<山行報告>
『六甲全縦3分割A
        鵯越〜記念碑台
        (掬星台で中止)』例会
 普通
【日 時】 2018年6月10日(日)
【天 候】 曇りのち雨
【参加者】 男性3名
 

 

【コース】 鵯越駅出発(9:02)〜鈴蘭台下水処理場(9:20)〜菊水山(10:07)〜
鍋蓋山(11:10)〜昼食(11:10〜11:30)〜大龍寺山門前(12:00)〜
市ヶ原分岐(12:15)〜稲妻坂起点(13:05)〜学校林道出会い(13:15)〜
摩耶山(14:20)〜掬星台(14:26着:強まる風雨により以後中止)
※摩耶ロープウェイ(14:40発)にて下山
【報告と感想】
                                                   記:M/K
神戸地方気象台より「9時以降から雨、台風5号が梅雨前線を刺激しているため突風、雷の可能性
もある。」という情報を得ていたが、今回のコースには何か所もエスケープルートがあり、ゴール
の記念碑台を目指して行けるだけ行くこととした。
鵯越駅を9時の定刻に出発し、鈴蘭台下水処理場を目指して平坦なハイキングコースを歩く。気温
も湿度も高くなく、快調に歩を進める。下水処理場入口から石井ダムを望む橋を通過するまでは緩
やかな登りで、路傍にアジサイの花が咲いている。橋を通過後から次第に勾配が上がり、六甲全縦
最初の難所、菊水山が近付いているのを実感する。
菊水山登山口からは約30分間、ひたすら「ゴムの階段」の数を数えながら頂上を目指す。何度か
視界が開け、すぐ右手下には菊水ゴルフクラブ場、遠目に神戸の町並み、神戸港が広がり、ひんや
りとした風とともに疲れを癒してくれる。体の水分をしっかりと搾り取ってもらって、10時頃に
頂上(458.8m)に到着する。広い頂上はハイカーの休憩場所として整備されており、展望台や東屋、
何か所かのベンチも用意されている。休憩中の方に集合写真を撮ってもらい、5分間の休憩を取る。菊水山頂へは、全縦コースとは別に神戸電鉄鈴 蘭台駅から平坦な道を辿って30分余りで行くことができるため、何組かのさわやかな顔つきのハイカーに出会う。
せっかく登った菊水山だが次の鍋蓋山を目指して、有馬街道をまたぐ天王吊橋に向けて急な道を下
山する。
天王吊橋からは、鍋蓋山頂まで約40分の急登が続く。下山で膝が笑いそうになった後、今度は登
りで足が攣りそうになる。
立ち休憩を何度か挟み、涼しい風と時折見える神戸の町並みに励まされて、菊水山頂出発から1時
間後の11時過ぎに鍋蓋山(486.2m)の頂上に到着する。早朝起床の空腹と、体力回復を図るため少
々早いが、11時30分までの約20分の昼食休憩を取る。ここまで来れば次の大龍寺山門前、そ
して新神戸駅へのエスケープルートの分岐となる市ヶ原までは、これまでと違って「楽々コース」
のため、俄然、元気が湧いてくる。雨も全く降らず、「これなら市ヶ原を越えて、第二の難所の摩
耶山までは行けるのではないか。」と期待する。
鍋蓋山頂を出発後は快調に歩を進め、30分後の正午に大龍寺山門前に到着し、記念写真を撮って、次の市ヶ谷を目指す。15分後に市ヶ原に到着 する。
まだ、雨は一滴も降らず、下りの最中に体力も回復しており、また、当初計画より30分も早く行
動できているため、第二の難所の「稲妻坂」、「天狗道」を経て、次の「摩耶山」まで目指すこと
にする。
12時25分に出発してから30分後、雲が下がって来ているのが分かる。
道の周囲には木が生い茂り、視界は良くない。稲妻坂に入った午後1時過ぎ頃から木々の間から
「遂に」小雨が降って来る。
登山路は木々に囲まれているため、風を受けることはなく、また、花崗岩質で水はけが良いため、
少々の雨では滑ることもない。およそ30分後、学校林道出会いの辺りまで来ると雨は殆ど降らな
くなっている。
しかし、雲は厚く垂れ込み、天気が回復する見込みはない。さらに学校林道出会いからの「天狗道」
は、登りと下りが繰り返され、汗と時折の小雨で体が暑くなったり冷えたりで、次第に歩くペース
が遅くなってくる。天狗道に入った時点で40分近くあった「貯金」が、半分近くに減っていた。
天狗道を歩行中に「摩耶山を本日の終点」として、ロープウェイ・ケーブルカーで下山することを
相談した。
14時10分、摩耶山頂(698.6m)付近に着き、樹木に覆われた登山路から出ると、そこには遮るも
のがないため「強い風」が吹き捲っていた。
摩耶山頂から(目的地の)記念碑台までは、六甲ドライブウェイを中心に8キロ、歩行時間は2時
間以上あり、「この風と雨の中で継続することは無謀」と山行の終了を再確認して、当日の例会終了を役員にメールした。

【お詫び】
「六甲全山縦走3分割A」が中途半端で終わってしまったため、先に実施された「3分割@」が
「3分割B」と繋がらず、右京労山の取組みに穴を空けてしまったことに申し訳なく思います。
心からお詫び申し上げます。

   1 1

   1 1


  

   
 

 



inserted by FC2 system