北アルプス・唐松岳〜五竜岳      
 頑張り
【日 時】 8月12日(土・夕方)〜15日(火)
【天 候】 8月12日(土)曇り、13日(日)朝方小雨のち曇り、8月14日(月)曇りの濃霧、
8月15日(火)朝方僅かに晴れ間がのぞくが後小雨
【参加者】  男性1名、女性3名

8月12日  17:30京都〜名神・中央道・長野自動車道〜23:00安曇野IC〜24:00
   エスカルプラザ前駐車場-00:30テント設営・就寝
8月13日 6:00起床〜7:30タクシーにて移動〜7:45ゴンドラリフト・アダム〜8:00アダ   ム乗車〜8:30八方池山荘 前8:40-9:40八方ケルン‐10:00〜第3ケルン‐11:05標   高2420m雪渓にて行動食‐12:05丸山ケルン‐唐松 頂小屋13:20-14:00唐松岳   山頂14:30-15:00 唐松頂上山荘・泊
8月14日(月) 5:00起床-6:00朝食-6:55唐松頂上山荘・出発-牛首通過-9:17大黒岳  通過-10:30白岳をトラ バース-10:55五竜山荘着・停滞
8月15日(火) 4:00起床-5:00食事-6:00五竜山荘発-7:25鎖場通過-7:35五竜岳   頂上7:50-8:10鎖 場通過-9:00五竜山荘9:15-9:25白岳通過-10:36西遠見山
  通過-11:10大遠見山11:30-12::00中遠見山-12:25小遠見山分岐-12:44
  標高1875m付近にて不帰組と五竜-13:25地蔵頭-13:50テレキャビン乗り
  場-14:15エスカルプラザ駐車場〜14:30入浴・十郎の湯15:30〜22:00京都着

