秋合宿 上毛三山 山行報告 |
普通 |
【日 時】 | 11月3日(祝・金)〜5日(日) |
【天 候】 | 3日:晴れ、4日:曇りのち夕方より小雨、5日:朝方曇りのち晴れ |
【参加者】 | 女性9名、男性5名、合計14名 |
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【コース】 | コースタイム 3日(祝・金) 7:30東本願寺前出発‐8:00名神東IC〜13:00中央道伊那IC -国道19号‐14:00長野道・塩尻IC〜上越道・関越道〜16:00 関越道・渋川伊香保IC‐榛名湖畔・16:50旅館高原 4日(土) 7:00旅館高原発‐剣道33号‐8:00妙義神社前・道の駅駐車場 道の駅駐車場にて1班頂上縦走チームと2班中間道コースに別れる。 〇1班(頂上縦走コース)妙義山のコースタイム 駐車場8:00〜神社8:10〜大の字9:00〜辻9:24〜見晴10:15〜ビビリ岩 (2mの直立の鎖)・玉石(3連鎖、4連30mの鎖)〜大覗き10:50(10m 2本の鎖)キレット・(30m鎖)天狗岳12:05〜顔面岩〜相馬岳12:30〜 国民宿舎分岐12:58〜30mの鎖・ザレ場〜バラ尾根小ピーク13:11〜堀切 13:34〜中道出合い15:00〜東屋15:14〜大人場15:29〜金鶏橋15:40 〇2班(中間道コース) 中之岳神社8:35〜轟岩8:55〜中之岳神社9:20〜第四石門10:00〜石門巡り 入口10:55〜第三石門11:15〜第四石門11:15〜11:35〜大砲岩12:00〜あず まや13:10〜13:20〜一本杉分岐13:50(班分け) ・・・金鶏橋(3名)14:00 ・・・一本杉(5名)14:30 15:40金鶏橋にて1班、2班合流〜18:00旅館高原着 5日(日) 7:15旅館高原発〜8:47赤城山系・地蔵山登山口−標高1510・休憩−9:30 地蔵山頂上(標高1650)9:50―10:45大沼湖畔・赤城青少年の家着〜関越道・ 沼田IC〜北陸道・長岡〜 富山〜敦賀〜名神・米原〜京都東〜20:40京都 駅前着 |
【山行報告】 記:Y・T 11月3日(祝・金) 7時30分東本願寺前を出発。事前のナビ予測では渋川伊香保ICには遅くとも14時は到着 すると考えていたがいきなり連休初日、名神高速に「乗るまでに大渋滞にはまりノロノロ 運転、高速に入っても名神・一宮付近で、中央高速・恵那SA手前でノロノロ、とどめは 伊北IC手前で停滞に巻き込まれ1時間余りロス。極めは渋川伊香保IC手前で渋滞に掴 まり伊香保温泉街に入って大渋滞。本日計画していた掃部ヶ岳山行は中止。榛名湖畔旅館 高原には17時前に到着とンバス酔い寸前で旅館に駆け込む。 11月4日(土) 6時30分、旅館高原を出発。一路県道33号線をひたすら妙義山に向けて走りだす。 妙義神社前大駐車場に着くと頂上コースチームと中間道コースチームに分かれてそれぞれ 山行に向かった。 頂上コース 白雲台登山口から登り始めて沢を渡るとその後7mの鎖が垂れ下がり登り切ると辻に出て左 に折れると「大の字」が設置されている小ピークがある。しかし辻を右に取り相馬岳を目指 す。小さな祠が現れ鎖2段・15mがほぼ垂直に垂れ下がり「困難ならここから引き返す」と 書かれている。その名の通りここが最初の関所。鎖を登り切ると尾根筋が段々急峻となり 木々が消えて岩肌がむき出しになる壁が続く。ここは鎖が無くホールドも浅く足元も不安定 なのでゆっくり登る。岩肌の一角を占める「見晴」台に着くとその名の通り絶景が待ち受け ていた。ここから岩壁に垂直2m・3連鎖、通称「ビビリ岩」、「玉石」、「背ビレ岩」と 足元が切れ落ちた高度感を実感する岩稜上の鎖を通過する。ここから簡易ハーネスに止めて いたカラビナを鎖に掛けて登って行った。その後、滑り台状鎖10m2本と30m鎖を通過。 やっとの思いで天狗岩に到着。しかし、何処が天狗岩かが判らない岩でした。この後、相馬 岳まで鎖が消えて尾根筋を歩くがところどころで手元足元が不安定な岩壁にあたり時間をか けてクリアしていく中でルートは右矢印で書かれているのに左が切れ落ちた短い尾根に瘤石 が階段上になっている所がありそこを登ると言い出す一幕があり冷や冷やドキドキの縦走で した。エアリアには危険と書かれている辺りではと思います。 白雲山手前のコルで行動食 を取り本日、表妙義最高点の相馬岳・1040mを目指す。 相馬岳は最高点だけに最後の登りは急登で、青息吐息で登り切るとそこにお隣の「乙訓山の 会」のメンバー3人が立っていました。乙訓のメンバーは私たちとは逆コースの中之嶽神社 から出発して相馬岳まで来たそうです。偶然とはいえ遠く離れた妙義山の山中で京都労山の メンバーに合うとはなんと奇遇な出来事。暫く歓談しお互い記念写真を取り合い別れを惜し んで私たちは下山地点の堀切に向かった。相馬岳からザレ場・鎖30mを降りて茨尾根(バ ラ尾根)に降りる。妙義山マップには下り切った所の尾根と書かれていたのでかなり下降す ると思いきや950m前後の小さなピークを昇り降り、それも岩肌がむき出しで不安定な岩や 根っこを掴みながらの尾根歩き。