白馬鑓温泉〜不帰の剣 | 頑張り |
【日 時】 | 8月12日(土)〜15日(火) |
【天 候】 | 8/13(曇り 8/15 (曇りのち雨のち曇り) |
【参加者】 | 男性4名 女性3名 |
【コース】 |
8月12日 四条大宮12:00=遠見尾根P(1台デポ)=猿倉P泊 |
8/13(曇り) 猿倉を出発。今回、男性陣はテン ト泊、女性陣は小屋泊まりです。男性陣のザックは重そうです。少し歩くと白馬岳と鑓温泉の分岐にでます。ここからは樹林帯で見晴らし もなくガスっているので山も見えません。ひたすら登るだけです。でも風は雪渓を渡ってくるからかひんやりとして涼しいです。今年は雪 が多くて、槍温泉まで雪渓を3回渡りました。念の為、軽アイゼンを持って行き ましたが使いませんでした。初めは天狗荘まで行く計画でしたが天狗荘が改装の為、営業していないので鑓温泉に泊まります。今日は余裕 ですが、その分明日からが大変です。温泉に浸かってゆったりとしました。 テ ント組も一緒に小屋で晩御飯を食べました。 8/14(曇り時々晴れ) 鑓温泉から稜線まで3時間程ですが、きつい登りです。初めは雪解けの水で濡れ た岩場で鎖場のあり、滑らないように気を使います。それから一帯は大きなお花畑です。ガスが晴れると白馬鑓や杓子岳を見ることができ ます。花や景色に励まされてやっと、稜線にでました。 天 狗小屋前の雪渓を横切って小屋に着きました。槍温泉の朝ご飯をお弁当にしてもらったのですが、お弁当を開けたとたん全員が直ぐに蓋を 閉めました。ご飯の上全体に魚の蒲焼が載っていて、ドロとした濃いタレと生臭さが受け付けません。勇気のある男性陣が食べてました が、2度と食べたくないそうです。1100円 も払って、重たい荷物になるし腐って匂ったら嫌だなと思い乍らザックの一番底につっこみました。小屋から稜線を少し歩くと天狗の大下 りです。ここから不帰の剣が始まります。長い鎖を下り、トラバースをして又、長い鎖を下ります。標高差350m の落下です。こんなに下らなくてもと思う頃にコルに着きました。どーんと大きな壁があります。どう登るのかと思える岩の壁ですが目の 前に来ると道は付いているものです。登ったり、降りたり、又登ったりと気の抜けない岩場や空中散歩のような鉄梯子を渡って二峰に着きました。先に唐松山荘に 泊まっていた山下班が唐松小屋のテント場の写真をメールで送ってくれましたが、凄いテント場です。平らな所が少なく,2〜3張り位。その分、ジグザグに延々と下に降ります。テント組の高岩さん、今井さんにテ ン場を確保するために先に行ってもらいました。順調に進んで来ましたがテン場確保には大分遅くなってしまいました。高岩さんたちに遅 れて小屋に着き、テントを張っている高岩さん達を見て絶句。一番下の雪渓の手前で張っていました。天狗の大下りくらい下です。山本さ んは思わず小屋に泊まると言いだしました。唐松小屋では食事の提供がありません。水もトイレも上に上らないといけないそうです。テン トは大変です。小屋は個室のキャンセルが有ったのでゆったりと、広々と寝ることができました。(個室料金、16000円 増、一人当たり4000円増し) 今 日は緊張と長時間の行動のため皆、疲れている様に思えます。明日は早朝4時か ら出発してもっと長時間の行動の予定でした。今日の感じから明日の予定を考えないと、と皆に集まってもらって五竜岳を登るのを中止す ることに決めました。 8/15 (曇りのち雨のち曇り) 唐 松小屋から直ぐに牛首という岩場が続きます。アップダウンはあまりありませんが鎖場続きです。昨日、不帰を通って来たのであまり緊張 せずに、でも油断大敵、慎重に進みます。大黒岳を過ぎると白岳の登りです。これが、なかなかしんどいものです。白岳からすぐ下に五竜 小屋が見え、その奥に五竜岳がそびえていますが、今回は五竜岳を見ながら下山します。遠見尾根に鎖場が有ってのかと思いながら鎖場を2〜箇所(いずれも鎖は使いませんでした)を通過して、西遠見、大遠見、小遠見、と越 えて休憩しているとあれ!見慣れた顔が、やぁやぁと山下班がやって来ます。よく考えたら一つも集合写真を撮っててないので地蔵の頭で 全員で写真を撮り、一路テレキャビンの乗り場に、高岩さん、小林さんに猿倉まで車を取りに行ってもらい、帰りの運転とお疲れなのに有 難うございました。最初の計画では猿倉〜天狗荘泊〜 不 帰の剣〜唐松岳〜五竜荘泊〜五竜岳〜遠見尾根〜テレキャビン=京都でしたが、天狗荘が営業していないため、最終日が一杯になりまし た。早朝出発したら間に合うと思いましたが無理をせずに下山しました。 村田
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