『高島トレイル縦走A』   例会
 がんばり例会 
【日時】 2018年4月20日(金) 〜23日(月)
【天候等】 全日 晴れ
【参加者】 女性・・・3名  
【コースタイム】
(報 告に掲載)
【コースタイム】 1日目<水坂峠〜横谷峠  歩行距離10.7km>
 京都駅(7:21発)=近江今津駅(8:45着)〜水坂峠登山口(9:20)〜二の谷山(608m,11:20)〜P520 昼食 (11:55〜12:20)〜桜峠(13:15)〜車道歩き〜搦谷越登山口(13:50)〜行者山(586.8m,15:55)〜
 横谷峠(17:00着)(テント泊)
【報告と感想】
 タクシーが道間違いをしたため,遅れて水坂峠に到着したけど,再びトレイル縦走Aが始まりました。Aから参加した私には距離にすると 80kmのうち残り半分です。以前の高島トレイルシリーズでここを雨の中歩いたのを思い出しました。急坂を越え尾根に出るとシャクナゲの花の 道になり,天気も良くて気持ち良いルートです。タムシバやオオカメノキや山桜などの花も見られます。ブナの新芽の緑が目に鮮やかです。
 二の谷山の分岐でリュックをデポしてピークを踏みに行き,さらにその奥のP611も踏んでから戻りました。ゆっくり歩き,休憩もたっぷり とったので桜峠には4時間ほどかかりました。ここからは車道歩きでしばらくすると搦谷越登山口に着きます。少しきつい斜面を登って行くと,イ ワカガミやイワウチワの花の群生地になり行者山の分岐にたどり着きました。
 分岐から5分ほどで行者山の山頂に着き,三角点にタッチしましたが,展望は全くなかったです。ここから広い尾根道をどんどん下って行く と,1時間ほどで今日テント泊する横谷峠に到着しました。
 横谷峠には水場があるというので,林道を上ったり下ったりしていると滝が見え,水が豊富で一安心しました。私は久し振りに重い荷物を担いで 歩いたためか,腰が痛く足が棒のようになっていて,水場に降りるのをためらっていると,さすがベテランのMさんとNさんが水汲みに降りてくれ ました。林道の広くなっている所にテントを張り,汲んできた水をずっと沸かしながら夕食を食べて,8時頃眠りにつきました。
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          <水坂峠から二の谷山への登り口>        <シャクナゲの花の道>

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      <ブナ林の中を歩く>             <行者山 へは5分   分岐で休憩>

【コースタイム】 2日目<横谷峠〜根来坂峠  歩行距離 14.6km>
 横谷峠(6:25発)〜池原山分岐(8:00)〜駒ヶ岳南尾根〜駒ヶ越(9:15)〜駒ヶ岳(780m,9:35)〜駒ヶ  岳西尾根〜与 助谷山(720m,10:45)〜桜谷山(824.5m,昼食11:42〜12:05)〜木地山峠・水場
 (12:30〜13:10)〜百里ヶ岳(931.3m,14:50〜15:00)〜根来坂峠(16:17着)(テント泊)
【報告と感想】
 朝4時半頃に起きて,ゆっくり朝食を食べ,テントをしまってから出発しました。1日目もそうでしたが最初の取り付きの登りは急坂です。稜線 に乗るまで息が切れました。ブナ原生林の道が続いている駒ヶ岳南尾根を歩き,やっと駒ヶ岳に着きました。頂上にはケルンのような小さな山があ り,展望も良くて気持ち良いです。三十三間山や三重嶽や若狭の山々が見えました。日本海はかすんでいてあまり分かりませんでした。
 さらに歩いて行くと与助谷に着きました。まだ誰にも山中で出会いません。桜谷山に着く頃に初めて4人のパーティーに出会いました。きっと木 地山峠から登ってきた人達だと思いました。木地山峠に12時半頃着き,水場を探しました。私は以前の高島トレイルでここからふもとの村へ下り たことがあり水場があることは知っていましたが,どれぐらい下るのか確信は持てませんでした。少し下ると沢を見つけ,水をたっぷり汲みまし た。
 一人4ℓずつの水を背負って,今日泊まる根来坂峠までの4.5kmを歩きました。結構足にこたえ,靴擦れなんかもできてしまいました。で も,前回のトレイルで行けなかった百里ヶ岳を踏むことができて嬉しかったです。やっと根来坂峠に着き,テントを張りました。ここはお地蔵さん を祀ってあり,小浜からの舗装された林道がすぐ下に見えます。夕食をすませてから早目に眠りにつきました。

