『福井今庄・鍋倉山(517m)』例会
  普通例会 
【日時】 2018年4月8日(日) 
【天候等】 雪後雨一時曇り
【参加者】  男性 1名(一般)   女性  7名(一般1 名)  計 8名(一般・・・2名)
【コースタイム】

  京都駅(7:00発)=今庄駅(9:05着)〜登山口(9:40)〜弘法寺(10:25〜35)〜
鍋倉山(11:25)〜弘法寺(12:15〜50)〜登山口(13:20)〜新羅神社(13:45)〜
今庄駅(14:50発)=京都駅(17:00着)
【報告と感想】
 今回,“山の愉しみって何だろう”って少し考えさせられる山行になりました。天気予報では西高東低型の北陸方面だけ雪が降るかもしれないと いうこと。それだと景色を眺めながら歩くことはなく,寒さに耐える必要がありそうです。前日,参加される皆さんに,「雨の確率が高いけどそれ でも参加されますか。」とお尋ねしたら,「昼からの天気回復を期待して(午後から降水確率30%),参加したいです。」と返事をくださった方 が多く,山行を実施しました。
 京都は快晴なのに近江塩津辺りから小雨になり,今庄に着くと雲の切れ間から日は差していますが,いつ降るか分からない様子です。皆で雨具, スパッツ,リュックカバーなどを装着し,登山口の八十八ヶ所観道山弘法寺の参道入口まで歩きました。斜面のイカリソウもすぼんでいました。
 石仏をいくつか通り過ぎると案の定,霰のような雪が降ってきました。弘法寺に着いた時は本格的な雪降りで,地面がどんどん白くなっていきま す。しばらくの休憩でもお寺の屋根の庇が有難かったです。村田さんと相談し,折角なので鍋倉山までは行くことにし,また引き返すことにしまし た。藤倉山からの下山道が急坂だったり昼食の場所が確保できなかったりすることが考えられたためです。
 歩き始めると雪が積もり滑りやすくなっていました。山頂までの最後の登りは急坂なので滑らないよう,声を掛け合って慎重に歩きました。タム シバの白い花がまるでぬれティッシュがぶら下がっているように哀れな姿になっていました。雪降りの中鍋倉山で急いで集合写真を撮り,すぐに引 き返しました。お昼からの天気回復があまり期待できなくなり,寒くて低体温症も心配になってきたので仕方ありません。
 昼食を再び戻ってきた弘法寺の屋根の庇の下で食べました。皆さん寒そうでしたが,それでも,「思いがけず雪道を歩けて良かった。」とか「雨 でなく雪なのでまだ助かった。」などと言ってもらい,少し安心しました。
 その後,カタクリの群落がある新羅神社に行きましたが,雨降りではカタクリは当然のことながらすぼんでいました。駅近くの蕎麦屋さんに寄る ともう4人分しかないと言われ,仕方がないので半分ずつ分けて食べました。雪解け頃のカタクリやタムシバや山桜などの花開きを期待しての山行 でしたが,悪天候のため,“愉しみな山行”にはなりませんでした。定期総会の時,大先輩の山崎さんが,「雨の時の山行経験も大事では…」と言 われていたので,今回は,楽しめなかったけどこれもいい経験になったのかなと思うことにしました。同行の皆さん本当にお疲れ様でした。          ( 記 :  Y.A  )

     1
                  <次第に雪道になる>

     2
                 <鍋倉山で集合写真>

     3
                  <弘法寺で休憩・・・雪が降り出 す>

    4
                   <すぼんでいるカタクリ>




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