『赤兎山(1629m)・
                    経ヶ岳(1625.2m)』
普 通例会
【日 時】 2016年11月5日(土)〜6日(日)
【天 候】  晴れ
【参加者】  男性 1名   女性 11名    計12名 
【コースタイム】 11/5(土) 四条大 宮(7:10発)=<車/京都東IC―福井北IC―中部自動車道
   永平寺IC―R416勝山―R157北谷町―小原>=地蔵さん登山口駐車場
  <1150m>(11:10〜20)〜小原峠<1405m>・昼食(12:16〜40)〜大舟山分岐
  (13:15)〜赤兎山山頂<1629m>(13:38〜50)〜避難小屋<1575m>
  (14:11〜22)〜赤兎山(14:43)〜大舟山分岐(15:04)〜小原峠(15:31
   〜37)〜登山口(16:13)=六呂師高原温泉ピクニックガーデン着(17:30)
11/6(日) 六呂師高原PG出発(7:27)=林道 登山口駐車場<910m> 
   (7:50〜8:08)〜保月山山頂<1272.8m>(9:20〜25)〜杓子岳山頂
   <1490m>(10:16〜22)〜中岳山頂<1467m>(10:40〜47)〜切窓コル 
   <1385m>(11:03〜08)〜経ヶ岳山頂<1625.2m>(11:59〜12:30)〜
   事故発生<1500m>(13:10〜14:05)〜〜保月山(15:28)〜
    先発組登山口着(16:15)  後発組登山口着(16:30)
【報告と感想】    
 11/5(土・1日目)
 すでに80台ほど停められる駐車場は満杯で,道路端に車を停めて赤兎山に向けて登山準備をしました。NさんとMさんは,小原峠から大長山に 登るため先に出発し,残りの10人はまず杉の植林帯を歩きました。紅葉が少し終わりかけのようですが,山肌は色とりどりでとてもきれいでし た。ブナ林に出ると葉はまだ残っていて気持ちのよい歩きになりました。3回ほど徒渉すると,端の方に残雪が見られ,初雪だと感動しましたが, もう少し上に登ると2・3日前に降った雪が積もっていました。
 小原峠で昼食を取り,雪の積もった道を歩き出しました。日の当たる所は雪が融けて道はどろどろで,すれ違う人達が,「滑るから気を付け て。」と声をかけてくれていました。細かなアップダウンを繰り返して大舟山分岐に着きましたが,ここはスルーして先を急ぎました。時々振り返 ると村田さん達が登っている大長山が見え,さぞかしあちらの道はきれいな道なんだろうなと皆で話していました。
 どろどろ道が山頂まで続き,おまけに山頂の所もどろどろ土で,人が多くてゆっくり休めそうにないので,集合写真だけ撮って避難小屋まで行く ことにしました。山頂からは眺望が良くて,雪をかぶっている白山,別山や明日登る経ヶ岳,荒島岳など良く見えました。少し体調が悪かったSさ んは山頂に残りました。
 草原の草紅葉は終わりかけで枯れていました。小屋までの道もぬるぬるで,「まるで田んぼの中を歩いてるみたい・・・」と口々に言ってまし た。小屋の前で少し休んでから赤兎山に戻りました。再び雪融けのどろどろ道を下り,16時15分頃駐車場の下山口に着きました。ゲートが5時 に閉まるので皆が車に急いで乗り込み宿泊先へ向かうことにしました。宿泊先の六呂師高原温泉ピクニックガーデンに17時30分頃着き,まず温 泉で体を温めてからちょっと贅沢な夕食になりました。

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                          <赤兎山山頂 後ろに雪を被った白山、別山が見えます。>
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          <避難小屋までの道も雪融けでどろどろ道でした。>

11/6(日・2日目)
 私は,まだ経ヶ岳には登ったことがないので一度登ってみたいと思っていました。それは,今年の冬に荒島岳に登り,一番近くに真っ白に見える 経ヶ岳の山の形がとてもきれいだったからです。六呂師高原から歩いて登ると時間がかかるので,法恩寺山までつながっている林道を車で進み,展 望台や駐車場がある所に車を停めて登ることにしました。
 登山口からしばらく行くと「アダムとイブの木」がありました。寄り添うようにそびえ立つ木は,ブナとナラの樹ということです。急坂も所々あ り,落ち葉を踏みしめて歩いていると保月山に着き,三等三角点を確認しました。保月山から次のピークの杓子岳までの標高差は220m位です が,岩峰じるしのある登山道で,岩峰の右側を巻いて気を付けて歩きました。木の階段も何か所かありました。
 急坂を登り続けると一気に空が広がり,杓子岳の山頂広場に出ました。ガスも晴れてきて大野・勝山の町や次の中岳,経ヶ岳などがよく見えまし た。中岳までは笹原の生い茂る丘で,日も差しなだらかな道を歩くのですが,道はぬるぬる状態で夜中の雨でぬれていて歩きにくかったです。
 IさんとNさんはこの辺りで待機されたので,10人でさらに先に進みました。中岳から下る道は少し急坂で,切窓コルまで100mほど下りま す。ここは唐谷コースの分岐だということです。ここから約1時間登れば経ヶ岳に着く予定なので,皆で滑らないようロープやストックや熊笹など を頼りに,笹原の滑りやすい急坂を登って行きました。
 ようやく経ヶ岳山頂に12時頃着き,集合写真,昼食タイムを取りました。山頂からは昨日登った赤兎山や法恩寺山,白山,別山など良く見えま した。12時30分に下山開始しました。
 1時10分頃,標高約1500m辺りで,事故が発生しました。事故については,運営委員会で詳細を報告しました。結果は,Tさんの右足首骨 折で,福井県の救急ヘリコプターを要請し,無事福井大学医学部附属病院で応急手当てを受けることができました。その後,京都に戻り翌日第2日 赤で再度診察を受け,手術に至りました。山では危ない事故が起きる可能性が高いですが,今回の事故を皆さんで共有し,出来るだけ事故が起きな いよう皆で研鑽を積むことが大切だと思っています。Tさんが一日も早く回復され,後遺症が残らないことを願うばかりです。
 リーダとして改めて,多くの皆さんに助けていただいたこと感謝を申し上げます。有難うございました。

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                 <経ヶ岳の山頂での集合写真>
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        <ア ダムとイブの木>               <中 岳 から見た経ヶ岳の山容>
           
                          
   
               











 

                                
                
 


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