登山教室 実技U
         「湖南アルプス 
                太神(599m)
                矢筈ヶ岳(562m)」 
 普通
【日 時】 2019年5月12日(日)
【天 候】  晴れ
【参加者】 右京会員15名、登山教室受講生11名、合計26名
 

 

【コース】  【コースタイム】
アルプス登山口発(9:05)〜迎不動(9:35〜9:45)〜矢筈ヶ岳分岐(10:45〜50)〜不動寺入口(11:05〜11:10)〜 太神山頂上(11:15〜11:25)〜不動寺入口(11:30〜12:10)〜矢筈ヶ岳分岐(12:25)〜矢筈ヶ岳(13:30)〜富川 道起点(14:30)〜富川道分岐(15:15)〜アルプス登山口着(15:30)
【山行報告】         

             1                                       二尊門での参加者                          

登山教室実技Uには受講生15名中13名が参加されました。
山行を支援するため、N会長、K副会長、Y運営委員長、吉野事務局長の役員を始め、多数
の会員のご参加を頂きました。
天候に恵まれたほか、路線バス、不動寺での昼食場所、太神山・矢筈ヶ岳頂上など、全てが貸切状
態でした。登山路では他の登山者に追い越され、すれ違うことなく、全く誰にも迷惑をかけず、2
6人の集団が一列になって行動することができました。下山時の岩場では足を滑らしてヒヤッとす
ることもありましたが、誰も怪我なく山行が実施できました。
山行中の、実地に即した3回の気象講義(Kさん)、複数地点での読図訓練(Y他)は、実技
教室参加者はもとより、会員にとっても有意義な内容でした。終了山行を含めてあと3回の登山教
室が開催されます。引き続き会員の皆さんのご支援を宜しくお願い致します。                   
 【報告】
アルプス登山口に到着後、K会長のご挨拶、Kさんの気象講義、運営委員より読図訓練を経て、第
一目的地の迎不動に向けて出発する。
70代から40代までの参加者のため、歩行ペースのバラつきが心配されたが、地図記載のペース
で安定して行けることが確認できる。30分で到着後、トイレ休憩を行い、次のポイントの不動橋
近くまでを目指す。
迎不動出発後、10分で不動橋近くにまで到達する。ここで舗装路を終えて、ようやく山道に入る
ことができる。

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                       太神山山頂三角点にて

往路の目的地の不動寺・太神山までの登山路は、「一本道」で道迷いの可能性は少なく、道幅が比
較的広く、十分に離合が可能で、上には木々が広がり、直射日光が遮られている。傾斜は比較的緩
やかで正に「ハイキングコース」である。平地での予想最高気温は30度と聞いており、水分補給
のため、概ね15分に一度のペースで小休憩を行う。
小休憩の機会には、Y運営委員長から「読図訓練の指示」が入る。地図読みで方向を誤った方か
ら「遭難」の声が発せられ、笑いが起こる。
不動寺到着後、境内休憩所を昼食場所と決め、ザックを置いて不動寺本堂、太神山頂上を目指す。
長い石段を経て到着した不動寺本堂は、懸崖造の重要文化財である。素晴らしい。さらに登った太
神山頂上で登頂記念撮影を行う。
不動寺境内に戻り、30分の昼食休憩を取る。食後を見計らってK副会長から当日の「雲」に関
した気象講義がある。
12時過ぎに下山を開始する。
下山路は矢筈ヶ岳分岐から矢筈ヶ岳を経由してのルートとなる。第一目的地の矢筈ヶ岳までの道は
往路と異なって細く、アップダウンが続く道である。約1時間の長い歩行は昼食後の体には少々堪
えるが、皆さん、頑張っておられる。
矢筈ヶ岳の登山口到着後、ザックを置いて空身で登頂を開始する。傾斜は次第に厳しくなり、3点
支持で歩行する場所もある。15分程で頂上に到着し、登頂記念写真を撮影する。矢筈ヶ岳頂上で
の眺望はないが、その手前に開けた場所があり、北側に岩峯の「堂山」、そして琵琶湖方面を望む
ことができる。
矢筈ヶ岳から富川道分岐までの約1時間30分は、前半の45分はただひたすら平坦な道を歩き、
富川道起点からは濡れた岩場を含む沢沿いの道を転倒しないように注意して歩くことになる。
時刻は午後2時頃、日差しも厳しく、平坦な道ばかりで歩くのに嫌気がさしてくる頃、ようやく
「富川道起点」の岩場に到着する。
岩場の幅は広く、濡れた靴底で岩に足を置くと滑りやすいため、適切なルート探しに慎重を期す。
26人が転倒することなく、乗り越えられてホッとする。
岩場を過ぎれば普通の登山路に戻るため、皆さんの歩行のピッチが上がる。
富川道分岐で10分、登山口では20分の時間が稼げ、15時30分アルプス登山口到着となる。
ここで解散とする。
解散後、3名の登山教室受講生は徒歩でJR石山駅に向かい、残りは15時55分発のJR石山駅
行きバスに乗車する。

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                          矢筈ヶ岳山頂

追記】
今回の例会で、山行中に靴底が剝がれた登山教室受講生がおられました。予想もしなかったことと
思います。Yさんがテーピングテープを、Mが結束バンド・靴紐を、N・Kがビニールテープを持ち寄って、靴をぐるぐる巻きにして対応しまし た。
ソロの山行だったらどうなったのでしょうか。

受講生感想文
K・J
右京の方から愛宕神社登山口で声を掛けていただいてから早くも2度目の山行に参加させて頂きま
した。
高校時代に少しだけ山岳部に在籍したことは或るとは言え愛宕山と大文字山以外は一人で登った事
のない私にとってまたまた貴重な経験をさせて頂きました。地図の用意から磁北線の記入までまだ
まだ至れり尽くせりの状態ですが少しずつ地図も読めるようになってきて嬉しい限りです。とは言
え、まだまだ駆け出しの身ですのでこれからも経験を積んで低山中心の日帰り山行を行ってまいり
たいと存じます。冬山登山とかはできませんがもし可能であればいずれは当山岳会に入会させて頂
き経験値を高めていきたいと考えます。



                       
                                                                                     
 

 



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