立山修了山行 | 普通 |
【日 時】 | 7月28日(金)〜30日(日) |
【天 候】 | 28日・曇り、29日・小雨のち曇り、30日・曇り |
【参加者】 | 男性1名 女性4名 公開講座受講生10名 |
【コース】 |
7月28日(土) 7:30東本願寺-12:45富鉄立山駅-13:00ケーブル・美女平-13:10高 原バス14:00室堂バスターミナル-15:30一の越
山荘 |
28日早朝東本願寺前を出発、車中立山の天気について芳しくない模様を伝えると「え・・・・・」と言いようのない声が車中を充満。名神、北 陸自動車道を乗り継いて富山鉄道立山駅に到着。ケーブル・高原バスの切符を買うと直ぐの状時間が指定され全員慌ててケーブル乗り場に並ぶ。美 女平で高原バスに乗り込み称名の滝まで来るとあっさりと「雲が架かって見えないのでパスします」とアナウンス。バスの運転手さんも忙しいのか 全く愛想が無い。確かに周囲はガスで見通しが利かない。室堂が心配になって来た天狗平あたりまで登るとガスが少し切れて奥大日岳の雄姿が見え 隠れする。室堂に到着後ペットに玉殿湧水を満たして一ノ越山荘に向かう。昨年は豪雪で一ノ越に向かう斜面の残雪は昨年より多いのではと危惧、 参加者には必ずストックを持参するよう指示を出した。雪渓に近づくと予想以上の雪渓。関係者がチェーンソーでブロックを切断してトレース道を 広げていた。しかし、人手が回らない上部の雪渓ではトレース道は滑り台のようにツルツルでご婦人方や年少のお子さんが恐る恐る降りてくる。中 にはお婦人が座り込んでいく手を遮る。思わず「そこに座り込まれると先に進めませんので、もう少しですから頑張って降りて下さい」と宥めなが ら先に進む。一ノ越に着いた頃は雄山の頂上はガスが掛って見通しが利かない。明日はどうなるのか一抹の不安を抱いて小屋に入る。 ガスで霞む雄山山頂 雄山山頂での受講生、写真撮りまくり、 雄山神社神主さんと 7月29日(土) 早朝、村田さん、吉野さんと今日の山行について協議を行う。雄山はガスが尾根の中ほどまで降りていて視界が効かない。スマホの予報では10 時頃から雄山山頂付近は小雨。昼から富山県に雷注意報が出される模様。雲も次第に湧いてくる。午後から雷が出ることはちょうど稜線を歩いて居 るころに近くリスクが多いと判断。協議の末、雄山をピストンとし稜線歩きは断念。雄山から降りてからはもう一度協議することにして協議の結果 をパーティーに伝える。当然稜線歩きが中止になった事から少し落胆の色は見えるが「どうせ稜線を歩いても何も見えないし雷は怖いのでピストン に賛成」と前向きに了承していただく。 雄山までの尾根道は早朝とあって人もまばらである。1時間ほどで雄山に到着。社務所付近は霧雨の様な小雨が降っていた。教室の皆さんはこぞっ て雄山神社での安全登山祈願を受けられた。会員の中には社務所は3000mに届かずお祓いを受けるところが3003mだと指摘すると 3000mを踏むためにお祓いを受けに飛んでいった。雄山からの下山路は室堂から登ってきた登山者で蟻の行列が出来上がりすれ違いに多くの時 間が割かれた。雄山を降りてこれからについて協議した結果、浄土山を経由して室堂に下山するコースを選択。浄土山までは緩やかな登りでお花畑 の中を歩いて天空の庭園を散歩しているようでした。庭園の中ほどで「雷鳥がいる」の声が聞こえたが駆けつけた時には姿は見えなかった。龍王岳 から浄土山を経由する下りは切り立った岩の階段を降りているようで教室の皆さんに少しプレッシャーをかけたかと心配したが皆さん難なくクリ アーしていただいた。浄土山を下りた谷合は今年の大雪で大きな雪渓がすそ野一杯に雪・氷を残していた。この雪渓が流れ落ちたところは一の越に 向かう道を覆いかぶせている。立山室堂山荘前に着いた頃、小雨が降り出し今夜の宿泊地の雷鳥沢ヒュッテに着くまで小雨はやまなかった。雷鳥沢 に向かう途中、地獄谷を見下ろすベンチのある広場で雷鳥のつがいに迎えられた。雌の雷鳥がつい手を指しにのべたくなるほどの距離まで近寄って きた。雄は慎重でこちらには近寄っては来なかった。 雷鳥 7月30日(日 当初計画ではミクリガ池・立山室堂山荘を経由して浄土山の麓から室堂山展望台に向かい薬師岳を望むコースを設定していたが朝から室堂を取り 囲む山々のすそ野近くまで濃い雲に覆われていた。昨夜、30日の行動計画を協議した結果、男性組よりこのまま帰るのでは歩き足りないと楽しい 意見が出された。女性組は概ねミクリガ池周辺を散策して室堂に集まることで意見が集約された。本来パーティーを別けることはよくないことです が天候不順のため緊急策として男性組は剱岳が見えるかもしれない劔御前小屋までのピストンとし11時に室堂ターミナルに集結。女性組はミクリ ガ池周辺を散策の後、室堂ターミナルに集結することにした。男性組には村田、山下が付き添い、女性組には吉野さんがリーダーとして付いて頂い た。男性組は6時30分雷鳥沢ヒュッテを出発、雷鳥沢キャンプ場を通過して雷鳥坂をひたすら登り詰め劔御前小屋に8時に到着。エアリアタイム を遥かにクリアーした。小屋で至福のコーヒーを戴いた後ひたすら室堂ターミナルを目指して足早に下山。10時20分には室堂バスターミナルに 到着。偶然にもターミナル広場で女性組と合流。全員揃って地下で美味しいおそばを戴いて高原バスに乗車。12時20分富鉄立山駅に到着、迎の バスにザックを詰め込んで一路京都へと。帰路バスの中で受講生の皆さんに17年度入門教室について感想文を書いて戴いて教室を終了しました |
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