  
 8月12日(土)
 夕刻17:30烏丸五条、17時35分京阪五条、17:45分山科・それぞれ個別に拾い一路安曇野を目指す。お盆休みにも拘らず夜間に高速 を駆け抜けた事から安曇野・五竜絵スカルプラザ前の駐車場には深夜12時過ぎに到着。早速テントを張って仮眠をとる。星空見えず。
 8月13日(日)
  6時起床、エスカルプラザホールにて朝食を取って7時30分、予約していたタクシーに乗車。8時前八方ゴンドラリフト・アダム前に着き並 ぶことなくゴンドラに乗る。うさぎだいらからリフトに乗るが途中小雨の中に突入。リフトを降車してすぐにカッパを羽織る。八方池山荘前は観光 客と登山者で人があふれていた。八方池が見落とせる第3ケルンあたりは薄手のカッパを着こんだ観光客が騒いでいた。丸山ケルンあたりまで来る とさすがに観光客は少ない。リフトで突入した小雨はこの辺りではやんで周囲を白いガスが取り囲んでいて不帰の峰々は何処にあるのか視界が効か ないので見当もつかない。13:00には唐松頂上山荘小屋に到着。登山客が押し寄せて受付が混雑。そのさなか、今年から食堂がある本館に泊ま るには800円/1人の追加料金が必要と知らされる。移動の不便を考えると止む無く追加料金を支払い本館に宿を取る。少し商売気が多すぎると 思う。部屋で荷物を解いていたころガスが取れて唐松岳が顔を出した。急いで軽装でピークハントに出る。ガスが取れた頂上から遠く立山・劔、五 竜が見え隠れした。日差しが届く頂上でのんびり談笑していたが山荘に戻るころにはまたガスが掛り、唐松岳の頂上が隠れた。早い夕食のあと明日 の天気を気にかけながら床に就く。
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  八方池山荘                         唐松岳頂上山荘
 8月14日(月)
  今回山行のメインルートの一つ牛首痩せ尾根を下る。山荘を出た7時頃は遠く立山まで見通しが利いていた。風も穏やかで絶好の山行日より。 牛首の取り付きから鎖が張り巡らされていた。今回の山行に備え金毘羅で岩稜トレを行ったがその成果が問われる時が来た。しかし、山下先頭で鎖 を頼りに痩せ尾根をスローペースで降りていったが後がついてこない。金毘羅とは違って高度差の有る痩せ尾根で手元は鎖をしっかり握っているが 足が一歩前に(下に)なかなか下ろすことが出来ないようだ。少しずつ前後に渋滞が発生していたがそれぞれお許しを得て、慌てず、騒がず、宥め すかしながら一歩下におろす位置を指示して着実に降りてもらった。お蔭で事故は無かったが痩せ尾根を降りるのに1時間ばかり費やした。痩せ尾 根を降りてハイマツ帯を抜け、白岳の斜面をトラバース気味に登り詰めたころ正面の五竜は濃いガスに覆われて視界が効かない状態。一度、五竜山 荘に荷物を解いて様子を見る。2時、3時になっても濃いガスは濃くなることはあるが消えることは無かった。止む無く、今日のアタックは断念し て、明日の早朝アタックをかけることにした。3 唐松岳山頂
8月15日(火)
   山行最終日。昨日積み残した五竜岳登頂を今日の天気にかける。
 朝食が早いので4時に起床、6時出発時、五竜にガスが掛り視界が悪ければ登頂を断念、下山にかかる事で全員の了承を取り付ける。予定通り6 時に山荘の外に出ると五竜の輪郭もわからないほどガスが掛り登頂を断念する。白岳を登りはじめて恨めしそうに振り返ると何とガスが取れて五竜 の全貌が現れた。西の空もガスが取れて遠くの山並みが見えたので引き返し五竜へのアタックを決め五竜に向かう。取りつきからトラバース気味の 道を登り詰め五竜稜線のP2658m付近まで来るとガスが沸いてきた。すれ違う登山者から「立山・劔が一望に見えましたよ・・・」と声をかけ られ一人歯ぎしりを噛む。P2658mを過ぎて鎖が出てきたが昨日の様な腰が引けた歩きは見られなかった。経験と恐ろしいもので一夜にして成 長させた。スイスイと後ろから鎖の壁や痩せた壁を乗り越えてきた。
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    五竜山荘                        五竜岳山頂
ガスで白く覆われた五竜岳山頂に着くも眺望が利かないので登頂した気分になれない。それでも登頂記念の写真を取ってひと息ついたところ駒井さ んがやおら腰をおろしてエアリアを広げ始めた。しかし、ガスが濃くなって下山路が濡れると少し厄介になるので頃を見計らって「今から下山する よ・・・・」と声をかけたら「え・・・・・もう降りるんですか・・・」と𠮟られました。でも頂上で停滞するリスクを考えると出来るだけ早く 降り方が賢明と判断し後ろ指を指されながらも下山に着きました。下山路も鎖場や痩せ尾根をスムーズに降りてきたことに驚きで一杯でした。五竜 山荘に降りて一息ついてようやく遠見尾根への下山を始めたが白岳下山路から鎖と岩場が現れ時間を取られる。五竜で成長したと思っていたがやは りどこかで成長が止まっていたようです。鎖と岩場を過ぎて大遠見山、中遠見山への短いが急峻な登りに足を取られ小遠見まで来ると疲労困憊ぎ み。小遠見を過ぎて五竜スキー場を見下ろせる広場付近で眼前に見覚えのある黄色い登山帽を見つけもしやと思い「高岩君・・・」 と声をかけた ら「ウォ・・・・山下さん・・・」とこだまが帰って来たので一同ビックリ。不帰組・7人と偶然遭遇した。お互いにこの3日間をたたえ合い下山 路を降りて地蔵の頭で記念写真に納まりテレキャビンでエスカルプラザまで降りた。ここで不帰組・7人と別れて唐松組は十郎の湯で汗を流し一路 京都に車を走らせ、夜の22時頃、京都に到着。パーティは解散した。
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             五竜岳班、不帰のキレット班合同でパチリ
 


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