葛 城 古 道 |
ゆっくり例会 |
【日時】 | 2017年9月24日(日) |
【天候等】 | 晴れ |
【参加者】 | 男性 4名 女性 8名 計 12名 |
【コースタイム】 |
大和八木 9:15(バス)10:04 風の森 10:25 --- 高鴨神社10:40 – 高天彦神社 12:15(昼食)12:47 橋本院 13:10(コーヒータイム)13:50 --- 一言主神社 15:35 ---猿目橋 16:40 (タクシー)近鉄御所 17:00 |
【報告と感
想】
彼岸花の季節、御所駅からの混雑を考えて八木駅始発の特急新宮行きのバスに乗った。殆どの人が風の森で下車。ここは峠で金剛山からの風が吹 きぬける。 風の森、いいひびきです。さっそく彼岸花のお出迎えです。 京の着倒れ、大阪の食い倒れ、神戸の履き倒れ、そしてここ奈良は建て倒れというそうです。角が丸くなっている壁や黒壁の特徴ある建物を見な がら歩きます。20分程で豪族鴨氏の氏神、高鴨神社です。全国の鴨社の総社で京都の上賀茂神社も下鴨神社もここが元宮だそうです。サクラソウ でも有名で、現存している殆どの品種が保存、栽培されているそうです。お花の季節にまた訪れたいですね。 今回唯一の山登りで高天彦神社を目指したのですが、分岐を見落とし県道を進んでしまったため引き返し、結局参道を行くことに。10分程で前 方が開け、畦道を歩き神社の駐車場脇の東屋でお昼としました。 大きな杉の並木を抜けると葛城氏の高天彦神社です。左手は金剛山の登山口ですが通行止めとなっていました。このあたりは標高480m、しか し数件の民家もあります。田畑を抜けていくと高天原です。高天原といえば天孫降臨、九州の高千穂の峰へ下る所。ここから九州へ・・・?まあこ のあたり、神話の故郷ですから。 その東にある橋本院のお庭で(道を間違わなければここでお昼にする予定でした)のんびり、ゆったり、おしゃべりのコーヒータイム。 上がった分だけ山道を下ります。県道に出てユニークな極楽寺の鐘楼門を見て、県道から離れ柿畑の中を下って行きます。食べたいところですが 少し早かった、残念。道沿いには萩、芙蓉、酔芙蓉、彼岸花、その先にはエンゼルトランペット。名柄の町に入ると古い家並みが続き、重文の中村 邸は代官屋敷だったそうです。水越峠から下ってきたあたり、南北の高野街道との交差点で発展してきたところです。歩いていても飽きません。 更に北へ、突き当たり一言主神社の鳥居を西へと行き県道をくぐると沢山の車、人。両側の田畑の土手にはびっしりと彼岸花。みなさんよくご存 知で彼岸花目当てに訪れます。一言主神社はひとことだけ願い事を聞いてくれるそうです。古事記、日本書紀には一言主の神と雄略天皇が争ったこ とだ出てきますが上下が反するよう書かれています。境内には大きなイチョウの木があって、気根が垂れたようになった不思議な姿が見られます。 神社から北へ行くと畦道の先、杉木立の前に石碑が立っています。「綏靖天皇葛城高丘宮跡」第2代目天皇の伝承地です。更に行き東屋の休憩地 のあたりを過ぎると眼下に奈良盆地、大和三山が見渡せる絶好のポイントです。 九品寺まできました。千体石仏群を見て田畑の中を行くと大きな自然石に刻まれた六地蔵があります。猿目橋で葛城ロープウェイからのバスに乗 ろうと思ったのですがバスは無。考えてみれば道を間違え、休憩に時間をとりすぎ、のんびりしすぎていたのです。ここから御所駅までは結構あり ます。結局タクシーを呼びました。 一日中はじめから終わりまで彼岸花が楽しませてくれました。のんびり、ゆったり、時にはこんなハイキングもいいですね。 ( 記 / I . H ) <風の森 彼岸花が出迎えてくれます> <一言主神社の 気根が垂れたような大 きなイチョウの木> <土手にびっしりと咲き誇る 彼岸花> |
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