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         <駒ヶ岳の山頂で>                 <木地山峠の水場>
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      <百里ヶ岳の頂上で>                 <根来坂峠で日の出を見る>                
【コースタイム】 3日目<根来坂峠〜地蔵峠  歩行距離8.3km>
 根来坂峠(6:15発)〜おにゅう峠(6:40)〜P803(9:00)〜ナベクボ峠(10:15)〜三国峠(775.9m,昼食  11:17〜11:45)〜地蔵峠の上・水場(13:30〜14:10)〜地蔵峠(14:30着)(テント泊)
【報告と感想】
 朝5時頃,昨日登った百里ヶ岳の方に真っ赤な日の出が見られました。3日目もよいお天気に恵まれました。ところが,私は靴が少し合わず小指 や踵が痛くなっています。Nさんはくるぶしの所が痛くてテーピングをしています。リーダーのMさんにゆっくり歩いてもらうことにしました。
 少し行くとおにゅう峠で,ここにもお地蔵様が祀られていました。ずっと県境尾根の登山道を歩き,オクスゲノ池を越え,P803を越えて行く につれ足がつらくなってきました。新緑のブナ林の尾根道になぐさめられます。ナベクボ(orクチクボ)峠を越えるとやっと三国峠に着きまし た。ここは,福井,滋賀,京都の三国のまさしく県境の接点です。ここで昼食タイムを長めにとりゆっくり休憩しました。
 計画では今日はカベヨシまで行くことになっていましたが,手前の地蔵峠まで行き,テント泊するように変わりました。この辺りから黄色いテー プはほとんどなく,GPSを頼りに歩いて行きました。地蔵峠の上の方で荷物をデポして私とMさんとで下の川まで水を汲みに下りました。Nさん が地蔵峠まで下りると芦生の森滋賀入口の奥に水場があると言ってくれたのですが,そこに入れるかどうか不安なので,地図に載っている川まで行 きました。下の川は結構広くて,由良川の源流です。
 地蔵峠でテントを張って休んでいると,男性1人が来て自分もここでテント泊すると言いました。この人は水坂峠からまだ2泊目で明日で終わり だと言ってました。食料もだんだん少なくなってきて,今日も早めに眠りにつき明日に備えました。

【コースタイム】 4日目<地蔵峠〜桑原橋  歩行距離8km>
 地蔵峠(6:20発)〜カベヨシ(8:05)〜岩谷峠(9:27)〜三国岳(959m,11:05〜11:20)〜ブナ巨木横(昼  食,11:25〜11:40)〜登山口(13:00着))〜桑原橋BS(13:25着)(高島市営バス乗車13:49発)=朽木学 校前=て んくう温泉=安曇川駅=京都駅
【報告と感想】
 地蔵峠のテント泊では,夜中に鹿の鳴き声を聞きました。風が少し吹いていましたが天気は良いです。いつものように6時過ぎに出発し,カベヨ シ818を過ぎる頃杉の巨木が何本も見られました。シャクナゲの花の道もあり疲れた心身を癒してくれました。
 やっと岩谷峠に来ると目の前に三国岳と思われる山が見えます。ここから尾根上のいくつかのピークを越えて,ようやく三国岳の手前まで来まし た。大きなブナの巨木が倒れています。荷物をデポして三国岳に登りに行きました。ここが高島トレイル終点です。写真を撮ってもとの分岐に戻り 昼食をとりました。
 Mさんの計画では,丹波越経由で桑原BSに下ることになっていましたが,GPSでは手前のルートを読み込んでいたのでそこを下りて行きまし た。時間的には少し早く下りられたようで,BSには13時25分に着きました。バスの時間に十分間に合うことができました。220円の高島市 営バスに乗って朽木学校前まで無事着くことができました。その後,ゆっくりてんくう温泉に入り,食事,ビールでお腹を満たしました。帰りは江 若バスに乗り,安曇川駅まで行って京都に戻ってきました。  ( 記 : Y.A )
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                <杉の巨木がいくつもある登山道>

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                <最後の三国岳での集合写真>








 


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