで,寝不足もあり体に堪え ました。竜ヶ岳から愛宕山までの稜線はとても快適に歩ける登山道で,たくさんのタニウツギのピンク色がきれいで,疲れを癒してくれました。 7時20分頃愛宕山の休憩小屋に着き,しばらく休んでから下山しました。日曜日ということもあり,途中でたくさんの登山者に会いました。私 達が結構朝早くから下りているので,「もう下りてきたのですか。」とよく声がかかりました。 全員が清滝口に着いてから,しばらくミーティングをしました。各班のリーダー達からは,寒さ対策についての意見が多く出されていました。今 回は良い条件に恵まれましたが,もっと厳しい中でも過ごせるようさらに考えていきたいと思いました。 <早朝に無事ビバークが終わり、ツエルトを片付けました。> <竜の小屋に早朝集まり、ビバークの感想を伝え合 いました。> |
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