左右が切れ落ちた高度感のある痩せ尾根を登ったり降りた りを何度も繰り返し堀切はまだかと段々不安になりそのうち道間違いをしているのではと何 度も携帯マップを確認。縦走看板は「金洞山」を示し堀切を通り過ぎたのではと何度も立ち 止まったが漸く歩くと「堀切」の看板が目に入りパーティ一同一安心。やっとの思いで堀切 に到着、今度は間違いなしに下山ルートを降りる。堀切入口(黒滝)までは見事な紅葉に目 を楽しませてくれた。 堀切入口(黒滝)は中間道にあたりここを左に取り東屋を目指す。九十九折を降りて東屋に 到着。ここを右に折れて大人場に向かう。降りる所に「危険」と書かれていたが実際は多少 滑りやすいが歩きやすい尾根筋でした。大人場まで来ると待ち合わせの金鶏橋まであと僅 か。バラ尾根歩きの疲労感がドット出てきたところで山下号のバスを発見、仲間からの迎え の拍手を聞いてホット安堵のひと息をつき、無事下山することが出来た。 今回の山行は簡易ハーネスを活用できた収穫と岩場歩きのトレーニング不足をいまさらなが 痛感した山行になりました。 11月5日(日) 7時15分、女性チーム9人が榛名富士山行から帰るのを待って赤城山に向かって出発。二夜 歓待していただいた旅館高原の皆さんとお別れ。赤城山系に近づくにつれて木立が揺れて 風が吹き荒れていることが垣間見間れた。予定の1400m地点の地蔵岳登山口駐車場に 着くとほほに刺さる冷たいが風が吹き荒れダウンとカッパを着こんで暴風・耐寒対策を整え て地蔵岳にチャレンジ。登山道はしっかり整備されていたが気温が低く風も吹き荒れて足が 思う様に動かない。頂上まで残り800mの標識を目に焼き付けて最後の急登に挑む。頂上 付近やってくると白い帯状の今年初の霜柱を発見。冬到来です。100名山・地蔵岳頂上は 広い台地のようで大阪・生駒山のようにテレビ塔が立ち並んでいた。向かいには赤城山系最 高穂の黒檜山が垣間見え頂上は薄っすらと冠雪。 記念撮影を取り終えて一路、大沼湖畔赤城少年自然の家に向かって下山。 麓で待機していただいた山下号に全員戻り無事安全登山が遂行されたことに感謝。 大沼湖畔を通って関越道・沼田ICから高速に入り関越道・北陸道と日本海周りで帰京。 往路の様な大渋滞に巻き込まれる事なく2泊三日の秋合宿が終了。 表妙義中間道 記:T・M 【参加者】女性6名、男性2名、合計8名 【コースタイム】 中之岳神社8:35・・・轟岩8:55・・・中之岳神社9:20・・・第四石門10:00・・・石門巡り入口10:55・・・ 第三石門11:15・・・第四石門11:15〜11:35・・・大砲岩12:00・・・あずまや13:10〜13:20・・・一本 杉分岐13:50(班分け)・・・金鶏橋(3名)14:00 ・・・・一本杉(5名)14:30 【山行報告】 金鶏橋でバスを降りる予定が、通り過ぎてしまい、中之岳神社に到着。急な石段を上がり、 轟岩に向かう。鎖と幅の広い鉄梯子で岩を登っていく。轟岩からは眼下に駐車場の車が小さ く見える。神社の石段上に戻り、40分ほど歩くと、多くの人達が休憩している広場に到着。 東屋が有り、第四石門がドーンと控えている。「大きいね」。「すごいなあ」。「京都では 見られん景色やねえ」と、石門を見上げる。 ここから石門巡りを始めるが、逆向きに回ってしまい、長い鎖が2本垂らしてある“つるべ さがり”を鎖1本独占して登ってしまう。横向きになってやっと通れる“たてばり”で、「 先に通して下さいと無理矢理すれ違う。やって来る人達に待ってもらい“かにの横ばい”を 通過する。混雑を作っているのは自分達とは気付かず、大きな顔をして通してもらう。第一 石門を通過し、石門巡り入口に到着。「えっ?」、逆に回ったことにやっと気付く。第三石 門をピストンして、元の第四石門前の広場に戻る。昼食を取り、第四石門をくぐって、大砲 岩に向かう。「先に、すれ違いましたね」と二、三の方から声を掛けられる。「逆回りだと は気付かずにすみません」と謝るも、ついつい笑ってしまう。知らないって強いなあ。 大砲岩へ向かうも、ここも大混雑。4人は鎖で下がって行き、後の4人は上で待つことにする。 『先日ここで死亡事故有り・・・』の貼り紙を見ていると、「ワア―!!」っという大声がした。 「誰か落ちはったの?!」と叫び声を聞いた者が縮み上がった。後で聞くと、鎖場で待って いるのが長く、若者が「寒い〜!」と叫んだとか。なんとも人騒がせなことだ。 岩の下の道を通り、鉄階段で岩稜を下っていく。紅葉、黄葉、それを緑の葉が引き立て、実 にきれい。妙義神社分岐にある東屋で休憩し、落ち葉がいっぱいの道を下る。木の根やコロ コロ石が落ち葉に隠れているので要注意。大人場(オニンバ)で金鶏橋に下りる3人と分かれ、 5人は一本杉を目指す。登って、登って、登って、ちょっと下って一本杉に到着。いかに車 道が高いところにあるかを実感した。車道を中之岳神社の駐車場に向かって歩き出すと、「 迎えに行く」と連絡が入る。なんと嬉しいこと。 石門巡りを逆に回った皆の態度のデカさを思い出すたび笑ってしまう。 |
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